「ターゲットとしている範囲が狭すぎる」天気の子 Keminemさんの映画レビュー(感想・評価)
ターゲットとしている範囲が狭すぎる
画面から伝わってくる色彩はスゴく綺麗で風景、街並みの画力が繊細で細かい。
「君の名は」もそうだが映像美は映画館で見るべきもの。
だが映画は映画
映像美だけでは映画ではない。
ストーリーの陳腐さ、二番煎じ感が否めない。
途中途中で垣間見える性的描写は監督の性癖を表しており、中高生の時に思い描いていたこと、出来なかったことをアニメで具現化していると思われる。
そこに嫌気が差す。
映画館で見終わったあと、周りの中高生が歓喜し共感しているのを見たとき、今の自分に照らし合わせ、映画と同じ様な事が自分に起きれば良いなと思っているのだろうと想像する。
不快だ。
新海作品は新海誠と同じ様な性癖に共感する異性との交流が少なく、それでいてメルヘンを追うカテゴリーをターゲットにしているのだろう。
狭すぎる。
まだ新海誠は宮崎駿には到底なることは出来ないだろう。
比較することさえ失礼な事だ。
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