天気の子のレビュー・感想・評価
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選ぶ作品だよね
新海誠の作品はこれで2作目で「君の名は」の次に見た作品がこれです。
君の名はの綺麗なハッピーエンドから一転して結構人を選ぶ作品だと思いました。
良かった点
・絵はやはり綺麗で絵だけでも見た価値はあるなと思いました。
・終わり方は賛否両論あると思うけど自分は結構好きです。大胆なメッセージ性があって意外な結末で面白かったです。
・音楽も良かったと思いました。前作と比べるのは良くないと思うけど「君の名は」の時は音楽がちょっとうるさすぎるかなぁと思っていたので今回は自然な感じで音楽が流れていたので良かったなと思いました。
悪かった点
・結構主人公に馬鹿な行動が多かった。
拾った拳銃を持ち歩くし、警察から逃げるって行ってもなんの計画性もないままて...そりゃ捕まるよねって話。警察に捕まったあとも傍からみたら支離滅裂な事言ってのにそれを理由にして警察から逃げ出すし...高校生だからってことで意図されて無鉄砲な事やってるのは分かったけどもう少し賢い主人公の方がよかったなぁ...
・天気の巫女は割と雑な設定だなと感じた。天気の子が人柱になって天気を沈めるのは途中の言い伝えででてきたからまだ分かったけど最後で主人公が助けに行ったら普通に戻ってくるし。もっと作中で説明が欲しかった。
評価は3.5で「君の名は」と比べるとやはり劣る感じ
あまりおもしろくなかった
君の名はと同じレベルを期待して行くとがっかりしてしまう。事前の宣伝も作品の期待度をすごく上げている。
でも、実際はよくある映画。期待度が高かっただけに、ガッカリ感も大きくなってしまった。
愛を値踏みする
新海誠さんの作品や世界観を熟知しているわけではないことと、功利主義・費用便益を熟知しているわけではないことをお断りしたうえで、感想を書きます。あえてこう言う必要もないのかもしれませんが、あくまで個人の感想です。
東京の価値(=経済活動がもたらす金銭的価値と命の価値などの非金銭的価値を含めた価値)と「愛」の価値を天秤にかけた作品だったと個人的には思います。
この作品に共感できない方も多いようですが、その原因の一つに、東京に住んでいる無数の人たちの価値や犯罪の費用と便益を考えると、その方にとっては「愛」よりも東京の価値がまさったということかなと勝手に思っています。
言い換えると、大勢の生活を犠牲にしてひどいやつだ、犯罪は費用が高い(便益がない)などの価値観を持っているのかなと。。。
その一方で共感された方は、むしろ彼らの勇気や愛する気持ちなどの「愛」の価値が東京の価値を上回ったのかなと。。。
そして、重要なのは、それぞれの個人が主観に基づいて、暗に費用と便益を天秤にかけているといったことなのかなと。
個人が持つ物差し(=費用と便益による価値判断)で社会的な問題を値踏みすることは、ある意味正しい側面もあるけれども、それだけでは割り切れない部分がありうるでしょう。
いろんなレビューを拝見する中で、「トロッコ問題」に当てはめて考察されている方もそれなりにいらっしゃいました。それは自分の費用便益を社会的な問題に対して行う行為でもあるから、非常にこの作品と相性がいい。
トロッコ問題とは
1人と5人だったら、功利主義は1人を犠牲にし、5人をとる。といった話です。
そのトロッコ問題の話に当てはめて、僕が考えたことは
でも、1人の方に、自分の最愛の人がいたとしたら?
それでも、5人をとるのが功利主義的でしょうか?
それとも、社会的な功利ではなく、個人にとっての功利が選択にとって重要だとしたら?
僕にとっての恋人の価値と君にとっての僕の恋人の価値は同じではないという前提に立つのであったら?
つまり、個人が一人一人に置く価値は、一人一人の個人で違うという前提ならば、功利主義的に1人を選択するのが正しいということになるかもしれません。
これは、ベンサム的な功利主義に立つか、JSミル的な功利主義に立つか、それともそれ以外の価値観に立とうとするのか、そういった葛藤に対する問いかけなのかなという感想を持ちました。
そういった解釈の中で、さらに付け加えると
ヒロインの子の犠牲を何も知らずにのうのうと一般の人は生きている的な描写がありますが、そのこともまた面白いかなと。
実は、僕たちは恋バナや恋愛映画から、たくさんの便益を受けています。でも、それに対して、正当な対価をそのストーリーの提供者に支払ったことがあるでしょうか?
恋バナに花を咲かせる人は少ないくないですが、そこから得られる便益を支払ったことがあるでしょうか?
映画だったらあると言えるかもしれませんが、それは本当でしょうか?映画に支払いの中は、作品に対する支払いであって、恋愛の話題の提供者に対する支払いではないかもしれません。
そういった、愛の外部経済的な話として理解してみるとそれはそれで面白いのかなと。
人は、暗に功利主義的あるいは費用便益的な発想で物事を考えていて、それをさらに、無邪気に他人に押し付けてしまう節があるといった点に気付かされた気がしました。
そして、暗に功利主義・費用便益的に考えていることを意識してもなお、功利主義に立っていられるのか、そこに個々人に対する問いかけがあるのかなーーと。あるいはどういった功利主義をとるのか、何を費用とし何を便益と私たちは考えたらいいのかといった問いかけでもあるのかなーーと。そういった意味では非常に経済学的な作品でもあるなーーとか。あるいは合理性?
そういった感想を持ちました。
読める文章になっているかわかりませんが、感想が書きたくなる作品でありました。あとこういったレビューは鼻につく感じで、嫌われる気がしないでもないですが、、、許してください笑
この話の主題は少年の決意と覚悟
この物語は、よくあるような辛いことや悲しいことから彼女を解き放ってあげる物語ではなく、辛いことや悲しいことを背負ってしまった彼女を支えて生きていくことを決めた少年の覚悟を描いた物語だと思う。
エンディングでは再会してハッピー!で終わっているが、本当に大変なのはその後生活していく中で、世界を変えてしまったことに対する罪悪感に苛まれそうになる日菜を支えていかなければならないことだと思った。
僕は自分のことが情けなくて嫌いだと思っているので、帆高の日菜を支えて生きていくという覚悟を決めた姿勢に勇気をもらった。辛い時や自分に自信を無くしたときにまた見返したいと思う作品だった。
p.s 物語の最後の最後で流れるRADWIMPSの「大丈夫」と言う曲の歌詞が帆高の心情をよく表していたので、あまり気にしていなかったという方は歌詞をちゃんと見るとまた違った感想が出てくるかも
どうしてもほぼ君の名は
ファンタジー感動作。
評価が難しい映画
『天気の子』は評価をするのが難しい映画だと思います。
実際、上映後の映画館では「すごい良かった」という声があった一方で「思っていたのと違った」という声も聞こえました。
自分の中でも面白かったのかつまらなかったのか今でもよく分かりません。
そんな中でただ一つ感じたのは生々しい映画だということです。
某求人サイトの街宣車などを含めて数多く出てくる実際の企業のロゴと緻密な作画が相まって、映画の中の世界をリアルに感じることができました。
だからこそ、序盤の帆高の辛い状況や終盤の逃避行のシーンがとても生々しく映ります。
この映画は賛否がはっきり分かれる映画だと思いますが観て損はない映画です。
新海監督の作品は初めてだったのですが、『君の名は。』など他の作品も観たいと思わせられたすごい映画でした。
ちがった良さ
感動しました
風景画の素晴らしさ
賛否両論というけれど…
エンディングで賛否両論、と言われる所以は「愛する人か、世界か」を論じているのかな、と思います。
その点においては、美しいエンディングでした。
「自分たちの選んだ世界で君を愛する」。
素敵だと思います。
世界なんてそうそう変えられないし、そんな責任を誰かが追う必要なんてありませんし。
純粋に、映画の題材としても、カッコイイ。
しかしながら鑑賞中の心情は、「いや、世界救うかどうかはさておき、犯罪者にならない方法はあったんじゃないか??」という時点で置いてきぼりになってしまいました。
「世界の天候を変えてしまった」ことなんて、彼らがあの事件の後、生きていく上でなんの意味もないでしょう。
ですが、「補導歴があること、逮捕はされなかったけど、重大な犯罪を犯したこと」は、彼らの人生を一変させたはずです。
実際、刑事が途中「彼は人生を棒にふった」と言っていましたよね。
しかし、あのエピローグでは平々凡々な学生に戻っており、犯罪を犯した代償は、「愛する人と3年間会えなかったこと」のみ。そんなことがあり得る「世界」に納得できる大人が一体どれだけいるのでしょう。
世界に楯突く少年を描くなら、それだけの代償も考えてほしかったです。
あれだけ「現代社会」に似た世界を詳細に映像で表現しておきながら、
「現代社会を模したシステム」があまりにお粗末すぎます。もはや夢オチだといってほしいくらいの御都合主義。
「雲の上に世界があって、天気を変える巫女がいる」というファンタジーは許容できても、「就職活動中であったり、親権の申し立て中なんて微妙な立場にある成人が、公務執行妨害を始め、様々な犯罪を犯した後、3年後に幸せにくらしてます」なんてファンタジーは許容出来ません。
主人公はエピローグで「天気を変えてしまったこと」を反省してますが、「多くの重大な犯罪を犯したこと、周りの人間も巻き込んだこと」に対しては特に何かを感じている様子もなし。
あれだけの犯罪をして、エピローグでそれ相応の生活になってしまってるなら、納得も出来ます。
それらをきっちり清算しての、あのエンディングなら、私はきっと涙して絶賛していたと思います。
私は本作の「気持ち悪い駄作」だと感じましたが、それは「監督の性癖てんこもりだから」ではなく、「整合性ガン無視で違和感ありありの妄想」だからです。
いくらあれが「妄想を描いたファンタジー」だとはいえ、「物語と世界観の整合性」は無視しないで欲しかったです。
天気なんて、狂ったままでいいんだ!
今回は新海誠監督の最新作ということで鑑賞させていただきました。自分の見た感想ですが文句の付けようのない素晴らしい作品でした。新海誠誠監督の作品は何作か観させていただいていますが、今回も素晴らしいクオリティーでした。私は19日の公開日にハイレゾ音源でサウンドトラックを購入していたので曲が流れた時に興奮してしまいました。観るのは一週間遅くなってしまいましたがw。女性ボーカルも最高です!!私の場合ですが「君の名は」を観たときは一回で全ての伏線や話の内容を理解することは難しくモヤモヤしました。しかし今回はメッセージ性も分かりやく非常に素晴らしい作品でした。自分も高校生で学生なので主人公がもがいているシーンが印象的で心に突き刺さりました。広告が多いとも言われていましたが私は気になりませんでした。特に新海誠監督さんのファンではありませんでしたがファンになってしまいました。素晴らしい作品をありがとうございました!!
駄作
映像が綺麗な所と音楽がいい以外見所全くなし
ストリーが滅茶苦茶酷い、高校生が凶悪犯罪オンパレード
何と拳銃を刑事の頭に向け発砲、殺人未遂、しかも2度も発砲
何の意味があるの、高校生が売春、ラブホ利用子供達にはとても
見せられない酷い作品です。
この作品を理屈をこねくり回して絶賛しているのが理解出来ない。
泣けるシーンなど一つもない。
TV毎日ようにこの映画のCMが流されていて膨大な資金を費やしているので1度は見る人は多いがリピはないですね。
次作を期待しています。
心あらわれる映像美と音楽
夏休みということもあってか名古屋の映画館では珍しく満席に近い状態でした。うん、映像音楽も音響もストーリーも素晴らしい新海誠監督の世界観にどっぷり浸かることができる作品だと思います。特にこのところ不安定な空模様が続いて、代償なしに晴れ女・晴れ男の機能が発揮できたら嬉しいなぁなんて思ってしまいました。(明日仲間うちでのBBQを控えて)特に雨の描写から晴れる展開の映像の美しさ、またシーンごとに入り方を相当試行錯誤したと感じられる楽曲、またそれを圧倒的に効果的に聴かせてくれる音響効果!是非映画館での鑑賞をお薦めします。たくさんの素晴らしいスタッフと監督のタッグで完成した作品だと思います。アニメに詳しい方ではありませんが日本のアニメの素晴らしさを世界に伝えられることを誇りに思う今日この頃です。
中盤から襲う異様な不快感
余計なことを考えずファンタジーを楽しめる子供は純粋に楽しめそう。 ...
余計なことを考えずファンタジーを楽しめる子供は純粋に楽しめそう。
敵役として警察や行政を持ってくるのは違和感を覚えた。最近多い気がする。子供を主軸に舞台を現代社会とするとそうせざるを得ないのだろうか。
それから繁華街に暮らす子供を描くにしては中途半端だった。
人柱の少女とそれを救いたい少年を描くのに裏社会をチラ見せ程度に描いたのはどういう意図からなのか是非知りたい。穂高の背景がほとんどわからなかったので彼の行動が本当にわからなかった。
結末は良かった。
当人たちからしても世界からしてもメリーバッドエンドというところ。
瀧と三つ葉が出てきたことで君の名はとの関連性から想像や考察ができそうだ。
ただ前作と地続きの話だとすると、前作のラストシーンと矛盾する。ただのファンサービスであって、天気の子はあくまでパラレルワールドなのだろうか?そうならば残念だ。
また、せっかく憧れの東京に出てきた彼らが水害に巻き込まれていると思うと哀れだ。
そしてもし次の人柱が現れたら、彼女とその回りの人々はどのようなわ選択をするだろうか。
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