天気の子のレビュー・感想・評価
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少しモヤモヤする感じがいい
いいラストだったという人と主人公がわがままさに感情移入できなかったという人に二分しそうな映画。新海監督はこの映画を、映画への批判まで含めて1つの作品として完成させたいんじゃないかと思った。そう考えると、この映画自体が今の社会への疑問や皮肉にもなっているような気がしてくる。ともかくまた見に行きたい。
普通につまらん
女に狂った童貞主人公が自分勝手に暴走して他人にめちゃくちゃ迷惑かける話。
序盤からCMのオンパレード、どっかで聞いたようなセリフの連打、笑えないギャグシーン。
テーマは悪くないがバカな中高生が真似すると
モラルハザードがおきそうな描写多数。
脚本がねられていないせいか、興味が持続しない。
とても長く感じた。
映像は素晴らしい。ただ、それだけ。
2016-70
あとはどうにかなるさ。
16歳の頃、確かにそう思っていた。
社会人経験をある程度経て、社会の仕組みとか事情とか、人からどう見られるかとか、そんなこと気にしだして、なかなか一歩を踏み出せなくなる。
まっすぐな気持ちが今は憧れ。
こんなに新宿でこの映画を観てよかった、東京に住んでてよかったと思ったのは初めてです。
だってこの映画館が映ったし!
あの歌舞伎町の街頭、歩いてきたし!
実際、劇場のあちらこちらで歓喜の声が(笑)
ポカリ感(上手く言えない....あの水に包まれた感じ)に包まれた東京の街は綺麗。
色んな企業が、俺を映したまえと言っている大人の事情はかなり感じましたが。
相変わらず音楽のいい仕事っぷり。
『グランドエスケープ』が流れたシーンは疾走感とシーブリーズ感(これまた上手く言えない)で満たされて、自分も空に浮いてる気分になった。
あと小栗旬の声が私、こんなに好きなんだと気付かされた😊
大きな決断でも、ちょっとしたことでも
もう少しで運命の向こうかもしれない。
なんか頑張れる気がしない?
ちょうど今の自分の心境と重なって、この映画に救われた気がします。
おまけ映像無し
仕事休んで鑑賞してきました😜
「君の名は。」の成功の後の作品なので・・・内容凝りすぎて訳が分からなくなっていそうな予感がしてたのですが思ったより良かったです❗
映像はとても綺麗🤩
ストーリーもシンプルなのが結果的にゴチャゴチャしてなくて◎。
最期は、若い恋でもあるので・・・この後ケンカ別れでもしたら世界は救われないな🤤とか思ってしまいました(笑)
世界観はさすが、ストーリーは…
公開当日の夜友人と見に行きました。
世界観の壮観さや演出、豪華な声優陣、楽曲の素晴らしさは、さすが今一番注目されている監督「新海誠」だと感じました。
しかし個人的にはストーリーに関して不満がありモヤモヤが残ってしまいました。
以下ネタバレ含みますので鑑賞後の方のみ読んでくださると嬉しいです。↓
まず1つ目、主人公「ほだか」が東京に家出してきた理由がヒロインである「ひな」の状況に比べ浅いと感じました。
捜索願が出されていたことから家庭環境が最悪というわけではなさそうでしたし、理由が「息苦しい」というのも高校生の僕から見ても幼稚に見えてしまいました。
2つ目は銃についてです。
物語の序盤に歌舞伎町で拳銃を拾うのですが、なぜ物語の最後までずっと所持していたのかということです。
作中2回銃を撃つシーンがあるのですが、後先を全く考えずに撃つこと、当たらなかったから良かったものの引き金を引くことに対する抵抗感の少なさ、脅すだけでもよかったはずなのに命の恩人にまで銃を向けたことが主人公の人間性を疑ってしまいました。
3つ目は何度も警察から逃げ、銃を発砲、交通事故を起こしかねない行動をした主人公が保護観察処分で済んだことです。
スムーズなストーリーの進行のためにも仕方ない事かもしれませんが、ここまで社会は甘いものなのか?と思ってしまいました。
4つ目は「東京」と「ひな」の選択です。
主人公に感情移入ができていれば選択のシーンは感動できると思いますが、これまで主人公に疑問を感じることが多かったため東京捨ててこっち選んじゃうの?と冷静に考えてしまったことです。
「ひな」の素晴らしさに反して「ほだか」の自己中心的な行動がやはり目立ってしまい残念でした。
しかし映画的には最高の選択だと思うので不満はありません。
ほぼ主人公の愚痴に近いものになってしまいましたが、もっと時間があって補足があれば違う考えになっていたかもしれません。尺に関しては仕方ないものなのでどうとも言えません。
映画としての完成度はとても高いので、見て損したとは思いませんでした。むしろ見てよかったと思います。
もしまだ見ていない方がいらっしゃったら見ることをお勧めします。
拙い文でしたがここまで読んでくださりありがとうございました。
一部文章に勘違いがありましたのでコメントの方も見てくださるとありがたいです。
考えるな、感じろ
考えすぎず、新海監督の世界観に飛び込む作品だと思いました。
とにかく映像が綺麗。雨の一滴から全てが美しかったです。
そしてやはり音楽も最高ですね。曲の入り方、突然無音になるシーン、RADWIMPSの作曲する挿入曲も素晴らしかったです。
確かに賛否両論はあると思いますが、脚本の内容だけでなく、映像の美しさと素晴らしい音楽の融合を楽しむだけでも十分だと感じました。
個人的には君の名はよりも分かりやすい話だったため、最後まで難しく考えすぎることなくサクサクと楽しめました。
観るか迷っている方は是非劇場へ。おススメします。
現代版トレイン-トレイン
昔はブルーハーツがいた。
その代わりを深海監督が果たそうとしているのか。
映像の美しさ東京の街並みの表現はさすがです。
花火のシーンも感動的。
RADWIMPSとのマッチングも良かった。
ただ前作の神がかった編集からすると物足りなさもあるかな。
最後に再会するシーンを作るとは深海監督らしからぬwが、(元)天気の子が祈る姿は本当に感動的。
何のための祈りか、天気を晴れにする為か、雨にしてしまって被害にあった人々の為か、穂高と再会したいと願う為か、亡くなった母への為か、、、。
なんでもいい。何の願いであってもいい。何も押しつけられなく、自由に、そして生きていることが素晴らしい。
このシーンのために全てがあった。
と言うことでトレイン-トレインです。前奏
===
栄光に向かって走る あの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう
弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく
その音が響きわたれば ブルースは加速していく
見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ
ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない
いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない
ロマンチックな星空に あなたを抱きしめていたい
南風に吹かれながら シュールな夢を見ていたい
世界中にさだめられたどんな記念日なんかより
あなたが生きている今日はどんなにすばらしいだろう
世界中に建てられてるどんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう
栄光に向かって走る あの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう
土砂降りの痛みのなかを 傘もささず走っていく
いやらしさも汚ならしさも むきだしにして走ってく
聖者になんてなれないよ だけど生きてる方がいい
だから僕は歌うんだよ 精一杯でかい声で
"あとがき"を読むと
事前情報無しで見たら、凄いモヤモヤした気分になりました。
帰り際に目に付いた原作小説を衝動買いし、その日中に読み終えると、幾らかモヤモヤが解消されました。
この作品に対して、納得できない部分がある方は原作小説を読んでみてください。
最悪、あとがきだけでも見ると少しスッキリすると思います。
ただ寂しい
新海監督の良さが出ていない気がした。
秒速五センチメートルや言の葉の庭などではヒロインの秘密をそれとなく我々視聴者に伝えることによって彼女らの「想い」の強さ、いじらしさ、感情の深みを表現していた。しかし、今作では露骨に秘密を公にし表現に手を抜いているとしか思えなかった。
大まかにこの作品のテーマは2つあると考えられる。
1つは「大人に対しての反抗」である。この作品では度々大人が悪く描かれている描写があり、警察やチンピラ達が少年達に対して言葉と身体の暴力を行います。それに対して少年や就職活動の上手くいかない夏美、大人になりきれない須賀、小学生の凪くん達が反抗していく姿が描かれている。今までの新海誠の作品では聞き分けの良い大人な子供、自立した人たちが描かれていたので新鮮であった。しかし拳銃やカーチェイス、トラックの火災などぶっ飛んだ描写で露骨に反抗し大人が悪いと決めつけすぎるのは子供ならではの危うさも含んでいた。私自身の主観としてはただの子供のワガママのように感じた。僕は悪くない、大人が悪いんだと言う自分勝手な考えが透けて見える。
2つ目は「世界か彼女なら彼女を選ぶ」である。この作品ではラストのシーンでもわかる通り世界から太陽を奪うことによって彼女を手に入れている。なぜ彼女が人柱に?と言うような説明はセカイ系では不必要であるがその分もう少しヒロインや周りの気持ちを表現した方がリアルさが増した気がする。セカイ系を表現する場合は非現実的なことに対してキャラクターがどれだけ真剣に、重く受け止めるかで作品の納得度、説得度が増すと思われる。今作では2時間と言う短い時間であったが数々のSF作品を作り上げてきた新海監督ならもっと上手く表現できたと言う気がして残念でならない。中途半端な巫女の説明ならいらない、ただの茶番でしかない。結局何も分かっていないから正直無駄である。
最後のシーン、帆高君、君は世界を犠牲にして彼女を選んだのだからもっと堂々と会いに行き、世界に少し罪悪感を抱きながらも幸せに2人で生きていくぐらいの覚悟をもっと見せなさい。あと新海監督にも一言、2人の離れていてもずっと想い合っている描写をたくさん散りばめるからこそ会えた感動があることを数々の作品で証明してきましたが今作では全くそんな描写ありませんでしたね。だから最後の会えたシーンに感動なんてないんですよ。
全体の感想
単体としては良かったかもしれない。しかし君の名はの登場人物を出すことによってラストの世界で彼らが生きていくことを想起させられ他の作品のキャラクターまで巻き込んで欲しくなかった面がある。また自分の知っている新海誠は今作を通して変わってしまったと感じただただ寂しいという思いである。途中から新海誠の雰囲気を醸し出した別の監督の作品と言う目で見ていた。私は面倒くさいオタクなので大多数の人は素直に楽しめると思うのでこのコメントはほっといてもらって良い。ただの自己満足で書いているので。
とにかく絵が綺麗だけど君の名はの期待値が邪魔する
君の名はで一気に超一流クラスになった新海監督の3年ぶりの最新作。
映画を見る前からJRだったり、サントリー、バイトル、ローソンととにかくタイアップの仕込みは嫌でも目に入ってきた。
期待値に違わぬ絵の綺麗さ、雨の描写などは圧巻。3D CGの背景が途中で背景とかに入ってくるのは綺麗は綺麗なんだけどちょっと立体感ありすぎで気になった。
ストーリーは良いは良いんだけど、君の名はのえっ?そんな映画だったの?的な大どんでん返し感があることを事前に期待してしまっていたこともあり伏線ぽいのをしっかり情報と回収できたなーという感じ。
音楽も君の名はの時のが衝撃的だった(もちろんこれも良いんだけど)。
最後にとにかく気になったのは鑑賞前から気になっていたタイアップ広告の本編内での多さ(笑)
小栗旬色が強すぎる須賀さんがメーカーズマークを飲んでるのとかもはやお笑いでしょ
相変わらずの世界観
内容は結構大人向けに感じました。
相変わらず映像が美しいのと曲の入り方が良いのは変わらず、盛り上がる演出も結構ありよかったです。
しかし、『君の名は』のように軽く見ていたらキャラクターの良さをあまり感じられずに見終わってしまうのに注意。笑
ファンタジー色が前作よりはるかに強くまた、前作より単純な内容ではなかったので(軸は単純なのですが細かな設定とかが結構複雑)見ごたえは結構あります。
変わらぬ美しい映像
秒速、君の名はとついつい比較してしまうからちょっと辛口な点数になってしまったが、水溜まりに落ちる雨粒ひとつから、東京の背景まで美しい映像は秀逸。
過去に置き忘れたアオハルストーリーがくすぐったいが、台詞のひとつひとつが心に刺さってグッとくる。
強いて言えばストーリーにもうひとひねり欲しかったかな。
あまりのタイミングにビックリです。【原作についてコメント欄に追記】
今年の長梅雨、梅雨寒、記録的な日照時間の少なさなどがあまりにタイムリー過ぎて(2019年7月19日公開)、ビックリしました。もしかしたら、新海誠監督は予言者的資質があって、近いうちに本当に隕石も落ちるのではないかと心配になりますね🙀
新宿、池袋、田端……馴染みのあるところばかりで、線路際の道なんかも飛鳥山公園から日暮里にかけてジョギングしたことのあるところかも⁈という既視感!
雪が舞い降りた日に座り込んでいた場所も豊島区ゴミ焼却場そばの道路下なのに山手線や埼京線の線路を跨ぐ歩道橋のあたりだったのでかつての自分の生活圏とモロ被りの感動がありました。因みに新文芸坐にも歩いて5分ほどの場所です。
『君の名は。』に比べると、場面の移り変わりのテンポやリズムに軽快感が少し欠けるように感じましたが、二つの時空を交互に描いているわけではないので仕方がないと思います。
ただ、テンポ良く進まないぶん(ノリと感性に頼れないぶん)、状況設定の粗さが気になってしまい、少年の家出の理由とか、廃ビルの鳥居⛩の由来とか、母親亡き後の陽菜と弟の生活について、北区も豊島区も新宿区(母親死亡時の住民票はどこにあったのか分かりませんが)も何もしてくれなかったのか、とか、どうでもいいようなことが気になってしまいました。生活圏のリアルさが際立っていたので、知らず知らず物語にも現実的な説明描写を求めてしまったようです。
少年少女のひたむきさとオトナの理性はいつだって相性が悪いのですが、新海誠監督がこのような世界観で若い感性を応援しているのは素晴らしいことだと思います。
賛否以前の問題
監督が「賛否が分かれる」と話していたのは「自分たちのために他の何かを犠牲にしたけど、それでもこの愛に生きる」的な部分なのでしょうか?
はっきり言ってそんなのどうでもいいほど、描かれる全ての要素が甘いです。薄いです。
須賀さんとなつみさん以外の登場人物に何の魅力もありません。「四葉よもう一度」ということで凪を出したのかもしれませんが、残念ながら何のスパイスにもなっていません。彼を出すくらいなら帆高と陽菜の二人きりの逃避行にした方が良いです。
陽菜はともかく、帆高が鳥居くぐっただけで、ひょいと陽菜のもとに行けてしまう安直な救出劇(あっという間に解決)。愛を描くのにこの方法しかなかったのでしょうか。
むしろ天気の話などなく、偶然見つけた拳銃、須賀・なつみとの仕事や暮らし、家出少年とみなしご女子の恋愛、に絞った方がよほどよかった。
神がかった天気の話(それも薄い)をぶち込んで大作風にするより、小品でもぐっとくる作品にできたでしょう。拳銃をめぐるトラブルにもっとフォーカスした方がよほど少年の暴走感を感じられたのではないかと。
君の名は。の方が一本筋が通っていましたね。
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