「傑作<佳作」天気の子 shimizu5155さんの映画レビュー(感想・評価)
傑作<佳作
監督自ら言うように賛否両論ある映画。良い映画ではあるけれど想定の範囲内。そもそも「天気と命」で「利己と利他」を問う主題自体が成立しにくいので、どっちの結論でも、もやもやが残る感じ。また家出、拳銃、ラブホなど道徳的に見て本当にその設定が必要だったかどうか。自然体を意識しすぎて監督もちょっと肩に力が入ってしまったのかな。前作が傑作で約3年も待たされたので期待値も高くなるし、名匠はつらいね。
個人的には、代々木~新宿~池袋の見慣れた風景がふんだんにあって(TOHOシネマズ新宿で鑑賞したら作中に出てきたのでビックリ)親近感が湧くのだけれど、前作と比較して映画全体のトーンがやや暗いのが好きになれない。
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