「ペラペラ感動製造サイクル」天気の子 erimakiさんの映画レビュー(感想・評価)
ペラペラ感動製造サイクル
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・すさまじい映像美
・キャッチーなキャラ
・テンポのよい笑い
これだけで2/5点。この辺がしっかりしている時点で一般的には高評価が多いであろうことは想像に難くない。ただ、
1:青臭い十代の恋物語
2:日本古来の伝統
3:ハイテクな映像技術
4:エモい曲
「青臭い十代の恋物語」に「日本古来の伝統」を絡ませることであたかも深い世界観を持っていると錯覚させてからの「ハイテクな映像技術」と「エモい曲」でとどめをさす。それが新海誠ワールド。更に言うならば、
主役の男女を引き離す
↓
告白
↓
なんやかんや平和になる
この流れをエモーショナルな曲を流しながら美しい絵を晒しておけば大抵は感動するように作られている。それが新海誠ワールド。
彼の作品は「君の名は。」「言の葉の庭」しか観たことないけど全部一緒。
どうしてもその感動製造サイクルが薄っぺらく感じられてしまうのは毎度のこと。
もっと宇宙のような、底知れぬディープな世界を感じさせてくれるような、勘違いさせてくれるような、あともう一歩がない。
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