天気の子のレビュー・感想・評価
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決して悪いものの訳では無いが…
以前,話題になり捲った「君の名は。」当時,私絶対に観ないだろう,と思っていたが、
どうしても車に乗って,映画館に行き何かしらの映画作品を観たい!と思ってた矢先に“コレは意外に面白いんじゃ無い!なんて思った記憶が蘇った事から,鑑賞。
前回の作品の話題ヒットをした後は,もっと上(って何だ?)へもっと面白いものを求めてしまうものだと私は思う。
ハッキリ言って全くの別物の作品なのに(拘りの1つ何であろうが)、音楽も全く同じのRADWIMPS(悪いとは言っていない事だけは云っておきたい所)を起用した事自体(違いが解らん⁈)1番言いたい事として,一般受けする作品を似たような作品を立て続けに2本創りたかったのかよ⁉️という疑問が生まれて終了…
この映画と主題歌がマッチングしていて泣きそうでした。
10代の子どもと鑑賞しました
この監督の作品は初めてです。
冒頭、家出して上京するため船に乗った高校生の主人公・帆高と、マイナーな雑誌編集者・須賀との出会いのシーンがあるのですが、そこから突飛で、その後の人物の会話にも現実味を感じられず。
今の中高生ってああいう話し方をしてるかな?手足は伸びてきていても、判断を次々に迫られた時に、意外とあやふやで思考停止したりしないかな?
特に男子は女子と違って発達がゆっくりなので。
監督(大人)の頭の中で考えた中高生がこんな感じなのかなと思って観てました。
人物像が掴めないまま、最後まで置いていかれた感じです。
ジャンルとしては中高生向けのラブストーリーだと思いますが、一つひとつのシーンがどこかで見たような、聞いたような既視感のあるもので、スポンサーの宣伝のための小物(即席麺など)のアニメCMを繋ぎ合わせて一本にしたような映画でした。
親に子どもたちを映画館に連れて来てもらわないといけないので、通信教育大手のあの企業にも協賛してもらったのかな?なんて雑念も湧いて来ます。
良かった点は、東京の街を繊細にトレースして画の作り込みがしっかりなされていたところ。
監督が風景描写にこだわりを持っておられる方だそうで、脚本家の方の力を借りて人物描写やストーリーに厚みを足せば、2時間ほどの映画としてのバランスが良くなり、大人も満足できそうです。
子どもはちょうど理科で気象の勉強をしているので、三年も同じ場所に雨が降ったらもっと大災害になるのでは?植物が枯れるはずでは?あと晴れ女・雨女の設定など分からないところが多かったようですが、画が綺麗で音楽もかっこ良かった!と喜んでいました。
ただ、先日鑑賞した『名探偵ピカチュウ』の方がもっと感動したし、ピカチュウの正体も面白かった、とも付け加えていました。
東京の『影』や『負』をリアルに表現した作品
東京には光と影があるけど、この作品は、普段あまり注目されない『影』の部分や、その影にいる少数派の人達の言動を所々リアルに表現した作品でしたね。
オレだけかもしれないけど、観ててチョット心が痛く感じた。
ノラ猫みたいな扱いをされたり、
家族の事はほとんど話さないとか、
平静を装ってたり、
本当の事もなかなか話さないとか、
大人になりたいなど。
この映画を見た後の爽快感は無いけど、あまり注目されないこの現実を映画にしたのは、ある意味で挑戦的でした。
それと、エンディングでは、東京の負のリスクが表面化してた。実際にあんな事になるんだろうなぁ。
でも、主人公達は一般市民で、ハリウッド映画みたいに世界の危機を救う話ではない。
途中、主人公達のせいで、こうなったような表現もあるが、それは、子供から徐々に大人に成長していく主人公達の世界観が、3年後にはだんだん広がっている姿を描いてるのかなぁ。
思い返せば、物語が始まる前からずっと雨が降っていて、終わりでも降り続けていた。
等身大の16歳主人公
若さ爆発!あんまり細かいことは気にしないで観れれば最高の映画。
若いんだから思うままに突っ走れ!
なんてわかりやすいメッセージw
確かにご都合主義な展開や、説明不足&描写不足な点は多いけど、作者がそんなの関係ねーって割り切って作ってるんだからそこを批判しても仕方ない。
若いころって、自分や、自分の周りの仲間だったり家族が全てだった。正直、世間の事なんて知ったこっちゃなかったよね。
そう思えば、主人公の選択の理由なんてあれでいいんだよって思う。
と言う訳で、天気の子はこの上なくわかりやすい超ド直球の青春映画でした。
ただ、これは好みの問題だけど、変なフェチ表現と、あからさまに「さーここで泣け」って演出にはなじめなかったので-1。
身の丈にあった16歳を描いていた
個人評価:3.8
少しずつ少しずつ新海作品が良くなっていく。
それは川村元気によるものなのか、新海誠の成長なのか。後者である事を期待する。
人間描写が圧倒的に不得意だった過去作からは進歩し、本作の登場人物たちは、身の丈にあった年齢の言動や考え方をしており、しっかりとキャラクターを掴む事ができる。
ストーリーとしては君の名は程のエンターテイメント性は無いが、今、伝える必要がある現代を描いており、旬な要素も含んでいる。
挿入歌と映像を絡めた演出が非常に上手く、大事なシーンで見る側の心に訴えかける作り。その部分は秀逸であった。
あとはキャラクターを見る側が愛せるような作品を作って頂ければ、日本のアニメ会を担う監督になると信じている。
期待値よりは低い
割とレビューの評価が高かったので、期待を持って鑑賞に向かいましたが、感想としては『こんなもんか』という感じです。
映像美に関しては、文句なし。
非常に綺麗でした。
ただ、ストーリーが微妙で(主に後半)、鑑賞後もイマイチ腑に落ちない。結局彼らの選択を以って何を伝えたかったのか。
彼女を救うために、雨が降り続ける世界を選択しました。そのせいで、日本の形が変わるまで雨が降り続いているのは、自分たちのせいだから、祈りますってこと?
物事の一面だけで、美化しているように感じた。
天気の巫女や、穂高の背景についてももっと掘り下げないと物語に厚みが出ない気もする。
君の名は、の続編で期待値が高かったこともあり、星2の評価です。
世界観の違い
前作の「君の名は。」では、東京の男子高校生と田舎の女子高生がいれかわる、と言うよくあるシチュエーションだったが映像美や細さが評価されたが。今回見た「天気の子」では、主人公の男の子が田舎と両親の堅苦しさを嫌がり東京に家出すると言う所から始まる。そこでヒロインをはじめ沢山の人達と出会っていく。その、ヒロインの女の子「100%の晴れ女」だという。予告映像でもあったようにヒロインが「ねぇ!今から晴れるよ!」と言うシーンがある。その時一緒に隣にいた主人公のこれからを大きく左右すると言ったものだ。(ざっくり)今作品の映像にこだわった部分は新海監督もTVで語っていたが、街並みの美しさは勿論、「雨」の描き方にこだわったという。
まとめ〜自分の中では、前作「君の名は。」を超えてきました。よって、★4.5をつけます。
全員一致の折衷案
今や何でも実写が可能になってきたから出来た作品。子供から大人までの女子全員が飛びつくキラキラ画法は世界最高峰であり夏休みに入ったばかりの娘達を連れてママのバイト代で観に行く…乙☆前半の屋上から陽菜が祈って大事な試合を晴れにするシーンで小1の娘が涙。お天気になったのが感動したそう!後半は私の方が胸にせまって涙。きっと親世代はこれに似た思いをした人はいっぱいいるはず!後ろの女子高生達もしっかり泣いていたし各世代ここが丁度いい折衷案だったのだなぁと思います☆RADWIMPSの主題歌は愛を愛だと感じづらい時代における『これが僕らのマスト』♪。三浦透子さんの歌も作品の意図する感性を忠実に再現し透き通っていて音楽の高揚感にピッタリ♪観賞後は光のプリズムに魅了されグッズを買って帰宅☆監督はいつだって新しい海なのだと再確認出来ました!
ブラボー
完璧な映画だと思いました。個人的には新海監督作品でNo.1。
過去作のファンの為の小ネタや、事情は良く分かりませんがプリキュアが出たり、遊び心がありつつもツボをきちんと押さえた秀逸なストーリー。色っぽいお姉さん枠(?)のキャラが今回もいて、オタク的展開のポテンシャルも秘めている。挿入歌も良く、最後まで集中して見てしまいました。新海監督とRAD WINPSはいい仕事をしますね。
新海監督作品の特徴として、ラストが完璧なハッピーエンドではないというのを今回も踏襲している。愛する者の為なら悪にもなれるある種の純粋さを、鑑賞している大人も違和感なく受け入れられるし、しらける事なく応援したくなるのは凄いことだと思う。
違う人だった。
私が知ってる新海誠
ホダカが、頑張って警察から逃げてヒナを迎えに行く。
鳥居の前で強く願い、ヒナの元へと飛ばされる。
しかし、ヒナはこちらにはもう戻れないことがわかって
「私はずっと、この空の上でホダカの幸せを祈り続けてるよ」
って言って抱き合いながら落ちていき、鳥居の下で転がってるのはホダカだけ。
それから3年後、異常気象もなくいつも通りの日常に終わってホダカも高校を卒業して東京にやってくる。
スガさんに会って、似たような「大人になれ」的なこと言われて
事務所をあとにしたホダカが、あの鳥居のところまで行ってもう一度ヒナの事を思いながら強く祈り始める。
後ろにヒナの気配を感じて勢いよく振り向くけど、そこにヒナの姿はなく日差しが強くさしているだけ。
「東京は、あの三年前の激しい雨が嘘かのようにいつも通りの日常へともどりつつあった。だけども、この日常とこの青空は、ヒナさんが雲の向こう側からいつも僕たちの事を見守っているからだという事を、みんなは知らない。僕が、僕だけが知っている秘密だ。」
鳥居のところに指輪が置いてあって、それをキラッと光らせてからの
ーー天気の子ーー
で、RADWIMPSの曲と一緒にナギとかの「今」を描いた一枚絵が流れてエンドロール。
これが、私の中の言の葉までの新海誠。
切なさがなくなったし、静けさも無くなった。
新海誠は、絵だけじゃなく音も良かったのに。
あと、しょうもないお色気はいらん。
胸見てたでしょ〜とか、いらん。
今までそんなのなかったやん。
君の名はから出てきたなこういう感じ。
新海誠は、切ない別れの話の象徴のようなアニメ監督ってイメージだったから、君の名はからは私の知っている新海誠ではなくなった。
なんか、こんなこと言ってると古参ファンの気持ち悪い追っかけみたいに見えるから嫌なんだけど
でも正直、こんなハッピーエンドは求めてない。
作品の精神年齢が低くなってんのかな。
ホダカやタキより、他の前作に出てくる男の子達の方がずっともっと大人びて見える。
雲の向こう約束の場所で、サユリを迎えに行ったらサユリがヒロキの事を覚えてて「迎えにきてくれてありがとう!」からの「私、ヒロキ君のこと……」ってヴェラシーラの上でハグしてキスしてって終わり方をしてしまうぐらい、求めてない終わり方だった。
中身がないからなのか、すっかり見れるアニメーションだったからかはわからないけど
あっという間の展開すぎて何がなんだかって感じだった。
サクサクーって感じ。
脈絡のない支離滅裂な感想で申し訳ない。
もうわからないんだよ。
ばーにら、ばにらばーにら
タイトルなし(ネタバレ)
誰しも心の天気は常に大雨で、時には激しく荒れ狂っている。ああしたい、こうしたいって欲にまみれている。誰しもそうであるはずなのに、そんな自分に気づいているのに、大半はその内なる世界から目を背け、晴れを装っている。少年は若くしてその晴天に耐えきれず、大雨が降りしきる大都会へ飛び出した。冒頭での大雨にはしゃぐ彼の姿はとても印象的だ。社長の言う通り、本来世界は狂っているはずのもの。狂ってて何が悪いというのだろう。狂っている彼を哀れな眼差しで見過ごすか、はたまた老刑事のように彼に対して羨ましさを覚えるか…
彼は元来自惚れが強く、自意識過剰のように思われる。最後までそうだった。同時に「雨でいいんだ。大丈夫なんだ。」と、そんな自分を受け入れる強さをも持ち合わせていた。野田はこれまでの新海の作品に対して「監督は今まで結末に対してどこか臆病になるところがあった。でも今回は我を押し通したように感じた。」と同タイトルの小説版の解説にて記している。監督は公開に先立った心境として「怖い」とニュースにてコメント。私は『天気の子』以外の新海作品を観たことがないため、偉そうなことを言える立場ではないが、おそらく今回、監督は晴れを装うことなく、世間の反応に恐れを感じながらも帆高のようにラストまで雨の世界にしっかり身を置いていたのだろう。
私はそんな帆高、新海を羨ましく思った。
雨でいいのだ。むしろ、雨であることにもっと誇りを持つべきなのかもしれない。
君の名はより面白い!
ストーリーとしては、晴れ女のひなちゃんが、天気を願うことで雨から晴れにする能力を持っているが、それと代償に自分が天と地の人柱になってしまう…が大筋。
ひなちゃんとほだかくんの熱い恋愛、細かな絵の描写、圧巻させるストーリー展開…個人的には君の名はより凄く感動し、楽しむことができた!恋人と観に行くのがいいかも!俺は1人やったけど
ハレハレの実
君の名はに似せている作品
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