劇場公開日 2019年7月19日

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「嫌いじゃないけど。。。」天気の子 みけさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0嫌いじゃないけど。。。

2019年7月20日
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鑑賞方法:映画館

昔から新海誠の作品には触れていて、
たまたま蔦屋でなんだこれ?って手に取った秒速5センチメートルが始まりでした。

それから見ていて、なんというか、映像のクオリティが上がるにつれてどうも内容に薄味感を覚えています。

私としては言の葉の庭のように40分そこらであそこまで引き込める作品を作りあげたのに
どうしたん今回?君の名はのスピンオフかよってのが感想です。前作の主人公たちが所々に登場していて、メインどころに何度も出ちゃいます笑
作品が好きな人たちからしたらご褒美みたいなもんですが、
どうなんだろうか?
君の名はのようにちょっとだけの出演のがよかったんじゃね?って思ってしまいました。

作品自体の題材も、声優陣の迫真の演技も私は大好きですが、
ほんとにうっすいお茶のような後味が残りにくく、おいしかった?と聞かれても、まずかないけどほぼ水やで?ってなってます。

特に主人公はなぜ家出したの?
親と喧嘩?傷だらけじゃんなんでなんだろ?とか、
え?ヒロインの弟かっこよすぎじゃね?でもやっぱ小学生ぽいなぁ、つーか主人公といつ仲良くなったんや?

描写が足りない部分が多かった。
いや、多分だけど恐らくだけど、
そこをどう解釈するかは人それぞれでいいからそういう作りにしてるんだろうけど、
なんとも、期待外れというか、伏線やないんかい!って、弟くん最初主人公を邪険にしとるやんか?え?ワンカットすぎたら仲良くなってんのかい!依頼は翌日だったんじゃないんかーい!ってツッコミしか入れられない。

まぁ、映像そのもののクオリティは抜群によかったので1000〜1800とドリンク代払って、
120分綺麗なものを見に行くって考えればまぁ癒しの時間かなーって感じですね。

よかった点もありますよ!
内容が薄口な分RADの愛にできることはまだあるかいな歌詞を聴きながらああ、こういうことだったんか?とか考えられましたし、
こうなんというかエンディング曲がまさかの補足説明のような印象でした。

まぁ面白いは面白かったからまたいつか見たいですね。

みけ