天気の子のレビュー・感想・評価
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東京が世紀末過ぎて草
やはり「君の名は」が大当たりした事でどうゆう面白さが受けるかちゃんと分かってますね
前作以上のワクワク感が詰めこめられ、既視感を覚えることもありません
さらに主人公の破天荒もよりパワーアップ、そのハチャメチャ度はドラゴンボール並みです
愛と若さで突っ走る少年と大人達とセンパイのドタバタコメディを楽しんであげて下さい
空の上の世界?キレイでしたよ、うん、キレイだった。
新海作品は死んだ
2時間ずっと幸せでした
色々と疑問が生まれる映画でした。
どうしてあそこに拳銃があったのか、そして誰の拳銃なのか?晴れ女が人柱になるのはなんで?主人公が島から出てきた理由が晴れを追いかけて来たってのは強引すぎないか?児童保護施設に行って離れ離れになる理屈が分からない、それなりの措置はしてくれるのでは?3年雨が降り続いてたら世界はもう少し退廃しているのではないか?そもそも地球の水分は循環しているのであって、雨が3年降り続くなどあり得ない、など枚挙に暇がありません。
しかし、上記の疑問は本作における映画体験を一切阻害しません。この映画を見ている間、私はずっと幸せで、まばたきをするのさえ惜しいと思いました。耳と目の感覚がすべて持っていかれる映画に出会えたのは初めての経験でした。
愛を取るか世界を取るか
構成が君の名はに似ている部分もあり、中盤までのある程度は話が読めてしまう部分はマイナスだと思う。ただ、音楽との組み合わせは前作同様いいし、主人公の苦々しい愛がとても良かった。(瀧と三葉は出さなくて良かったと思う)
君の名はであった緻密さが失われた作品
2.3/5 (0.5刻みだったので2にしましたが...)
所感としては表題の通りです。
■ 物語
物語の主軸である、「想い人と世界のどちらを取るか」という話は幾度となく扱われてきたテーマであり、私も好きです。
そして、天気という身近な物に落とし込んだのはただ感嘆するのみです。
■ 脚本・構成
各々のキャラクターが思うままに行動していく、ある種、群像劇で描くような内容が各キャラクターの考えが語られないまま帆高視点で進行していきます。
そして最後まで理解できませんでした。それだけに薄っぺらく感じてしまいました。
帆高は若さ故の愚直さで、世界を捨てて愛を選んだのかというとそうではありません。
一緒に逃げようと言った帆高は、あの時点で陽菜が人柱であることを知らない以上、あくまでも自分が帰りたくないという我儘であり、そこに愛なんてものは存在しません。
だからこそ、陽菜が年下だったと知った時の反応になるんだと思っています。
ガムシャラに愛を勝ち取った話ではなく、自分の我儘を後悔し、失った愛を取り戻そうとする話です。
しかしながら後悔の描写もあまり描かれないので、余計に理解に苦しみました。
そして、実のところ他のキャラクターの行動原理も遂に理解できませんでした。特に夏美です。
事故すれすれの運転で逃走劇を繰り広げるほどに、何か思うところがあったのでしょうか。
陽菜もなんで急に自分が犠牲になる選択をしたのでしょうか。凪を置いて。
■ 音楽
楽曲自体は恐らくよかったのだと思います。
ただ、劇伴を含めただ置いているだけに感じました。無音シーンを含めて抑揚や緩急をつけるのに寄与するはずのものが、特に前半は台詞などにお構いなく早めのテンポでただただ描かれているように感じました。
新海誠のメッセージとは
『君の名は』の次は何を作るのか
その期待でお客さんは来るでしょう
でも面白い作品を作らなくてはいけない
今の時代に何を作ればいいのか
全体的に、アクションが多めです。
新海誠の必殺技の画面の綺麗なライティングとか印象が薄い。
わざと必殺技を封印していますよね?
色んな名作のごった煮を作りたくて。
言い換えれば『平成史のアニメ映画の総括』
色んな名作のオマージュです。
「でも俺もちょっとは頑張ったから参加させてよ」って感じでカメオ出演。
もう時代は変わったんです。
そういう新海誠の覚悟さえ、ラストを観たら感じました。
しかし悲劇的な事に新海誠自身、時代が変わったと認識していると同時に、日本アニメ業界の息が長くないことも示唆しています。
これからの時代をどう生きていくのか……
物語の主人公の二人はその覚悟をします。
年金が出ないかも、首都直下型の地震が起きるかも。
今の日本は不安だらけ。
それでも……
個人的にはラストカットはブラックアウトで終わって良かったと思います。
そのぐらいハッキリ言い切ってもらって良かった。
稀有な映画体験
きっと賛否両論になるだろう。好き嫌いに分かれる作品になるだろう。要はこの映画体験に酔えるかどうかだと思う。「君の名は」は確かに絵は美しいかったけれど話にはもうひとつのれなかった。
ある「映画」を好きになる、ということは恋に落ちることと似ているように思う。恋に落ちるのに人は相手に対して足し算や引き算はしない(いつの間にか恋しているのだ。単に勘違いだったり、思い違いだったことは往々にしてあるが…)だから、ある「映画」を好きになった理由を分析するのは余り意味のない事だとは思うんだけど、まあ、やってみましょう。
やはり日本アニメは文化
世界の形を変えるほど、醜く綺麗な愛の物語。
▼今作は、天気でも雨の話でもない
始めに今作品は「天気の子」と天候をテーマに謳っている
ように見えますが全く違うように感じました。
今作は、狂気的なまでの愛の物語です。
思春期絶頂の家出少年、帆高は、東京で出会った晴れ女
陽菜に心惹かれ、彼女を求め続けます。
彼の、全てを犠牲にしてでも彼女との再会を願い
行動する様は時に利己的で、破壊的で、人によっては
嫌悪感すら抱くでしょう。
新海さんが46歳にしてぶつけた強烈すぎる純情は
チャゼル監督「セッション」の狂気を彷彿とさせるほど
強烈なものがありました。
故に、今作品は全くマス向けでなく、意見は二分されるでしょう。
それほどの思春期の号哭を、46歳にして描いた新海さんに
ほとほと驚きです。
RADのED「愛にできることはまだあるかい」にあるように
今作品はひたすら愛に焦点を絞って描かれた純粋無垢映画です。
▼前作「君の名は。」と比べて
ほぼ同じ構成方法ですが内容は全くの別物です。
今作はリア充とは真逆の泥臭さがあり
天気においても、ある種残酷に描かれています。
そしてコメディやサプライズの多さが今作の特徴の一つで
重いトーンを上手く中和していると思いますが
逆にメリハリがなく冷めてしまう展開も多々ありました。
またストーリー展開が個人的に今一つでドラマも少なく
カタルシスもあまり感じませんでした。
映像と音楽の高揚感は流石ですが前作ほどの衝撃は無かったです。
▼思春期の時間、甘さ、純粋さ
中だるみが非常に辛くて何度も俯いてしまいました。
展開にメリハリが無く、ドラマも浅く
同じような日常シーンが中盤何度も続くので心配でした。
さらに思春期の少年少女の行動には浅はかな部分が多く
故に滑稽で冷める部分が多々ありました。
(俺は、何を見せられてるんだ・・?的な)
しかしその妙にくさい空気感に思春期「らしさ」を感じ
どこか懐かしくなりました。
本田さんの声はむしろ良い意味で個性的で生々しく
作品を明るく照らしてくれる良い響きがありました。
また今作は大人VS子供のような対立構造が際立っています。
世界を犠牲にするのか、一人を犠牲にするのか。
大人と対立し、ひたすら反抗し続ける帆高は
最終的に、世界の形を変えてしまうほどの
大きな選択をするのです。
終盤にかけての帆高の形相は、利己的で滑稽に見えつつも
大人の僕に、何か忘れかけてた
純粋さを訴えかける何かがありました。
そしてキャラクターがとても生々しいです。
何も持たない思春期の子供、何かを背負った臆病な大人。
残酷なまでに対比され、お互いに感化されて変化します。
それぞれ毒があるので、受け入れられない方も多いでしょう。
今までにない汚さが混じった今作は
ディープでありつつも普遍的な作品に仕上がっています。
▼全てを吹っ飛ばす、狂気的なまでの「愛」
余りにも破壊的で純粋すぎる愛をぶつけられて
僕らはどう受け止めるのか。
気持ち悪い、恐ろしい、残酷、カッコいい、勇敢等、自分勝手等、、
新海さんが言っていた、意見が分かれる映画になるとは
こういうことだと思います。
正直僕は最初、気持ち悪さや嫌悪感を覚えましたが
次第に染み込んでいくように帆高の気持ちを思い出し
あぁ年をとったがまだ忘れてないなぁと感じました。
色々書きましたが、今作は終盤のこの一言に集約されるでしょう。
「もう一度あの人に、会いたいんだ!!!!」
異常気象なんか、晴れにしたいとかどうでもいい!
一生雨が降り続いても、陽菜に会いたい!
敷いてきた伏線を全てぶん投げるようなラストシーンは
もはや清々しいですよ!もうビックリです。
いやー本当に新海さんの純粋さを
エンタメとして擬人化したような作品です。
もっと書きたいことで溢れてますが
次は小説を読んで再び映画を見たいと思います。
是非映画館で鑑賞することをお勧めします。
家族でも友達でも、特にカップルでも
オールレンジで見れると思いますよ。
賛否あるが、観る価値はある
総じて面白かったです。
新海作品は『君の名は。』『言の葉の庭』『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』は見たことあります。今回は大衆向けとしては2作目(?)だと思いますが、より新海さんの作家性が強い作品になったと思います。
異論なく面白いと思われるのは、登場人物同士の掛け合いです。クスッと笑える会話が随所にあります。基本的に雨のシーンばかりですが、会話がうまくメリハリを作っていました。また、やはり映像が綺麗です。雨の描写ももちろんですが、個人的には花火のシーンが圧巻です。
どうしても前作『君の名は。』と比較してしまいますが、テーマや種明かしは全く別ですので、この作品独自の面白さが十分にあります。しかし、構成はどことなく『君の名は。』に似た部分を感じました。
種明かしや人物背景については、説明は少なめな印象でした。けれど、説明チックになってもいけないと思うので、これはこれでいいと思います。ただし、主人公の家出の原因はもう少し明確であっても良かったと思いました。
映画後半の主人公たちの行動は、観る人の価値観によって考え方が別れると思います。善悪で物事を判断するべきなのか、自らの「思い」に従うべきなのか。
現実に生きる中で、個人は常に周囲と関わっています。行動を一歩間違えれば、周囲に迷惑をかけることもある。そうした中で、自分を殺さなきゃいけないところを少しずつ覚えながら、大人になっていく。この映画に出てくる大人は、そうした人間として描写されています。ただし、この映画はそのような大人を否定も肯定もしません。主人公の選択についても、映画らしいラストの演出ではあるものの、手放しで称賛するわけではありません。
バカでくだらない選択と言ってしまえばそれまでですが、気高い行いと褒め称える人もいるでしょう。
その人の「生き方」や「理想」が映画の感想に反映される、巧妙に作られた作品でした。
少し気がかりだったのは、『君の名は。』『天気の子』に続く作品があるならば、その作品も同じような構成だと流石に三番煎じと言われかねないということです。ジブリや細田守作品のように、次回作では作品の「幅」をぜひ見せていただきたいです。
新海監督による手の込んだRADWIMPSのMV
ストーリーは他の方のレビューにもある通り、悪くいえば薄っぺらい、よく言えば考察のし甲斐がある、みたいな感じでしょうか……。
それより気になったのが各見せ場見せ場で流れるRADWIMPS及びRADWIMPS feat.の音楽……。
言いたいことを歌で全部語っちゃうってどうなんですかね……。それが手法だと言われればそれまでなんですが、
1回ならまだしも、何回も何回も歌歌歌……
RADWIMPSのMVかと思えば耐えられないことは無いですがちょっと食傷気味になります。
君の名は。で味を占めちゃったんかなぁ……と思いながら、監督も「もっと批判されるものを作ろう」ということなので、批判あってしかるべしなのかもしれませんが……。
声優さんたちは、メイン格にいま流行りの俳優さんたちの起用もありましたが、割とよかった気がします。特に本田翼さん、そこまで作品の雰囲気を壊すことも無く……ハマり役だったのかな?と……。
逆に私は小栗さんの演技が受け付けなくて彼が喋る度にぷつぷつと集中が切れました……。
周りの声優さん達がいいだけに、別の声優さんならな……と思わざるを得なかったのはちょっと残念だったかと……。
ストーリー★3
美術・背景作画★5
声優陣の満足度と終わった時のモヤッと感で−★1
トータル★3ぐらいかなー……と思います🙋
前作の君の名は。を真剣に見てないので比較ができないので単品での絶対評価です。悪しからずご了承ください。
新海監督の作品で一番胸に響いた作品になりました
大ヒット作の前作「君の名は」ギュッと締め付けられるものさありましたが涙するまではなりませんでしたが、この作品は自然と涙が溢れてきてしまいました
少年少女が持ち合わせる純粋さ、そこから滲み出る屈託のない笑顔にとても惹かれました そして純粋だからこそ感じる社会への理不尽さに抗う姿がとても自然に表現されていると思います (その状況下も自然な形で物語のシーンに組み込まれている)
PVの世界を変えてしまった
あぁこういう事なのか…
作品の中で観せる映像美は更にスケールアップし、使われる音楽もシーンに溶け込むように自然で作品として素晴らしい一体感を生み出してると感じました
文字だけがスクロールするエンドロールで涙したのは初めての経験でした
流れてくる音楽から作品の見せてくれ物語と結末が思い返される
偏見なく真っ直ぐ見ることが出来たらとても素敵なお話だと感じる事が出来ると思います
最後に直ぐにリピートしたくなりました。
リピートしたので加筆します
少年の頃に感じていた社会への理不尽さや
神は細部に宿る?
物語自体は、男女の関係性が大問題に直結する、いわゆる「セカイ系」です。私は、観賞後明るい気持ちで映画館を後にすることが出来ました。(公共の秩序と個人の尊重のどちらに共鳴するかで意見が分かれると思います。主人公は個人の尊重(愛情)を貫いたことにより東京の低地は水没しますが、人々はお構いなく逞しく生きているのですな。)
前半、日本では家族や組織に属さない人間が生きていくのは大変(就職、宿泊、食事等)だなと改めて感じました。このあたり「蛍の墓」を少し思い出しました。主人公と姉弟が一般のホテルに宿泊を断られ続けているシーンでは「俺ならラブホテルにトライするがなー」と思っていたら、主人公もその手を使ったのには笑いました。大きなお風呂・ベッドやカラオケのシーンに懐かしい思い出が蘇りました。
主人公が拾ったマカロフは、暴力団からの押収が多いロシア製拳銃ですね。良く調べているなと思いました。
ファンタジーと日常のリアルが上手く融合している所は、「君の名は。」と同レベルにあると思います。
ただリアル部分でよくわからなかったのが、3年雨が降り続く間に東京が徐々に水没した、という所です。(江戸時代より埋め立てで陸地が増えたものなので、海面上昇か、陸地沈降又は地盤沈下しないと水没しないでしょう?)
ファンタジーとリアルの融合においてリアル部分に?が生じるとその分作品の勢いが削がれると感じました。
風景や物の描写における光の使い方、構図、色彩は最早「新海ブランド」と呼べるもので、その美しい画を観るだけでも感動を覚えます。
アニメは高品質、ストーリーは普通
少なくとも受験生は見るな
この映画はざっくり言うと主人公たちがすすけた大人たちと運命に抵抗する物語です。
しかし、受験生には向いてません。というのも、正直大人たちの方がめちゃくちゃ間違っているようにはあまり思えない中途半端な感じで、主人公たちの方がエゴで現実逃避してわがままを言っているようにも見えるからです。というかそう見えやすいです。そう見えてしまうと、上映中は全く楽しめません。本当に楽しめません。終わったあとに振り返ってみてようやく良かったかなと思え始めました。なんなら僕は見方を変えた上でもう一回見ないと感動できません。
ただ、残念なことに現実に向き合ってる受験生がこの見方をしてしまうのは正直不可避です。そうなったら楽しめません。もういっそのことあらかじめネタバレをくらってからみる方がいいまであります。じゃないと初見は見方失敗します。もし見るなら気を付けてください。
当然受験生以外にも当てはまります。
伏線が残念
伏線を探しながら見ると悪い意味で予想を裏切られる。
大まかなストーリーはオープニングから数分で出てくる明らかな伏線のせいで予想がついてしまい、多少の差異はあれど実際その通りにストーリーの結末を迎える。
起承転結の起の時点で転が予想出来て結もその転ならこういう結だなって分かってしまう。それをひっくり返す大きな転もない。
君の名は。は起承転転転転結くらい話が展開されるから予想も出来ず見ててワクワクした。
分かりきったストーリーを楽しめる人になら面白いかも。
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