天気の子のレビュー・感想・評価
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高い期待値の中、充分満足しました!
「君の名は」以降、最後は主人公に優しい展開になってますね!
優しい展開というか、これ以上ない位に自己中な終わり方。
これは、若い子に、世の中に頼ってても何もいい事ないぞ!これくらいの我の強さが人生には必要だぞ!と伝えているのかな?
色々な映画を見てきたのに何故か前作が生涯1位級になったおじさんでも、今作は十分に楽しめました。
音と映像
IMAXにて二回鑑賞。
音と圧倒的な映像にやられ、つい二回も観に行ってしまった。
この体験が2千数百円で出来るなら安いと言えてしまう、それ位には価値がある。
■まだ観てない人へ
映画館へ、そして数百円をケチらずIMAXでぜひ鑑賞を。
早くしないとIMAXの上映が終わってしまう。
■もう観た人へ
ストーリー等に批判がある人は是非IMAXで観てほしい、くだらない批判を飲み込む位には圧倒される。
今年観た映画の中では最高の一本だと胸を張っていえる。
自分を大切に!
東京の未来とヒロインとの二択でしたが、新海誠監督の言いたかったことがなんとなく伝わってきました。
重いテーマですが、みんなで考えていくことがとても大切なのではないでしょうか。
対象の悪天候も許せるし、晴天だと不安になる映画
君の名は、の新海誠監督の待望の次回作、天気の子。細かい設定はネタバレになるので書けないが、君の名は、とは少し違う世界観ながら、君の名はを見た人には熱くなる演出も含まれており、新規のお客のみならず、新海誠監督の作品を楽しみていたファンへのサービスも忘れてはいない。少しついていけないストーリー展開もありますが、各キャラの役割をよく考えてみるとストーリーの深さを考えさせられます。大人になる前の人、大人になった人にもすごいよいメッセージが込められてる作品だと思いました。
初心者の意見です。
普段、質のいい日本アニメはあまり観ないので
ファンの方からしたら軽すぎるコメントかもしれませんがご了承ください💦
君の名は。が凄くヒットしてたけど映画館には行かずDVDで観ました。「可もなく不可もなく」が率直な感想でしたがエンドロールの時にスマホで監督がどういう思いでこの映画を作ったか。のコメントを読んでむせび泣きました。
私には映像だけでメッセージを読み取る力がまだまだ無いなぁ💧って感じです😅
で、今回も同じ監督ということでヒットもしてるし
予告での興味も惹かれたし行ってみることに
やはりファンの方がコメントされてるような深い所までは分からないのですが、面白かったです。
音楽も映像も素敵でした✨涙も出ました😭
もう一度観たいと思いました。
最後のシーンだけちょっと「?」ってなった所が
ありましたが、終了後席を立って歩き出した友人との第一声は「良かったね」でした。
こんな感想ダメでしょうか?😅
素人っぽさ
新人キャストの素人っぽさが、馴染みやすい♪
個人的には主役キャラの2人が、どうして今に至ったかをもう少し描いて欲しかったが、時間枠の制限の中では限界かな?
バリバリのハッピーエンドじゃない感じも好き!
なんて純粋なんだ!
須賀と帆高は似てる?
だから須賀は止めた
若いってガムシャラでイイよね
って忘れかけてた感情が…
雨が降る東京の街の景色
なぜか傘ささずにそのまま濡れていたい
そんな感情も映像でみてとれる
そうだ、若いって感情優先
歳をとると理性が働いて世間体や常識優先
それに気づいた須賀は 泣いていた
この作品は後からじわじわと泣けてくると思います
近々2回目みる予定です
2度目の鑑賞(2019/08/15)
最後、廃墟ビルで帆高が「あの人に会いたいだけなんだ!」って拳銃を捨てて鳥居に向かって走り出したが警察に取り押さえられた時に、須賀が「お前らが帆高に触るんじゃねーっ!!」って警察を跳ね除けるシーンがMy Best scene!!
7度目の鑑賞(2019/10/01)
4DXでの鑑賞でしたが、この映画に4DXは無駄かと思われます。
雪の降るシーン、館内に雪を降らす機械の音がうるさくて萎えます。実際に「映画の日」にも関わらず、館内3人しか居ませんでしたよ(笑)
シンプルな方がイイです
無責任な大人の「絶望の物語」
日本の行く末に絶望した新海監督と、アイドルが破壊した音楽業界の荒野に絶望したRADWIMPSの音楽が、これからの「未来を生きる子供達」を身代わりに日本を「破壊」させる物語に見えました。
最終的に子供達は、荒んだ社会の歯車になるか、日本を破壊することに希望を見出すかの二択を迫られ、破壊を選びます。
そして破壊後の日本では、大人は「元々の海に還るだけ」と諦め、子供達は毎日祈っているというエンディング。
特に絶望の深さを感じるのは、前作の「君の名は。」の主要キャラクター達が成長し登場するのですが。
前作で不思議な体験をした子供達も大人になり、社会の歯車として平凡な暮らしを送っている。
その「君の名は。」の世界を引き継いだまま、降り続く雨の影響で世界を破壊します。
大人が作り、壊した世界に未来は無いと。
俺の作品もいつかは平凡になり水の泡に消えると無責任に描き、映画館に来る子供達に絶望を見せつける作品です。
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《絶望ポイント①》
金銭面・食べ物・人間関係というあらゆる面で貧困な環境に置かれる子供たち
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主人公の子供たちは、日々の食べ物にも困る貧困な状況に置かれ、陽菜は金のために年齢を偽り大人に体を売ろうとする。
また、食事の多くはカップラーメン、スナック菓子、ハンバーガーなどが中心。
スポンサーだからということで商品のパッケージがそのまま登場します。
安価で緊急時にも役立つ!という風にも見えますが、必要に何度も登場するあたり「貧困な食事」として、企業を批判しているようにも見えました。
穂高が東京に来て頼るのは「ヤフー知恵袋」。
ただし、死ねだのカスだの言われて終わり。「便利なネット社会」の交友関係はすでに死んでいる。
RADWIMPSが歌う「愛の歌も歌われ尽くした 数多の映画で語られ尽くした そんな荒野に生まれ落ちた僕、君」は、主人公の子供達の貧困の深さを増します。
日本のアイドルを中心とした音楽業界・メディア業界の死を歌っているようにも聴こえます。歌にできることはあるのか?と。
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《絶望ポイント②》
見た目も人も汚れた夢の無い東京
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昔から窮屈な田舎から上京する理由はさして変わりませんが「君の名は。」ではとにかくきれいに描かれていた「東京」が今作では、大人は不親切、汚れた街、夢より金になっている。
昔のように夢を持って東京に来ても居場所はない。
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《絶望ポイント③》
市民権を得られるのは高校卒業後。大人の許可がないと街も歩けない子供たち。
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作中、何度も主人公の子供達は身分証の提示を求められ、宿にも泊まれず行き着く先はラブホテル。
陽菜の家には、親がおらず子供だけで暮らすのは許さないと警察など公的な立場にいる大人が家に乗り込んで来る。
大人が支配し、子供に自由はない。
高校を卒業してからやっと自分たちの選択が可能になる。
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《絶望ポイント④》
今作の「天気」とは世の中の流れ?
淀む「天の気」。止まらない破滅への道。
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経済の良し悪しを「景気」というように。
今作の「天気」は単純な雨・晴れという気象現象と、世の中の空気感を合わせていると思います。
いまの日本の息苦しさや、不自由で貧困な環境に置かれる子供たち。
もちろん異常気象、世の中の流れを天気に置き換えたのだと思います。
舞台は雨が降り続き空気が淀む東京。
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《絶望ポイント⑤》
大人の世界の階級制度
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お金持ち、上流階級はなるべく「空」に近い高層マンションやホテルで生活をする。一方、主人公の穂高を助けるはみ出し者の大人、須賀は道からもさらに階段で降りる下層で暮らしている。
大人と子供という対比の中。
大人同士の格差も出てきます。
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《絶望ポイント⑥》
子供を支配し、搾取し、邪魔をする大人
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今作はとにかく大人が悪者として登場する。
主人公の子供達を何度も邪魔し、街を汚し、子供の自由を奪い、性の餌食にする。
正義・日本のルールと称して、子供達の関係を引き裂きます。
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《絶望ポイント⑦》
出る杭はメディアに潰される
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雨が続き、淀む街に晴れ間を呼び込める力を持つと、あらゆる人が老若男女関係なく頼って来る。自分の欲を叶えてと。
SNSなどで拡散し、最終的にテレビに取り上げられるとスッパリやめてしまう。
また、これから将来的に、若い子たちがどれだけの人を肩に乗せて、税金を払い、関係ない人を支えていかないといけないのかという描写にも見えた。
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《絶望ポイント⑧》
大人になった平成の子供達
前作の隕石回避は無駄だったから破壊
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「君の名は。」の世界を含んで、最後の崩壊へと進みます。今まで子供だった前作の主人公も大人になり、社会の歯車の一つになっている。
隕石の落下など、小さいと言わんばかりに、日本が粉々になる。
赤い糸に結ばれ、絶望を回避した事も無駄だったと言わんばかりに全て破壊。
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《絶望ポイント⑨》
大人の犠牲になる子供達
日本を破壊する子供達
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世の中の淀みに光を当てられる「未来ある子供達」。最終的には大人の犠牲・生贄になります。
物語の終盤、子供達は社会のために死ぬか、世界を壊してでも自分たちの僅かばかりの幸せを守るか決断し、破壊します。
破壊後の世界で、大人はその風景を見て、「ここは元々海だった。また海に還るだけ」と開き直ります。
島に連れ帰られ、その後、大人の監視のもと高校を卒業した穂高は、大人になり島を離れる。
雨が降り続き海に消えた東京を前に、恐らく力を失った陽菜が、ただ祈る。
大人になった穂高と、力を失った陽菜が出会い物語は終わり。
ーー
「あー、いい話だった」と簡単に言うには、荒々しい破壊の話だと思います。
こんな世の中、潰してしまえと考えるか、今の世の中のために自分を犠牲にしてでも生きていくか。
大人の1人である新海監督には、破壊後に、それでも生きていく!ではなく、その先の光を描いて欲しかった。
アニメは見ないけど
君の名は。を観たから観た!
アニメはどっちかというと苦手!
映画以外のアニメは一切見ない!
ふーん。
うわぁ…
わー!キレーイ!
すごーい!
とりはだー!
えぇ〜
ぽかーん
うぉぉぉぉぉ
リーゼンツ!
て感じでした ᐕ) ⁾⁾
みんなこむずかしい感想書いてんなぁ。
パッパラパーだねぇ。
なんだか若返れる映画でステキでした。とっても。
水の表現が美しかった。すごいなぁ。
高校時代に戻りたーい!
「君の名は」からのバトンとして、すごい良い映画だった。
「世界なんて、もともと狂ってんだから」けいちゃんのこの言葉が全てを救ってくれるし、1番印象に残った。
最初から最後まで本当に綺麗だった。少し企業のお金が香ってくる感じが強いが、それもいっそ東京の汚い部分をそのまま表現できているかもしれない。
今回は死の世界で無理矢理のハッピーエンドではなく、2人の正義を貫きありのままの世界を選んだ。ある意味新海誠らしい映画。
RADはやっぱり良かった。16歳の純粋でまっすぐさが、しっかりと表現できてるんじゃないか。「大丈夫」に続く映画といっても過言ではない。
ひなちゃんの首輪はずっと印象的だった。お母さんの形見であり、空とのリンクを象徴していたんだな。
shotamalさんのレビューを見て、違和感が納得感に落ち着いた。けいちゃんが大人の選択(世界の平和を選んだ)をした未来の穂高の姿。だからこその、雨をわざわざガラスから入れるシーンがあり、警察からの話で涙をし、最後ビルにいて、穂高は彼に向けて銃を撃つ。子供としての決断を信じ貫き通したシーンだったんだな。
『君の名は』とは違う凡作
新海監督の作品2本目です
やはり『君の名は』が傑作過ぎました
今作は準備不足だったのかな?
登場人物の描写が薄いし、色々わくわくする設定が出てきたのに、その辺全く回収されなくて不完全燃焼
雨の塊のお魚とか神社の天空壁画の世界、そして飛び交う龍
800年もの昔から存在する神社の天井壁画の世界観
後半にその伏線のわくわくする世界が怒涛のように溢れ出すんだろう♪
と期待させといて雲の上の野原レベルで済ますのはないよね
そのメインディッシュだろう天空の世界に触れないなんて、前菜とサラダとデザートで終わるレストランのよう
天空からどうやって鳥居に?
目が覚めたら鳥居とか手抜きやめてよ
せめて龍とか魚に地上まで運ばせて欲しいよ
あの鳥居はなんだった?
もうちょっと答え用意しといてほしかったよね
人間が壊した自然界を元に戻そうとする神の力と自己献身の壮大な物語を期待させる伏線、ちゃんと壮大に回収して欲しかったよ
拳銃の下りは一切いらなかったな
感心はしたが感動はない
普段アニメを観る事はないが「君の名は」がとても良い作品だったので、今回もあのような感動を得られたら、と期待して観に行ったが、結論としては、わざわざ40代の大人が観に行くような映画では無かったかな、というのが感想。
確かに街の描写など制作技術の高さは随所に感じられ、その感心はあったが、ストーリーはとても感動を得られる内容ではなかったし、期待があっただけに残念度が深まってしまったように思う。
以下、自分の消化不良ポイントを書き上げる。
・船の甲板やビルの合間から降り注いだ、水の膜のようなものは?→説明なく描写の必要性分からず。水の魚?入道雲には違う生態系がある?それらの疑問はモヤモヤと最後まで残った。
・母親の病室から見えた、光差す場所を辿って行ったら廃墟ビル屋上に祠を見つける
→地上から見上げて場所が分かるはずなく、廃墟を上がってまで祠を訪れた動機に欠ける。そもそもビルの上の祠にはさほど歴史もなさそうだが、多くの設定に浅さを感じる。
・母親ともう一度青空の下を歩きたいと願って鳥居を潜ったら、天気を操れる力が備わった→少女が大きな力を宿したきっかけとして、あまりに導入が弱い。
・母を亡くした女子中学生が、小学生の弟と自分のアパート暮らしをマックのバイトで両立してきました、仕事がクビになったので男達と援助交際をしようとしていました。施設は嫌だから福祉の手からは逃げます。という設定は若年層なら共感できるのかもしれないが…
・16歳で家出した少年の動機の弱さ。雲の蔭間を追いかけたけど光に追いつけなくて?顛末では島に戻り何事もなく高校生活を終えた模様。そこまで東京で自立したかった強い理由は何だったのか。
少年少女の思考や行動に対する動機やリアリティが薄く、ストーリーが全体的にご都合主義すぎる。
・広い空から指輪が彼の前にポチョンと落ちてきた?→ベタすぎるアニメ的展開に、そろそろ時計が気になりはじめた。
・廃墟ビルで拳銃を撃ち放った少年を取り押さえた警察官に対し、「そいつに触るんじゃねぇ」と須賀逆ギレの無理矢理感に加え、一人で児童保護施設から抜け出し、来た事もない廃墟に辿り着き、ベテラン刑事をタックルして押し倒す小学生…さすがにご都合主義がすぎませんか?
と、書けばキリがなく、疲れてきたのでこの辺で辞めますが、とにかく考えれば考える程、モヤっとした謎や矛盾が浮かんでしまう映画で、この監督の映画に足を運ぶのはもう遠慮しておこうと思った一本でした。
絵が綺麗なよくある話(きれいなクソ)
アニメ、ゲーム、そのほか小説など好きの人は、ストーリーに既視感があると思います。
それもそのはず、よくあるセカイ系であり、究極の選択である、①世界or人類を救って愛する人が死ぬ、②愛する人を救って世界or人類が滅ぶです。
①は、あまりなくて、「ライフイズストレンジ」とかでしょうか。②は、最近の「エヴァ」とか「ラストオブアス」とかですね。まあ、ストーリはよくある話なんですよ。
だからこそ何かしら工夫が必要で、その工夫がこの作品には見当たらない。きれいな空や東京の背景などを見ることができなので、星2.5個分ですが、中身がないのでそこから星は追加できません。
純粋な中高生には、世界よりも愛する人を選ぶことで爽快感を得られるでしょうが、薄汚れた社会人には、「あ、この後の二人のメンタルは地獄だ。。」としか感想が出ませんでした。
おそらく、最後の選択で大勢の人が死んだり、故郷を失って絶望している中、生きていけるほど人間強くないと思います。また、滅んだのがカッコつきの「東京」であるから何とも思いませんが、仮に愛着のある故郷だったらどうですかね。「日本」だったら、「地球」だったら。
結局、選択肢を選ぶっていうラストはありきたりで、綺麗な映像以外、何ら魅力は感じません。
追記
水があふれる東京。淡水化プラントとか、雨による発電所とか作れそうだから、そんなに悪くない未来かもしれませんね!
けど、海の水は増えないから、東京は水没はしないと思うよ!
素晴らしい映画作品だがモヤッとしたものが残る
いやー新海誠作品の風景描写はとにかく凄いですね。
現実の世界がこんなにもダイナミックで表情豊かで美しいなんて、新海誠に言われるまで気づかなかった。そのくらい凄い。
フロントガラスの雨を車のワイパーが拭う描写とか、ほんと細かいとこまですごいこだわりを感じる。
空撮の花火のシーンなんかもう圧巻です。
なんというか、この風景の迫力と美しさ溢れる映像は、それだけでとにかく劇場で見るべき積極的な理由になる。大スクリーンで見てこそ、これは映画としてとても大事なことですよね。
さて映画の内容についてですが、息苦しいこのご時世に、必死で生きる若者のお話としてとてもおもしろく、観てて気づけば何度か涙が流れていた。
とてもいい映画だと思う。
終わり方を除けば。
いや、ツイッターなどで正義感溢れるインターネット自警団のみなさん(笑)が、主人公のやってることは犯罪行為だと騒ぎ立てているようなことを言いたいわけではなく。
私だって高校生の頃に恋した女の子にもしものことがあって、助けることができるならなにを引き換えにしてでも助けたい。
彼にはそれを選択する機会があり、それを行使しただけなのだ。私でも同じことをする。
いや、同じことができる自分でありたい。
だからそれはいいのだが、それによって引き起こした背負うべきものの重さに対して「これで良かったんだ」と主人公が思うのはいいんだけど、それを捉えるスクリーンの視点が客観性に欠けるというか、ちょっと無邪気すぎるというか、めでたしめでたし、という雰囲気で美談として強引にまとめてしまおうとしていて、もう、そういうことにしとけ!っていう圧力が凄い。
RADWIMPSとかもう必死。美しいメロディーと歌声で、これはいい話だった!そうだよな?わかったな!?という方向に持っていこうとしていて、その雰囲気を醸成することに加担してる。
物語の途中では、なんかよくわからんけど気づいたら涙が流れていた、という素晴らしい映画にしか持ち得ない体験を与えられる稀有な作品であるにも関わらず、最後はなんとなく雰囲気で誤魔化そうとしているのである。これはちょっといただけない。
昔の名作アニメ「うる星やつら」のノリなら、シリアスなハッピーエンドと思いきや、大変なことになって割りを食った人たちが怒りにまかせて包丁持って追いかけてきて、逃げ去るところでチャンチャン、というベタでお約束な感じの最高のオチになると思うのだけど。
つまりこの幕の閉じ方はこの作品の雰囲気にはそぐわないというか、ご都合主義でもいいから最後は結局神様が許してくれたみたいなことでも良かった気がする。
ということで、視聴後から時間がたつにつれてモヤモヤしたものが具現化してくる感じで、スッキリと「面白かった!」とは言い切れないもどかしさは残る。
ここがもっとうまくまとめられていたら、「君の名は。」に匹敵するくらいの名作になったのではないだろうか?
それを割り引いても1800円と貴重な自由時間を捧げるに値する作品だとは思うので、0.5点だけ減点ということで。
ノリは合わないけど街並みは好き
これが本当の新海誠の世界観なのだとしたら、
前作「君の名は」は完全に万人受け狙いだったのだと思う。
なんというか、本作は独特の気持ち悪さがある。
ギャグのようなものがとにかく寒く、ついていけない。
話も結局オチがいまひとつ見えない。
愛のために主人公がめちゃくちゃするのを周りが助ける話としか捉えられず。
同じアニメのジブリは終始童話の世界観を守り続け、隠されたメッセージ性のようなものがあるが、
そういうものが好みなので単純に合わないだけなのだと思う。
でも新海誠が描く街並みは非常に好み。
かなりリアルに新宿や池袋が描かれていて、
私たちに身近な現実の中にありえないファンタジーが存在するという世界観自体はかなり引き込まれる。
「君の名は」は割と感動したので、少し本作は期待はずれ。
感動作!すばらしい作品でした。
あまり期待せずに観に行きましたが、結果、すばらしい作品でした。
114分間、映画の世界に引き込まれました。退屈になる場面が一切なく、次から次へ展開へ。これだけ人を引き込む映画って、いまだかつてないかも。
もう一度、観に行きたいです。
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