「「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品」ソリス Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品
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内容がわかりにくいのに評価ができるのかと思われるが、印象を伝えるつもりでいる。ほとんど見るものに情報を与えないソリッド・シチュエーション・Sci-Fi・サスペンス映画となっている。映画は、何らかの事故で漂流する宇宙船のコックピット内から救助を求めるトロイと救助に向かおうとするコマンダー・ロバーツの会話中心でロバーツは、無線の声でしか登場はしない。だからこの映画はハリウッドのような大掛かりな宇宙ものを期待すると裏切られるもので乗組員トロイ役のスティーブン・オッグの一人芝居と考えたほうが無難である。無線の声の主はイギリスの女優さんのアリス・ロウという人らしい。彼女のほうが演技として難しかったと思うし、それに加えて彼女の声のトーンは映画を邪魔しないものと感じた。それと韓国語のハングルのような文字がコックピット内に貼られていたのと話の途中で日本人の名前が使われた理由がわからない。
とにかくイギリスで評判にすらなっていないような感じでイギリスのSci-Fi情報誌SciFiNowの記者がこのように述べている。「映画の映像における効果はしっかりしていて、最初は興味をそそるが、シナリオはトロイについての数多くない状況や裏話にしか求めることはできないでいる。」またMovie Nationという映画専門サイトは「残り少ない燃料や空気しか残っていない宇宙をさまよう脱出ポットのストーリーのようなものが、あまり話が進んでいかないものと分かってしまう。」
評論家からも一般の視聴者からもあまりいい支持を受けていないのは事実であるのは確かなことだ。
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