「数十年先も評価される作品」天気の子 てざわりさんの映画レビュー(感想・評価)
数十年先も評価される作品
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テレビの予告編からは、君の名はの焼き直しかもなと思って不安に思いながら見に行きましたが、さにあらず。
日本は貧しくなったと思うし、もし大きな天災が来てもしぶとく人々は生きていくと思う。新海監督は時代の流れを押さえるのが本当に上手い。2019年を見事に描いている。決してハッピーエンドではないが、希望があるラストで、素晴らしいと思った。
ほだかの行動に色々批判があるが、15歳の頃にはよくあることだと思う。訳もなく生きづらさを感じ、内なる情熱をコントロールできなくて気持ちが張り裂けそうになり、突飛な行動をとる。周りの大人がコントロールしてやるところだろう。若者を守ってやろうよ。
こういう作品が評価されれば、日本は少し元気が出てくると思う!新海誠、頑張れ!次の更なる傑作を期待して星4.5!
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こまさんのコメント
2019年7月23日
レビュー拝見しました。時代や思春期の暗部を映す時点で、大多数の人の「観たい」にはなりませんよね。それでもランドマークのように、現実の影を取り込んで虚構の光を描く。未来の監督自身も含めた創作者・若者に特に大きな影響を与える作品だと思います。