天気の子のレビュー・感想・評価
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もしかして、新海誠ユニバースなのかも。
「君の名は」とかなり似ているようで違うというか、かなり意図的に対称になるように作られている気がする。
男女の年齢差、出身地、そしてクライマックス、「君の名は」が二人の別れと引き換えに世界(町)を救う話だったのに、今作は二人の再会と引き換えに世界を犠牲にする話。
徹底的に対称関係になっており、完全に表と裏のお話になっているのは、この後の作品で二つを総括するような構想があるのではないか。現に割とハッキリと前作のキャラが出てきたし。。。
チャレンジ的にも三部作の間の作品のような感じがして、この予想、妄想が当たっているか、次回作が楽しみです!
この世界と戦っている者たちへ
IMAXで鑑賞(レイトショー)。
原作は既読です。
「君の名は。」が特大ヒットしたことでハードルが上がっていた新海誠監督の最新作でしたが、想像の遥か上を行く面白さで、プレッシャーを軽々と乗り越えたなと思いました。
全編を彩る雨の描写が美しい。キャラクターの心情に合わせて、雨の描き方を変えているのにも感心させられました。
音楽と映像のマッチングも鮮やかでした。ラッドウィンプスとのコラボレーションはこれからも続けて欲しいな、と…
帆高と陽菜の空中降下シーンに鳥肌が立ちました。
社会人になって5年が経過しましたが、世間についてこれまで知らなかった面をたくさん見せられて来た気がします。
知らなかった世界はもちろん、知りたくなかった世界に愕然とさせられ、逃げたくなったことは一度や二度ではなく。
清濁併せ持った世界から逃れることは不可能で、辛いことがあったとしても、耐えて、足掻いていくしかないわけで。
どうしようも無い世界をどうしようもある状態にするのが困難なら、この世界のままがむしゃらになって生きてやる。
自分の目指すものへ、何ふり構わず突き進めばいい。そんな前向きなメッセージがこめられているように感じました。
「天気なんて、狂ったままでいいんだ!」。帆高が選択した生き方に心射抜かれ、こみ上げるものがありました。
自分なら絶対選択することの出来ないものだったから。それはつまり、私が大人だからと云うことなのかもしれない。
「君と共に生きたい」と云う強い愛の物語でもあるんだな、と…。どんなことが待っていようと愛さえあれば大丈夫!
[余談1]
世界が崩壊して終わるなんて斬新だと思いました。バッドエンド且つハッピーエンド。賛否両論だろうなぁ…
「君の名は。」では隕石を落とし、今度は東京クライシス。意外と監督の嗜好はディザスター寄りなのかも?
[余談2]
「君の名は。」のキャラクターがカメオ出演と云うサプライズ。でも、全員は見つけられませんでした。残念!
残念ついでに言えば、ソフトバンクの犬のお父さんも1ヶ所しか見つけられなかったです。いったい何処にいるの?
※追記(2019/07/31)
美しい空を眺めている気分になりたくて、敢えて前の方の席で観ました。雨空が明るさを取り戻し、東京の街が鮮やかな服に着替えていくようなシーンが感動的でした。
ついでにテッシーとさやちん発見!
「圭介の奥さんは晴れ女だったのではないか?」と云う解釈があるのを知った上で観ましたが、「なるほどな」といろいろ腑に落ちる描写が散見され、目からウロコでした。
※追記(2019/09/28)
会社の同僚と3回目。同じ映画を映画館で3回観るのは初めてです。同じところで泣く。帆高と陽菜の降下シーンで鳥肌が立つし、「大丈夫」が流れると感情の奔流に呑まれる。
彼らを羨ましいと感じるのは自分が大人であることの証明だし、狂った世界にしたのに知らないフリをして、帆高に銃を向けられる側なのかと考えると切なくなりました。
犬のお父さんもう1ヶ所何処にいるんだ問題。帆高たちが職質されるシーンにソフトバンクのショップが。自動ドアのシールに犬のお父さんが描かれていました。これが正解か?
[以降の鑑賞記録]
2019/07/31:MOVIXあまがさき
2019/09/28:TOHOシネマズ梅田(レイトショー)
2020/06/13:Amazon Prime Video(レンタル)
2020/08/11:Amazon Prime Video(レンタル)
2022/11/06:ABC朝日放送(地上波初放送)
※修正(2023/09/24)
タイトルなし
大人になること、子供(気持ちに正直に生きる)でいること
キャラ達がみんな生き生きしてて、度々クスっとできるシーンが混ざることによって親しみを持つことができる。
"大人"になって誰か一人を犠牲にして大勢の願いを叶えるか、子供でもいいから自分のたった一人の人と全ての世界を変えた重荷を背負ってでも生きていくか。
私は後者側で観てしまったからおじさんが正論言ってるのわかってたけど、大人の正論はなんて無神経にいろんなものを見ないように枠に収めようとするんだろうと思ってしまって、だけど陽菜を選んだことの代償はまじででかすぎるなって少し唖然とした…
それでも、誰かを笑顔にするために自分を犠牲にすることが生きがいなのでなく、帆高が陽菜に新たに生きる理由を与えてくれたのは泣いてしまった。
誰の役にもたたなくていいからそばにいてほしいって思ってくれる人がいるのはどれだけ救いになるだろうか。
いつだって自分を救うのは、正論じゃなくてエゴ満載の正直な気持ちだったりする。
正しさの話で言ったら帆高は間違ってるのかもしれないけど、ちゃんと起こしたことを受けとめて一緒に生きることを選べるのはすごいことだよ。
少し前なら自己犠牲が美徳とされてたんだろうな、そこからの脱却にも思える。
多くの人が犠牲になってるじゃん!と憤るなら、目の前の一人の少女に自分達のために死んでくれって言える重みを背負えるのか?
どこかの誰かじゃなく、目の前の一人は誰かのかけがえのない大切な人なんだよね。
あと時かけも君の名はもそうだけど、いろんな映画で、なんで少年少女が必死に走ってる姿ってこんなにもぐっとくるんだろうな〜〜〜
(あと走ってる帆高を見てたモブが「でたよ、あーいう奴…」的な目立ちたがりの若者扱いしてる声に、あぁこれは本当に二人しか知らない物語なんだという象徴のようでグッときた。
一人の大切な人のために今行くしかないこの状況は、知らない端からみた人にはバカにする対象で、そういうこと日常にもあるよね、人知れず戦ってること)
誰かのために間違っててもたくさんのものを巻きこんででも、走れる気持ちは尊い。
大人になったらいろんな立場を考えて踏み出せない。(それがきっとおじさん)
この気持ちは忘れたくないなって思う。
あと映像はやっっぱり素晴らしかったなぁ…!
晴れた瞬間ビルの窓や車の窓がワッと光りだしていく描写は胸を踊らせるたまんない演出だなって震えた!
会いに行って手を掴むシーンも掴めないもどかしい感じもたまらなかった
あと町並みがリアルで、あーこれいつも歩いてる道…下手したらこの先実家!みたいな個人的にテンションあがる場所もあったな…
何度も噛みしめるために一度見るだけじゃ足りない。
アニメ作品としても青春作品としても、一級の作品です♪
この夏の話題のアニメ作品とあって観に行きました♪
で、感想はと言うと、良い♪
映像キレイ。音楽良い。ファンタジー色はあっても淡い青春映画。
期待通りの面白さは十分にあります。
ただ、新海誠監督作品は前作の「君の名は。」から過剰にブランド的に持ち上げられていて、些か閉口感は正直あります。
ジブリブランドの次となる細田守監督の作品と同じぐらいにしようと過剰に持上げ過ぎ感があって、逆にちょっと損をしている感じがしなくもない。
「君の名は。」と同年に公開された「聲の形」や「この世界の片隅で」の方が個人的には響きましたが、好みはあっても、必要以上に“面白いでしよ!凄いでしょ!”感を押し付けられるとちょっと斜に構えた見方をどうしてもしてしまうんですよね。
なので、今回は期待値を上げずに平常心で鑑賞しました。
そうすると…普通に面白かったw
新海誠監督色が今回もふんだんに出てますが、映像がやっぱりキレイ。
特に雨粒の表現が抜群でなんとなく「マトリックス・レボリューションズ」のラストを思い出しました。
東京の様々な場所の描写も良い。
過剰にタイアップしているとの声もありますが、リアル感をあって、観ていても違和感は無し。
様々な場所の描写が作り込まれているのが新海誠作品の持ち味なのでこれぐらいのタイアップは問題ないかと。
オカルト雑誌「ムー」とのタイアップをした事で、妙なリアル感と親しみ易さも感じられるし、良いタイアップチョイスかと。
あと、アニメ作品で“バ~ニラ! バニラ バニラ!”の曲が流れるとは思わなかったので、軽く笑いましたw
キャラクターも魅力的でキャストの声優陣も良い。
一昔前の本職以外で俳優が声優をするとなんとなく浮くと言うのも特に感じない。
主演の二人も問題ないし、本田翼さん演じる夏美も問題ない。
が、小栗旬さん演じる須賀と平泉成さん演じる老刑事の安井はそれぞれに小栗旬さん色と平泉成さん色が多々ありな感じで、特に平泉成さん程の個性的な俳優さんは個々の個性を適度に消すのはなかなか難しい。この辺りが俳優さんをキャスティングする際に重要視して欲しい部分ではあります。
ラストに関してはいろんな意見はあるかとは思いますが、じゃあ帆高の取った行動を否とした場合、陽菜は人柱として犠牲になってた方が良かったか?となるとそれも違うと思う。
大半の土地が海に沈んだ東京は様々な弊害があると思うが、かと言って陽菜の犠牲のラストは正直観たくない。
青臭い事を言えば、青春は時として残酷だけど、それは世界に取っても残酷な結果をもたらす事にもなる訳で、その結果に過ぎないかなと。
1人の少女の犠牲より、海に沈んだ東京であっても、それに適応する人間の順応力の方が遥かに良いのではないかと。
過去の新海誠作品ではアンハッピーエンドも多々あると聞いてますが、映画はハッピーエンドの方が良いし、楽しく観たい。
帆高と陽菜の物語にはハッピーエンドを迎えるだけの魅力は十分にあります。
また帆高が何故家出したのかも特に明確にされず仕舞いと、陽菜が天気の巫女となった切っ掛けのビルの上の神社の経緯と何故あの神社がその切っ掛けのになったのかぐらいの理由は説明があってもよかったかなと思います。
原作の小説を読むとその辺りが明らかになってるのかも知れないけど、基本的に映画単体以外を見ないと完結しない物に関しては、ちょっとズルいと言うか、未完成に感じるので、帆高の家出理由とあの神社の意図ぐらいは知りたかったかなと。
青春映画としても、アニメーションを使った手法の映像作品としても十分に価値のある作品だと思います。
細かく作り込まれた映像とリアル感とアニメ映像の心地好さも良い。
ソフトバンクのお父さんの2ヶ所の出番の内の1つは見つけられませんでしたが、探す事に集中し過ぎるとストーリーや映像があまり入ってこなくなるので、こう言ったやり方はあまり過剰に煽らないで欲しいかなとは個人的に思います。
観る価値は十分にあるので、出来れば大きなスクリーンで映像の綺麗さを堪能して頂きたいと思います。
君の名は とは違うということを踏まえて観てほしい
賛否両論あり、否定的な意見を見て鑑賞を悩まれている方も多くいると思います。私が断言したいのは、この映像美と音楽を体験するだけでも十二分に価値があると思います。君の名はの大ヒットにより相当なプレッシャーもあったことを考えると、この完成度は素晴らしいの一言です。
過去の作風とか関係なく、今これを作りたいと思った新海誠監督の思いを素直に受け止めて鑑賞することをおすすめします。
ひとつ思ったことは、1度観るだけでなく、観たあとに設定資料やここのネタバレレビューにある興味深い考察を踏まえてもう一度鑑賞すると、より一層楽しめるのではないかと思いました。
最後に、主要人物以外の人も注意深く観るとニヤニヤするタイミングがちりばめられています。そこも楽しんでください。
メッセージを読み取るのがすごく難しい
新海誠監督作品は独白シーンが毎回観てて
モニョモニョするんですが、今回もそれは拭えず。そこは合わないんだな〜と思いました。ただ、映像は綺麗。これでもかってほど景色の映像が出てきます。
・帰りたくないからと家を飛び出す主人公
(最初傷だらけだったから虐待されてるかと思った)
・社に祈って鳥居をくぐったら100%の晴れ女になったヒロイン
・あきらかに未成年と分かっているのに、
住み込みで働かせて、自分の身が危なくなると関わるなという男
・拳銃
・性格悪そうな警察官
というあまりにも情報量がとっちらかっていて、内容を理解する前に映画が終わってしまった…というような印象でした。
昔話の人柱って雨を降らすためにって話が多い気がするけれど、そこをあえて晴れ女にするところは面白いな〜と思いました。
東京を沈ませたのは、近い将来こうなることを暗示しているのか、はたまたそこに別のメッセージがあるのか…って感じです。
警察から逃げるところは
「おいおい、このまま逃げてもどうにもならないんだし、早く捕まってた方がいいだろ〜」って見方と「逃げて逃げて〜!!」って見方で自分がこれからの人生をどう歩んで行くのかみたいなものが見えたような気がします。大袈裟だけど。
前者はなんか人生諦め肝心のような。後者はまだ未来を諦めてない、がむしゃらな感じ。
私は前者なのかな〜。
そういう意味では、この映画を見て
「もう少しがむしゃらに生きてみてもいいかも」と感じました。実行出来るかは別として。
ラストは新海誠監督の作品をよく知ってる方なら予想通りな感じです。なんかもうその辺は安心して見れます。
でも、あれだけ拳銃ぶっぱなしたり
警察沙汰になって何ともなかったかのように
みんなが過ごしてるのはさすがに
「えええええ、なんかすごいご都合主義…」感が否めなかった。
とはいえ、ジブリのように考察できるとこは色々あると思ったので、他の方のレビューを見て、色々と自分の中で消化していこうかな〜と思います。
よかった
まず説明しないことが上手いな、と思いました。
隅々まで説明しないからこそのテンポ感、大事な部分の掘り下げに時間が取れたんじゃないかなとそのバランスが絶妙でした。
少年少女が主役の物語だからこその行動の甘さ、迂闊さがあり、そしてどうしようもない理不尽(に見える様)な事が起きる、ということが描かれていました。
その中の一つで拳銃はとても危険なものでそんな物をお守りとして持つなんて、そう僕も思いましたが、家出をして警察には頼れない、何かあったら自分の身を守れる最後のセーフティとしての役割だと考えると腑に落ちました。
最後の傾き方もとても好きでしたがそれを見守る大人たちの温かい言葉がとても印象に残りました、好きな作品ですね。
須賀圭介のスピンオフ作品を望む
前作の経験から暗闇のでかいスクリーンでこの新しいRAD&新海ワールドを観れば感動させられるであろうことは十分に分かっていたし警戒もしていた。劇場予告編で「愛にできることはまだあるかい」と何度も聴かされなんとあざとくうざったくズルいとさえ感じていた。離島から家出して東京にやってきた高校生が空を晴れさせる能力を持った少女に出会う、前知識はそれだけでなるべく余分な情報を入れずに観ようと思ったしそれはかなり正解だった。傑作である。比較でき無いとは思うが「君の名は」より作る意義というか新海監督の訴えたいテーマがこの時代においてしっかりはっきりしていて私は大好きである。主人公の帆高は家出少年でそれ以上でもそれ以下でも無い「・・僕たちに何も足さず、僕たちから何も引か無いでください」と祈るのだ。このまだ明けぬ長梅雨を予見していたような展開にまず驚かされ、おじさんにとっては少年をかまわずにいられ無いバイプレーヤーの「東京の大人=須賀圭介」がたまらなく良い。
議論こそが深海さんの狙い
この映画はどうぞ意見をぶつけ合ってくださいと言っているようなもの。だから言わせて欲しい。
世の中理不尽なことだらけ、周りに迷惑かけず、黙って社会に飲み込まれろ。本当にそれでいいのか?少なくとも自分はそう思わない。社会の悪い面から目をそらし、ルールの意味もろくに考えずに守ることしか考えてない大人たちで日本は溢れている。なぜ家出はダメなの?なぜ子供だけで生活してはいけないの?そういう子供の内なる声に対し、大人は決まって言う。「社会のルールだから。常識だから」と。ルールや常識によって一体いくつのものマイノリティが奪われてきた?若者にとって生きずらい世の中なのは確か。同時に、社会の理不尽から目をそらし、戦いもせずに諦める若者が多いことも問題。そういった若者の主体性を殺してはいけない。この映画には現代社会へのメッセージが込められていると思った。登場人物の設定なんて最低限でいい。大事なのは、作中の人物の考えや生き方を見て、想像を膨らませ、何を感じとり、どう考えるかである。
素晴らしい映画をありがとう!
天気の子、IMAXで観てきた!
マジ最高だった(^o^)
RADWIMPSの音楽がマッチしすぎてヤバかった。
自然と涙が・・・
そして、滝くんや三葉などの君の名のメンバーが出て来て驚いたww
本田翼、いろいろ言われてたみたいやけど、普通に良かった!
CMでも流れてた夏美の最初らへんのセリフ「君の想像通りだよ」のアクセントとかには、確かに少し違和感を覚えたけど、後は気にならんかった。
自分が夏美を見て想像してた声とは違ったけど、いい意味で裏切ってくれたと思う。
そして、天気の子のラスト、言うなれば一人を選ぶか、世界を選ぶかの選択
多分正しいのは世界を取ることなのだろう。自分がその立場になったとしても、その選択を取る、いや取ってしまうだろう。その後、ずっと後悔することが分かっていても。現実ではできないからこそ、天気の子のラストは素晴らしいかったと思う。
少し心理描写の説明不足な所もあるにはあるが、そこは多分想像力を働かせてほしい部分だと思う。また、ちゃんと見ないと分からない部分もあるので、そこは何回か見てもらいたい。
好みが別れる作品になっていると思うが、とても素晴らしく、アニメ好きの私的には、アニメの中でトップを誇っていると思う映像美は、それだけでも見る価値がある。
改めて好きだった
内容は現実味ないが、反面、映像の中に出てくるものや景色はリアリティがあって、不思議な感覚だった。
新海誠の作る話、映像美はやはり素晴らしかった。
また、改めてradwimpsのことを、洋次郎の声を好きだと気づいた。
観なきゃ始まらない。観て良かった!
いろいろ賛否あるようだけど、どんな内容にしたって賛否はあるし正解もない。でも、なんだかんだ言っても次作も観るんでしょ 笑
ただ「君の名は。」でブレイクしちゃったので、いろいろな大人の事情が作品に影響を及ぼしているのは事実。この作品は1~10まで本当に監督が作りたかった内容ですか?
最高のエンターテイメントです。
新海誠の真骨頂である音楽と台詞、そして映像のマッチ。それが何よりも輝いていました。その場面を見たときに思うんです、あぁすげぇと、感情が爆発して、魂が震えるんです。
賛否両論がたくさんでるでしょう、何よりそういう風に作られているんですから、……でも、でもこの映画を見た貴方の中には確かに何かが残る、そう確信できる作品でした。
ストーリーは微妙だけど描写は最高。
私の知識不足、鑑賞力のなさもありますが、個人的な疑問。
・主人公の家出理由が曖昧。
・くそでかい雨の塊が落ちてきたりしてたけどあれは結局なに?
・ヒロインは晴れ女の力なくなったってのになぜ東京はいまだ雨のまま?
・東京の水没は昔の東京に戻ったってことでいいのか
・主人公は拳銃を一時所持してたけど、お守りとして持ってたとか普通にやばい人じゃないか?
・主人公が家出して問題起こしておきながら地元にしれっと帰ってきてるのがムカつく。
超常現象がテーマであるからこそ説明ができない部分やしづらいところははしょられて何だか都合の良いところだけ見せられたという感じ。
最後にヒロインを救って一緒に空から落ちるシーンは千と千尋を想起させられた。大粒の涙とか。
ただ本当に背景がきれい。美しかった。東京に住んでないから東京に行きたくなる、住みたくなるような、東京の都会の雰囲気や一歩外れた廃れた街並みとかがよく表れていて、ああリアルで綺麗だなと思った。
雨の描写もジブリより好き。しっとりしていて、なんだかリラックス効果があるようなそんな感じがあって、落ち着いていてすごい好き。
観て数日経つと
じわじわとその良さに惹かれている自分がいる
君の名はと比べすぎたせいか、ハードルを上げ期待し過ぎていたせいか、公開初日に見終わった直後は『まあ良かったな』程度の感想だった。
2日経った今、予告やCMばかりを見ている自分がいる
もう一度見たくなっている自分がいる
じわじわとその良さに惹かれている自分がいる
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
惹かれている自分を鑑賞後1週間も経たないうちに再び映画館へ連れて行く
客観的に見すぎていた1回目と比べ、感情移入が出来る余裕を持って鑑賞をする
『君がいれば後はどうなってもいい』と思っていた頃の自分を思い出す
自然と溢れ出す
君の名は が良作過ぎた
楽しめないわけではなかったけど、どうしても
君の名は と比べてしまう。あと、君の名は を見たことがあると、似たような風景表現に違和感を感じるかも。あと、個人的に主人公のキャラが嫌いでした。
次回作に期待です。
違法行為について
ストーリーの中において違法行為を入れてくるが、少年法であるうえに情状酌量余地を入れた内容となっている。違法行為のくだりは、ストーリー構成上、結果的には不可欠であるが、法律を勉強している身からすると心底楽しめなかった。
何者にもなりたい愚かな私たち(人間)に見て欲しい映画です
そろそろ新海誠監督の最新作、天気の子が公開の頃だなーと思い、久しぶりに映画館へ。
見終わって思ったのは、
ラストがわたし的に最高でした。
人はすごいエネルギーを持っているけど、
それは大いなる宇宙や自然があってこその頂き物なんですね。
自然は、ただ自然に何一つ間違わずに回っていて。
人間だけが何者かになってる気がしてるだけで、何者かになることなんて、そんな事の方が簡単になれちゃう現代だから、愚かさに足を救われもせず歩いてしまう。
...のかなーっと、映画を見てそう思うのです。
映像もカメラワークも技術もさらに上がっていて、この数年でここまで作り上げてきたたくさんのクリエーターさん達に、本当に本当に感謝です。
賛否両論いろいろ言うのは人の性ですが、できた作品に込められた数多の魂のエネルギーは、誰にも穢すことはできません。
ぜひ何者にもなりたい愚かな私たちに見て欲しい映画です m(*_ _)m
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