天気の子のレビュー・感想・評価
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賛否分かれるのでご注意を!
新海誠監督が公開前に仰っていたように、やはり賛否分かれましたね。
監督はどこぞのインタビューで、あえて批判される(怒られる)作品をつくった、とも仰っていましたが、これは主人公がいくつかの過ちを犯してまでも愛を貫いていく姿によく現れています。
そこまでして愛を貫くのか?と感じる人や、理性的な物の捉え方が強い方には、この作品は楽しめないかもしれません。残念ながら、私は楽しめませんでした。
私は映画評論家ではないため、主観でしか判断できません。私が今興味があるのは、楽しいと感じた皆さんが、このストーリーをどう捉えたから楽しめたのか、感動の涙を流せたのか、ということです。(皮肉では決してありません)
もしかしたら新海誠監督はこの映画で様々な(アニメの常識を破るような)挑戦を企てていたのかもしれません。
その辺の詳しい所は、皆さんの評価や考察サイトを見て勉強しようと思います。
少年少女の「心の機微」は言の葉では紡げない。
きっと世界は、優しくない。
それでもそばにいることを、選んだんだ。
ボーイミーツガールには珍しく、社会が主人公たちに厳しい作品でした。前作の「君の名は。」が感情移入しやすい作品だったことを思えば、路地裏・法律・違法などの言葉がよく出てくるダークな部分が出てきましたね。ただ、その障害を乗り越えてこその「愛にできることはまだ」あると訴えられたかな、と感じました。
一言で言えば、一途な想いを思い続ける。といったところでしょうか。
主人公の帆高とヒロインの陽菜の感情の変化や内情はしょーじきわかりにくい部分がありました。ただ「青年少女時代とは」どのように考えていたか、何に惹かれていたか、はっきりと鮮明に覚えている、または考えていた方は少ないのではないでしょうか?感情の思うがまま(は言い過ぎかもしれませんが)に行動・恋慕していたのではないでしょうか?
他の感想で、「過去に何があったか掘り下げていない」とたくさん書かれると思います。それは、あえて、だと私は考えます。ただがむしゃらに、ただある人のために、ただ走り抜ける。そこに小難しい理由はありません。ただ、自分がそうしたいのだと、それだけなんです。
また、須賀さんと帆高の言動も対比を描いていました。
愛するものを亡くした大人な須賀さんが、愛するものを亡くしたくない少年の帆高を「大人になれよ」と諭すシーン。それでも突き進み、望みを叶えようとする少年。押し殺していた自分の気持ちに気づき、今度こそ叶え(させ)ようとする大人。正しいことはそうしたいと思ったことなんだと教えてくれた気がします。
色々小難しいことを書きましたが、見て感じて欲しいです。難しく考えずに素直な気持ちを思い出して見てほしい作品です。
蛇足。後半の「グランドエスケープ」シーンは涙腺にきます。きっと映像と感情と音楽がマッチしてるんだなぁ。
きっとどうにかなるさ。
モヤモヤが良い
いつも新海作品を見るときは、キレイな映像表現を探しては「これこれ!」と、一人喜ぶのを第一の目的にしているけれど、今回はあまりそこに気が行かなかったのは、お約束を盛り込んだ娯楽作品が好みに合ったからかな?と思う。
映画を見て思ったのは
・今回は犯罪が多いな。これも見た人の意見を聞きたいってやつかな?
・子供の頃、たいした理由も無いけど「とにかく外の世界に出たい」て、あったあった!
・どこかで見た設定やキャラクターが多いな。好きだけど。
・ちょっと尻すぼみ。エンディングにかけて、もうちょっと盛り上げれなかったもんだろうか?
・ポニョ出てきそう。水の表現は「言の葉」の時の方が好きだな。ちょっと劣化ポニョみたいに見えちゃう。
・役者が声優でも、序盤以降は気にならなかったな。
・「そんな所に手前かける!?」ていう映像を楽しみにしてたけど、今回はそんなシーンが発見出来なかったのが残念。
他の人のレビューを見て改めて思ったのは。
「背景描写をしないことを粋だと思っているんじゃ?」みたいなことを書いている人が居たけど、「粋」に近い事は思ってるんじゃないかと、なんとなく以前から思う。
「粋」じゃなくて、もう少しピッタリした言葉がありそうだけど。
設定が雑なのは、新海作品ではいつもの事だから、今さらそんなに非難しなくても…。上手な監督ならもっと上手くやるんだろうけど。
この監督は、自分の中で消化しきれないまま表現して、それを見た観客の意見を聞いて未消化の部分を補完してるような?
裏設定を考えてる人が居たけど、誰かその設定で二次創作してくれないかな?
ーーー
「お話し」そのものが良い作品は、他の監督が作ってくれると思ってる。
新海監督の作品は、毎回見た後に「少し鬱になって、自分にも少し心当たりがあって、また少し鬱になって…」みたいな作品が多いと思ってる。そんなふうに心が動く作品は希で、そこが面白いと思っていたけど、今回はジェネレーションギャップを感じたときのような「釈然としないけど…なんかモヤモヤ」が良かった。どっちも、見終わった後に色々考えさせられるし、色々思い出される。
そういう作品を今後も見たいな。
君の名はみたいな、ミュージックビデオみたいなのも、テンション上がって良いけど。
超える力
まず声優陣について
個人的には嫌いではないが
演技が上手くないとネットで言われている
本田翼の名前があってどうかなと心配していたが
そんな心配は甚だしく
キャラにとても合っていて
はまり役でした。
いつもいつも
レビュー書くとき
ほかの方はどんなレビューを書いているか
考察の参考にしてから書く臆病者です。
早速、あるレビューを見て思ったことは
キャラの設定に関して
もっと掘れたり突っ込めたりする点が
あるとのことですが
それを全部回収してたら主題が希薄になって
しまうのでこういう設定なのだという上での
物語としてしまっていいのではないかなと
思いました。
作品中で触れない
裏設定も設けてる監督でもありますし。
須賀の奥さんも天気の巫女説ありそうだなと思いました。
支持します。
須賀の挙動含めての
作品のテーマ・メッセージな気がします。
… … … … … … … …
まず新海監督得意な細かくリアリティのある
描写はさることながらそんな描き方をするのかと
そんなカメラワーク的な要素を盛り込んでくるのかと
驚きました。
音楽も前作以上に
物語に寄り添い、彩り、
台詞がなくてもメロディで詞で
その情景や人情を奏でていて
新海監督・RADWIMPS共に
前作の自分たちをさらに超えてきたのを強く感じました。
後半は「愛にできることはまだあるかい」の
曲・メロディで大半のBGMが構成されていて
雨空・曇った東京を描写しているようで
そんな天候を打ち破ろうと我が身を犠牲にした
陽菜を連れ戻しに行く帆高。
その一時の晴れ間を描写するかのような一曲。
「グランドエスケープ」
東京は長い雨に包まれ
「愛にできることはまだあるかい」の世界と
二人だけの晴れた日に包まれた逃避行
「グランドエスケープ」の世界
現実から背いた二人という構図を想像できる。
またとても印象的だったのが
「愛にできることはまだあるかい」の一節
「僕らは 醜いかい?
それとも 綺麗かい? 答えてよ。」
が帆高と陽菜二人の世界のことを無視した
自分勝手な行動のことを問うてる意味。
また、
エンドロールで響いてくる同じ詞は
新海監督また作品つくったよ、
しかもまたRADWIMPSと組んで作るみたいだよ、
けど互いの映像・音楽に愛をもって愛で答え
作り上がったこの作品、どう?
そんな意味も含みがあるように感じました。
君たちには
世界を大きく変えうる力を持っている。
世界のためにそれを使わなくてもいいし
自分たちのためにそれを使ってもいい。
けど仮に大きく変わってしまった世界は
そんなに悪いものかい?
けどそもそも君のせいかい?
そんなメッセージを受け取りました。
… … … …
パンフレットに記載されている
新海監督のコメントより
世界情勢、気候変動、昨今の世界は
加速度的に色々が変わってきていて
その一因としては
昔からの1人1人の選択の積み重ねで
いまこの時間に生まれ若者からすれば
最初から「世界は狂っていた」、
世界の形など選択もしようはなく生きていかなければならない。
そして狂い始めたものを
戻すにはそれ相応の時間がかかり
調和のとれた世界など到底叶わない。
世界の歯車に逆らい身を滅ぼすことよりも
この狂った世界を生きていく。
「天気なんて、狂ったままでいいんだ」
このセリフはそんな思いから生まれた一節だとのこと。
雨の描写が美しい
雨の描写がとても美しいです。
普段は陰鬱な印象が強い雨の風景をこうも美しく表現できるとは、さすが新海監督といったところでしょう。
さて、ストーリーはどうでしょう。
この手の物語に対する感受性は当然ながら世代によって差異があるかとは思います。
今作は、個人的には「君の名は」ほど響きませんでした。
基本的構造は言ってしまえば、前回同様boy meet girl.
それとアニメの持つ毒を強く前に押し出した感じ。
うーん、悪くはないですが・・・・ちょっとすでにマンネリ感すら感じます。
主人公の味付けでちょっと方向性を変えたようにしていても、ladwinpsが音楽担当では前作とかなりオーバーラップしてしまいます。
宮崎作品と久石譲は切っても切れない関係ですが、新海作品にはladwinpsは必須ではないと感じます。
あくまで個人の意見ですが、次回作では別なアーティストと組んだ方がよいかと思います。
以上、予備知識なく鑑賞した印象でした。
余談
声優陣では本田翼さんが下手とか下馬評だったようですが、個人的にはベストキャラクター賞でしたね。
新海作品裏ベスト
新海作品と言えば、男女の心の機微を美しい映像と音楽に乗せて描く手法で高く評価されており、
前作「君の名は。」は社会現象ともなる大ヒットとなりました。
「君の名は。」が代表作である「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」の集大成であるとするならば、
本作は「雲のむこう、約束の場所」や「星を追う子ども」といった評判がイマイチだった作品の集大成と言えるかも知れません。
「君の名は。」ではまるでテーマパークのようにひたすらに美しく描かれた東京とは対照的に、
廃墟、貧困、暴力、風俗といったネガティブな問題を抱えるある意味でリアルな東京を舞台に物語が進行します。
本作の主人公、帆高と陽菜はそんな東京で出会いながらも決して陰鬱になることなく、明るく、力強く、支え合って生きていきます。
「もう一度君に会いたい」
ただその一心で狂おしい程に走り出す帆高の姿は気高く、美しく心を鷲掴みにされました。
本作は前作のように、ひたすら爽快で気持ちが良い作品とは趣向が異なり、
ともすれば目を背けたくなるテーマも織り込んでいるため、監督も言うように賛否が別れる部分もあるでしょう。
私自身、当初は「君の名は。」程ではないと評価していましたが、苦しみながらも、がむしゃらで自分の想いに真っ直ぐ力強く生きる帆高と陽菜の魅力に気付いたとき、本作が「君の名は。」に勝るとも劣らない傑作だと認識を改めました。
面白い。
まず作画はとても綺麗です。流石は新海といったところか。また、ストーリーは「君の名は」とは一風変わった感じで、前作のようなものを想像している人にとっては少し異なるということを感じるでしょう。
挿入歌はそれぞれの場面によくあっていて、鳥肌がたちます。特に歌詞はよく聴いてみるといいでしょう。
私はとても好きですが、やはり賛否両論、ハマる人にはハマる、イマイチな人は首を傾げるような映画だと思います。
また、多少説明されていない所がありますが、そこは監督の意図だとパンフレットに記載されていました。ですがそこは、気になる人には気になるかもしれません。
あと、前作「君の名は」を見た人は、前作のキャラクターが何人か登場するため、よく見てみると面白いですよ。
天気を題材にした着眼点は面白い
前作の君の名はがとても良い映画だったので期待して新作である天気の子のプレッシャーはハンパなかったと思う。
新海監督の作品を全て見ている者として、絵の綺麗さだけでなく独特の世界観や人間臭い関係などもリアルでとても好きです。
今回の天気の子という題名を聞いた時、正直期待薄な感覚がとても大きかった。
実際に見てみて、冒頭40分まではとても退屈な一本調子の展開であり、なぜそんな事をするのか疑問に残るシーンもあり話が全く読めませんでした。
新海監督の独特な世界観を味わうこともなく最後まで、なぜそうなったのか?なぜそこにいたのか?きっかけは何なのか?などわからないことがわからないまま終わりました。
今回は前作の期待を持たれていただけに、ちょっと期待はずれだし作品自体のレベルも下がっているのかなという印象…
ただ、天気を題材にした着眼点は良かったと思います。
面白かったが 少し「ん?」と思うようなところあり
結論から言うと、面白かったです!しかし、私の涙腺を刺激するような話ではなかった。
私はファンタジーストーリーがけっこう好きなので自分好みの作品でした。
また、陽奈の母親のところをもっとちゃんと描いて欲しかったです。なぜ弟と二人暮しになったのかが分かりずらかった。あと帆高の家での理由もよくわからなかった。
演出や演技はとても素晴らしかったです。音楽の入れ方やカメラワーク、俳優声優の演技も ジブリのような棒読みではなく、特に違和感なく素晴らしかったです。何かと話題の本田翼の演技も大丈夫でしたw。
最後の東京の風景、けっこう好きです。
ぜひ見に行ってください
微妙な作品
多分、言いたい事は『誰かが犠牲になって成り立つ世界なら、そんな世界は無くなった方が良い。』だと思う。終盤のまとめ方は、同業者としては他にもまとめ方は有ったのではないか?とは思う。映像表現は流石。
共感はしません。でも、
面白い作品ですよ。
皆さまがおっしゃっている通り、キャラクター一人一人の背景が薄いようですが、そんなのは仕方ないです。
たかが2時間ほどの映画で背景説明してたら時間ありませんよ。
共感ですか? できるわけないじゃないですか。全く違う世界を生きている違う人間ですから。感情移入はできるかもしれません。
自分とは違う世界のとある場面を垣間見てると思ったらなかなかの面白さ。もしも自分が同じ立場だったら? 主人公みたいに行動できたか? 想像すると楽しくなります。
だって、それは現実逃避ですからね。
現実で満足できてる人は見ない方がいいかもしれません。違和感が強い。現実的じゃない。こんなこと起きやしない。妄想だ、と。
逆に現実に満足していない人はいいかもしれません。
結局は人によりますが、きっと『何か』を感じさせてくれます。
(自分は現実に対しての寂しさを憶えました。人と触れ合うのって大切なんだな…と。)
長文失礼しました。
この作品の賛否両論は正しいです。
だって人の価値観は人それぞれだから。
僕は面白かった。自分は面白くなかった。それでいいじゃないですか。
登場人物がサイコパス
作品に狂気を感じました。
とにかく登場人物がサイコパスだらけです。
まず主人公。
チンピラに向かって拳でなく実弾入りの銃をぶっ放す。
警察に捕まりそうになった際のセリフ、虚ろな目で「行かなきゃ…ひなさんが呼んでるんだ…」心身喪失や判断能力の欠如を演じつつ警察から逃走を計ろうとしたり、少しでも刑が軽くなるよう計算されつくした行動の数々に驚愕した。
あと女の子。雷を降らせてトラックを爆破させるシーン。あそこまでやる必要があっただろうか。不安定な能力故に、少しでも落雷の位置などコントロールを誤ればより大きな被害を引き起こしていたであろう事は言うまでもない。
あと、ラスト。あの2人。
「天気が狂ったままでも構わない!!」とか言って、その行動が招いた結果が永遠に止まない雨(3年分)、都市水没。一体どれ程多くの小動物が命や住処を失った事だろうか。
河川敷に住んでいた人々は川が氾濫し、ダムは決壊し、人々の職や住まい、そして多くの尊い命が失われたであろう事は想像に難くない。
また、主人公の雇い主である男もおかしい。
娘が喘息持ちであるため、タバコを辞めなきゃ娘に会えないと嘆いていたはずの奴が刑事を殴り倒すシーン。「行けぇぇ!!」とか言っちゃうあたりがヤバ過ぎた。
もはや傷害罪、公務執行妨害、犯罪者である主人公に加担した事で共謀罪、犯罪教唆などの罪を被ったとしても言い逃れ出来ない。
もはや娘に会えないどころか犯罪者。
愛しい娘は犯罪者の娘としての汚名を被り、学校でも陰湿ないじめを受け暗い未来を歩む事となるのであろう。
それと姪もおかしい。
犯罪者である主人公の逃走経路を確保しただけでなく、スピード違反という次元を明らかに超えた一般人をいつ轢き殺してもおかしくない危険なバイク運転をおこない、犯罪に手を染めているにもかかわらず「私ってすごい!」と自分の犯した行動に心酔しきってる様はもはや正気の沙汰とは思えない。狂気すら感じた。
あちこちで被害が拡大しているにも関わらずラストは無理矢理ハッピーエンドな展開に持っいったのは驚愕した。
サイコパス!!
初めての痛手な恋を思い出す作品
新海誠監督の作品はどれもみております。絵や見せ方がとても技術が高くて、映像で魅せられること必見。
主人公はひたむきで一途な男の子です。
初めて人を好きになった!初めて女の子の部屋に行った!
そして好きな人の為に、初めて贈る誕生日プレゼントは3時間も悩みます!!
かわいい店員さん(三葉)の後押しもあり指輪を選びます。
これは引くわ!と心でさけびながらその気持ちの重さが大変愛しくむずむずっとした場面でした。
(指輪をもらうというイベントは私の人生にもあった気がする。)
ですが個人的に主人公の気持ちの高ぶりや興奮、動揺など 気持ちの面で共感しづらい面がありました。
絵や描写がとても美しく丁寧なのでもちろん感情を 想像で補うことはできたのですが・・・。
一緒に映画を見に行った友達は、すごく共感出来たと言っていて、見る人の感性によって感想が分かれるなぁと新鮮に、また少し寂しく感じたかな。
・ 「恋愛としての好き」
・「好きだから周りが見えなくなる」といった要素が自分の価値観とはすこしかけ離れていて追いつかなかったのだと思います。
一緒に見た友人はそういった想い、不器用だった、好きという感情を思い出しながら見ていたようです。
お行儀が良くてきちんとしたうえで 弱くて、実は耐えている といった影の努力家、健気な苦労人といったヒロイン的ヒーロー人物像が多い気のする昨今
スポットライトには当たらないけれどこういう人少なくないという人物像の帆高くんには大変関心をそそられます。
アニメでいうと 帆高くんの対極のキャラクターはエヴァンゲリオン碇シンジ君かなあ・・・。
シンジ君も決して多くの人から大好き!!と言われるようなポジティブな人柄ではありませんが、多くの人が共感できる心の闇を抱えるどころか放出していましたね、彼の角度の違った別バージョン的主人公というとすっきりします。
帆高君の好きは陽菜一点に向けられているので好きな対象の為に破天荒な行動、周りが見えていないことはありますが、好きの対象を決して傷つけません。
シンジ君は保守的なあまり、自分以外の他人には攻撃的になり歯を向けるので、映画を一緒に見た友人と私の好きに対する考え方の違いがそこにあったのかもしれません。
描写は現実的でシリアスな部分も多く、純愛×不器用なほろ苦い大人の作品であるといえますし
小さなお子さまといらしているを親御さんはキーとなる「銃」の存在や「平手」などのシーンにぎょっとするかも。
凪君のポジションが濃すぎず薄すぎずなのに好感がとても持てます。めちゃくちゃいい味出してました。
新宿に訪れた人ならわかるレトロな感じ、人がたくさんいてさみし気で
ラブホテルのあの独特の雰囲気の中味わうチープな高級感・・・
そして、この作品でキスの1つや2つしてもおかしくない雰囲気の中、とても古風で純愛で 天気という明るいモチーフを題材にしているからこそ、純愛とかけはなれた展開にならずほっとした自分がいました。
あと1度は映画館で観たいと思える作品です。
また物語一番の盛り上がりのあたりで「グランドエスケープ」という曲が今までにない音楽として耳に入り音源購入を決めました。
決して雰囲気映画とは言わせません、途中中だるみすることもありません。
頭は使わないけれど 感性が似た人は3倍楽しめる そんな映画でした!
自分は立派な人間じゃないんで・・・
主人公の行動に否定的な人って、今までの人生で(特に10代のとき)誰にも迷惑をかけず、エゴに走ったこともなく、常に完璧で立派な人間だったんだろうか。それって高齢ドライバーの大半が自分の運転にかなりの自身を持っているのと同じようなものじゃないのかな。あとフィクションだから多少大げさな部分もあっていいと思う。少なくとも自分はそんな立派な人間ではないおかげで登場人物たちに感情移入できた。帆高の思いもわかるし、それなりに人生経験を重ねたので須賀や刑事の行動も理解できた。前作に比べてストーリー、音楽とシーンとの組み合わせ、登場人物のキャラクターなど映画作りの色んな面で格段の進歩を遂げていたと思う。次も楽しみです。
前作の評価に押し潰された駄作
とても残念な映画だった。
主人公の女の子が天気を司る力をどうして得たのか、説明不足だし考えられる理由も理由としては軽すぎる。
また同少女がファーストフードのアルバイトをクビになり、生活費を稼ぐために身体を売ろうとするくだりも、非常に軽々しい。頼るはずの父親や親戚はまったくいないのか、そこの説明不足。主人公をとりまく大人の影がまったくみえない設定は、ラノベにはよくあるが、それだけに作品全体の雰囲気を軽薄にしている。
主人公が銃を見つけてそれを持ち歩くのも軽々しいし、そもそも彼がなぜ島を離れる必要があったのかも説明不足。
主人公ふたりの行動が軽々しすぎて、まったく感情移入できなかった。
ストーリー展開も前作そっくりであり、同じ監督の作品でなかったら「盗作」の謗りを受けかねない。
子供向け映画で、大人の鑑賞にたえるものではないことをここに明言しておく。
毎日変わる天気
新海さんの作品であることは間違いないと思うけれど周りが騒いで新海さんに作らせてしまった作品のように感じた。君の名はの主人公、ヒロインが登場するシーン、途中で流れるradwimpsの曲どれも”とりあえずこいつら出しとけば売れるっしょ”みたいな気持ちを感じ萎えた。
それでも見終わった後は毎日いろんな表情をみせてくれる天気が今、目の前にあって自分は幸せだなと感じた
面白かった
世界の表と裏。光と影。大人と子供。雨と晴。子供はいつの時も『大人』に傷つけられて大人になるのかもしれない。正しい事が間違っているのかもしれないし、間違っている事が本当は正しいのかもしれない。正義はもしかしたら人の気分で変わるのかもしれない。『天気』のように。『少年』よ世界を疑え。祈りは必ず天に届く。長い人生の中の一瞬の少年時代は人それぞれ。大切なのは大人になること。人は必ず幸せになれるのだ。頼りなげな仔猫があっという間にふてぶてしい成猫になっていたのに、笑みがこぼれたのは私だけではないはず。
ゲームをまずしょう!
前評判よりはまずまずよかったのだが、元ネタは恐らくプレステのゲーム、スクエニのライフイズストレンジに着想を得た内容なのかな。
ゲームをしてからみてもよし、映画を見てからプレイしてもよしですね!
賛否なんてもの以前の問題ですね。
けど映画じたいは良かったです。
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