「第二回モノローグマラソン開催のお知らせ」天気の子 まあさ.333さんの映画レビュー(感想・評価)
第二回モノローグマラソン開催のお知らせ
良い意味で知られる監督になりプレッシャーもあったでしょう。
期待値も高くなりお客さんの数も増えました。
やっぱりある程度万人受けと言うか、さらなる作家性の親しみやすさを意識したでしょう。
大衆向け作品ではあるんですけど、
内容は本当に超個人主義ですよね。
自分の周りは善人しかいないし、
モブやその世界は外野で、
正論を言う大人は必要以上に悪人のような扱い。
ご都合主義とまでは言いませんが何か視野が狭い気がします。
あのラストシーンは嫌いじゃないですけどやっぱり超個人主義なんです。
そりゃあ「世界を敵に回しても君だけは守る」をやりたいんでしょう。
でも「だって好きなんだもん!世界なんて知ーらなぁーい」に見えちゃいます。
昔の新海誠みたで個人的には好きですが。
「君の名は。」でも苦手に思ったところは今回も健在で、
モノローグ進行、
キャラのカメオ出演、
不必要な性的描写、
曲待ち演出、
俗に言うケレン味??
そして最大の問題点である予告動画で内容の大半を予測できる事。
「言の葉の庭」から特に感じますが、伏線の張り方にちょっと無理がある気がする。
今回はモノローグマラソンをする参加権でしか無かった。
この人の作品で「なるほどぉ〜」ってなった事一回もない。
もう脚本書くの疲れちゃったんですかね?
悪い意味でここまでが新海誠イズムなんですよね。
「天気の子」はさらにマシマシ媚び媚び、
笑かすシーンも予定調和過ぎて寒い。
ごめんなさい、こんなので笑えるほど子供じゃないんです。
サブキャラの声優さんネタや、平泉成とか、メーカーズマークとか本編に関係ないところでニヤつかせないで下さいよ!
あと前作のあの人達の使い方も雑以上の何者でもなく本当にダサい。
このシーンはまあまあ尺を割いてるし、
人気作だっただけあって本筋がボヤケちゃいます。
その後とかいいですから。
あとはご想像にお任せくださいよ!!
もう少し視聴者を信じてほしい。
いらん心配かも知れませんがスポンサー多すぎて、あんまり自由に作らせてもらえなかったのかな??
今年ワースト候補です。