「今度は○○○を沈めました。」天気の子 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
今度は○○○を沈めました。
東京へ家出してきた16歳の青年が、天気を晴れにする少女と出会い、世界を変えちゃう物語。
前作「君の名は。」(以下略:前作)では飛騨高山の里を吹っ飛ばしましたが、今回もインパクト薄めですが、やっちゃってくれてます。
公開前「ある俳優の声が違和感」等、噂がたちましたが気になりません。それよりかは前半のキャラ台詞と口元が合っていない違和感の方が強かった。
作画は前作の方が丁寧で良く感じました。
1番気になったのは実在するスポンサー商品PRがかなりウザい。多過ぎ。
「ここまで出資するから、映画内商品PRさせてくれ!」的、これにはかなり引いてしまいました。
ストーリーとしてもやはり私的には前作よりかは規模・舞台小さめで後半まで退屈。しかし前作よりかは大人キャラの視点、思い、行動を描いており、それにより幅広い客層には受けそう。
後半は少し盛り上がりましたが、私的に前作同様のスペクタクル度を期待しちゃいましたので、少し期待はずれと言う感じです。
あと、上映時間の割にはラストをサラッと終わらせてしまった感はあります。変えた世界を男性主人公:帆高の一言で締めています。もう少し他のキャラの声も伺いたかった。
あっそうそう「君の名は。」から瀧、三葉、てっしー、さやか、四葉が友情出演してますので探して観て下さい。
(四葉は難易度高め)
例え世界が変わったとしても僕は1人の愛する女性を助ける。忖度無しに考えれる若者の行動映画。
また子供と大人の対比、天気が絡んだ映画です。
ここまで東京都を息苦しく描かなくても良かった様な気がします。(田舎者の身としては)
〜追記 2020.6.28 VODで再鑑賞〜
やはり一回鑑賞では中々まともなレビューは書けないとつくづく感じたw
劇場が爆音だったか不明だが、配信は「VANILLA❤️」がうるさくないw
「東京都(または関東)が水龍神が住み着く様な水の場所にて、様々な時代の人柱:晴女による犠牲により、天候(晴れ)が保たれてきた」様な日本神話的設定。
社会に疎外された主人公2人の選択、過去にあった圭介の話、三年後の東京。全て「運命的」である。
最後に「この映画は明るい所で観た方が面白い」
⭐️君の名は。キャラ答え合わせ⭐️
瀧くん 開始44分27秒 ネットで晴れ女がバレて最後の仕事を行う為、依頼先おばあちゃんの家に孫として出現。
三葉 開始51分33秒 アクセサリーショップ店員。帆高指輪を買う。
四葉 開始1時間17分48秒 陽菜が消え、水没した東京が久しぶりに晴れて晴天を眺める学生3人の中の1人。
てっし〜&早耶香 開始35分10秒 フリマを晴にした瞬間。観覧車内にて2人とも後ろ姿。
2回目見た後でここのレビューとコメント拝見しています。
四葉とテッシー、未だに発見できず、です。8月に3回目見てきます!
個人的には新海監督の村上春樹さんオマージュネタ探しも楽しみですね。
君の名は。は初期の短編「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子と出会うことについて」がモチーフだと思うし、今作は「海辺のカフカ」(イワシとアジが空から降ってくる、冒頭の絆創膏に象徴される父親との確執が原因らしい家出)から少し着想を得た、と独善的に解釈しています。
巫女雷男さんへ
四葉、全然わからんかったですw
も一回、行って来まーす!イヤ、これはあと3回、全部レイトショーで、行きそうな雰囲気ですw
好みでした。と言うか、アニメ業界に貢献する夏にしたいと思います。