「三部作なんだけどなぁ」天気の子 ジュストさんの映画レビュー(感想・評価)
三部作なんだけどなぁ
隕石、地震、大雨と天災三部作。彗星は大半が氷なので欠片が落ちても隕石被害は出ないし、大雨が3年間続いても東京は水没しない。
マジな話は別として、主人公に一ミリの共感もできないのが、この作品のダメなところ。行き苦しいから家出した。中学生がアルバイトして弟と二人暮らし。うーん、しんどいな。挙句の果ては拳銃を発砲。この辺りがこの作品に対する評価が低い理由だと思う。
ハラハラドキドキは良いけれど、ある程度の良識も無いとね。すずめの戸締りよりは恋物語要素は納得できた。すずめは、何でいきなり「好きな人」になったのか余りに唐突で違和感だった。この作品の場合は思春期の男女が近づいていくのが良く描かれていた。
途中何度かギャグ場面が挿入されているのだが、何故か笑えない。卒業後の告白シーンとかもオチが見えているからだろうか。
絵は綺麗だし、物語は波乱万丈で良いとは思う。でも、これが日本アニメの限界なんだろうなあと実感した。
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