劇場公開日 2019年1月4日

「2018年夏に視聴」ダーク・スクール Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.02018年夏に視聴

2019年1月4日
PCから投稿

 Dad ?
 Kit, darling, you need to get up.
 ..........
 I'm so tired, Dad.
 I know.
 It's just too hard.
 It is......But you have to try.
 .........

2018年に一度観ているのにもかかわらず、今回途中まで気が付かないでいる自分がいるのに気づかされている。しかもユマ・サーマンやあの怪奇少女エスターを演じたイザベル・ファーマンを最後の最後まで分からないでいた。ということは半年前の自分は何を観ていたのか?ただし、弁解するわけではないが、あの寄宿学校の女主人のフランスなまりの英語や髪の色などわからなくとも当然と言い訳を言いたい。
話は2度観たことでこの映画の良いところや見逃していたことが再確認できたのが、個人的にはラッキーだったと思える。前回観た時は、こまっしゃくれた女の子の恐怖だけの記憶しかなかったが、改めて観ると親子愛に満ちた映画だとある意味、いい映画で彼女だけでなく、ラストに出てくる悪党にも親子愛があることを表現している。
ここでアメリカのニュースウェブサイトのThe Lensの記者がこのように述べている。「 非常に当たり障りのないゴシックナンセンス、説得力のあるストーリーを作成することよりも、薄暗い雰囲気と思春期のあいまいさにより興味を持っている。」またTHE STRAITS TIMES (SINGAPORE)の記者は、寄宿学校にかけて「学校として設定されたゴシックホラーにおいて、この曖昧で混乱した映像は見ていてきれいかもしれないが、恐怖の対象には落第点をとることとなる。」辛らつと言えば辛らつだけれどももっと不思議な点は、評論家とされる方よりも一般視聴者のほうが支持をしていないところにこの映画の特徴が少しは、みられるのかもしれない。
あの「チャーリーとチョコレート工場」に出ていた、これまたこまっしゃくれた少女ヴァイオレット役を演じていた子が成長した姿に気が付かないでいた。ただ子役つながりで、最近暗い映画ばかり出たがるダコタ・ファニングや突然休養宣言を言ったりするクロエ・グレース・モレッツなど両方に言える体重の増減など前車の轍(てつ)を踏まないでほしい。

Naaki