アラジンのレビュー・感想・評価
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魅力色褪せないディズニー印アラビアンナイトの“魔法”
今年、3本も公開されるディズニー・アニメの実写化作品。(アメリカではプラスもう一本、『マレフィセント』の続編も公開される)
3月の『ダンボ』がイマイチだっただけに、今回はコケられない。
オリジナルはディズニー・アニメの中でも屈指の人気作の一本。
その人気の高さ故、ハードルとプレッシャーは相当なものだが、
ディズニー・アニメの実写化作品では『シンデレラ』や『美女と野獣』がお気に入りだが、本作もそれらに加えたい。
冒険、アクション、ヴィランと陰謀…スリルいっぱい。
ロマンス、ユーモア、魔法に歌にミュージカル…楽しさいっぱい。
ディズニー印のアラビアンナイトの世界には、アニメだろうと実写だろうとワクワク魅了される。
話については説明不要。
実写化ならではの見所を。
まず、アクション。アラジンが狭い路地を屋根の上を、追っ手を振り切るシーンにはパルクールが用いられ、躍動感UP!
名シーン中の名シーン、アラジンとジャスミンが魔法の絨毯に乗ってのランデブーは、よくぞ再現した!
魔法の絨毯や各キャラのパートナーの動物たち…。
現代の魔法と言うべきVFXが、作品を楽しく、ファンタスティックに効果を上げている。
そして、実写化の際の見物の一つ、美術や衣装。アラビアンナイトの世界の美術や衣装は、お伽噺の世界とは違う魅力。
ガイ・リッチーの演出もエンタメに徹している。
『美女と野獣』と同じく、アニメで音楽を手掛けたアラン・メンケンが実写版でも再び音楽を担当というのが、嬉しく心強い。
言わずと知れた名曲“ホール・ニュー・ワールド”が流れると、自然に感動。
やはり、音楽の力って強い。
新曲もアリ。手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』のベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビ。終盤のジャスミンが歌う新曲は、パワフル。
それにしても、アラン・メンケンと『ラ・ラ・ランド』コンビの音楽タッグは、スゲー豪華贅沢!
キャスティングも頑張った!
昨今ハリウッドでは非白人キャラに白人を起用して度々バッシングを浴びていただけにキャスティングが気になっていたが、ちゃんと非白人俳優を起用。
とりわけ、アラジンとジャスミン、オーディションで選ばれた新星メナ・マスードと『パワーレンジャー』のナオミ・スコットはフレッシュ!
違和感も無く、安心してキャラと物語に入っていけた。
いい感じに濃いマスードもいいが、やはりナオミが魅力的!
ジャファー役のマーワン・ケンザリは最初はインパクトに欠けたが(だって、あの名ヴィランだよ!)、段々と様になってきた。
見所色々述べたが、それら以上の最たる話題が。
ウィル・“ジーニー”・スミス!
かつて、今は亡きロビン・ウィリアムズが声だけながら命を吹き込み、最高の当たり役の一つである魔法のランプの精、ジーニー。
幾ら大人気スターのウィルとは言え…。本作の実写化と同じくらいのハードルとプレッシャー…。比較は避けられない…。
予告編で初めて見た印象は、半裸の青いウィル・スミスじゃん!
しかし…
映画というのは本当に、実際に見てみないと分からない。
あのロビン・ウィリアムズの当たり役を、ウィルならではの魅力で見事、自分のものにしていた!
明るく、ひょうきんで、ユーモアの塊。
マシンガン・トークが出来て、歌も歌えて踊れて、演技力があって、キャラの魅力も人間味もたっぷり…。
何で当初不安視したのかと思うくらい、ウィルがハマった!
特にアニメでもお馴染みのジーニーの自己紹介シーンは、ウィルの個性と魅力×あのテーマ音楽×VFXで、アニメにも劣らない愉快さ!
ウィルのコロコロコロコロ変わる顔芸や演技を見てるだけでも楽しい。
吹替で鑑賞。アニメと同じくジーニー役の山寺宏一の声の名演も言うまでもなく。
『アラジン』が時を経ても、実写になっても人気なのは、アラビアンナイトの不思議な世界観の魅力やディズニー作品ならではの面白さ楽しさもあるが、やはりその、変わらぬメッセージ性だろう。
アラジンはジャスミンの気を引こうと、ジーニーの力で王子にして貰う。が、どうも様にならない。
ジャスミンが惹かれたのは、最下層のドブネズミでクズだろうと、アラジンそのものなのだ。
嘘偽りの無い自分。本当の自分。
自ら運命を切り開く。
そんな姿に、恋をし、奇跡が起き、欠けがえのない最高の友が出来る。
それこそ、素晴らしい本当の魔法だ!
悪役と動物キャラのインパクトが弱く残念
1992年に一世風靡したあの名曲を生んだディズニーアニメの実写版
昔見た着ぐるみゴジラが、フルCGで超リアルに縦横無尽に暴れる姿を観た後では、ウィルスミスの頑張りも・・・
逆にアニメの方が良かったやん!って思ってしまいました(^◇^;)
最近のディズニーの実写は、悪役の毒々しさがなく、動物キャラも普通にリアルなただの動物になってて、アニメの個性が消されてて残念。。。このニュアンス伝わるかな!?
で、子供が観るには少し長いかも!?
次は、ライオンキングに期待したいけど、予告で見たスカーは、黒い鬣やないのが残念。。。
↑にも書きましたが、この部分が大事やと思います。
☆3.5
実写化にしては良い方
エンタメ要素充分な見応えありな作品
MX4Dで見れば良かった…!
吹替版で見ました。
俳優さんが吹替するのはあまり好きではないのですが、その考えを覆されるほど違和感のない吹替でした。話にのめりこめたし、歌も素晴らしかったです。
映像も煌びやかで本当に綺麗。迫力もありました。
ストーリーはアニメと違う部分もチラホラありましたが、実写版のアレンジにジーンときました。
MX4Dで見たかったのですが、最近乗り物酔いしやすくなったので断念。でも映画見終わってから、酔い止め飲んででもMX4Dで見れば良かったと後悔しました。絨毯シーンとかめちゃくちゃ楽しそう!今度はMX4Dでもう一回見たいです。
ディズニー実写の中で一番のお気に入り
観て良かった
眠れる森のアラジン
アニメ版を好きすぎたせいですね
アニメ版が大好きだったことに加え、「美女と野獣」の実写が良かったこともあって、自分の中のハードルが上がりすぎたいたようです。
私はこの映画をミュージカル映画として見に行きました。もちろん歌・ダンス共に素晴らしかったのですが、アニメを超えたとまでは言えません。
一番残念だったのがWhole New Worldのシーン。あのシーンは、王宮に閉じ込められていたジャスミンが初めて外の世界へ飛び込む、その開放感こそが重要なのです。見るもの全てが新しく、絨毯で進めば進むほど心がときめく…そんなジャスミンの感動があの曲に、そして彼女の表情や仕草全てに込められているのです。
アニメ版では、アラジンとジャスミンはエジプト、ギリシャ、中国まで旅をしています。描写されてないだけで、もっともっと遠くまで飛んでいったのかもしれません。雲の上まで飛べば、そこに広がる「ダイアモンド」のような空を見ます。この場面で初めてジャスミンは世界の広さ・美しさを知るのです。ですが実写版では、あまりこの「ジャスミンの感動」に主眼を置いているようには感じませんでした。ただ美しい景色の中を飛んだだけ、しかもその景色も、ずっと同じような眺めなんです。私の想像力・読解力が足りなかっただけという可能性は大いにありますが…。
その他の曲にもいろいろ思うところはありますが、全体的に「アクションに偏っていたために曲のシーンが盛り上がりに欠けた」という印象を受けました。たぶん、「美女と野獣」でミュージカル要素がかなりボリュームアップしていたから、こちらで物足りなくなってしまったんだと思います。
もう一つ気になったのはキャラクターの描き方でしょうか。特にジャファーですね。作中で彼は、己のコンプレックスを原動力として動いています。たぶん、それが彼に対して魅力を感じられない理由です。
アニメ版のジャファーは、ただただ権力のみに執着します。彼は権力が欲しいのであり、ある意味それは前向きな動機であり、彼は前進しているのです。
しかし、実写版のジャファーは、自己顕示欲を満たすために権力を欲しているのです。つまり、足りないものを満たすというのが彼の動機です。アニメ版に比べて、ずいぶんと消極的です。そのためにどうしても小悪党のような印象を受けてしまいます。悪役に人間性を加えたかったのでしょうか。ですが私はカリスマがある悪役が好きなので…笑
あと、イアーゴですね。これはちょっと、唖然としました。彼から人格が取り上げられてしまっています。それはイアーゴではなく、ただのオウムです。アニメ版2作目ではかなり重要な役になりますし、個人的にとても好きなキャラだったので非常に衝撃を受けました。
最後にジーニー。かなり人間味が加えられていましたが、私はそれは要らないかもなぁ…と思いました。アニメ版のジーニーの性格がどこか人間離れしているのは、彼の底抜けの明るさから来ていると思ってました。たしかにジーニーは怒りや悲しみもあらわにします。しかし、人間のような苦悩はしません(と、思っています)。だからどんなに絶望的な状況であっても、ジーニーの明るさにどこか救われていると思うのです。
ですが実写版のジーニーは、最終的に恋をし、人間になります。私達と同じ苦悩する存在になってしまったのです。ですから、ジーニーが人間になった時に感じたのは、あの明るさを失ってしまったという喪失感でした。(かなり個人的な感想ですが)
ここまで批判しかしていませんが、それでも製作陣が熱意をもってこの作品を作っていることは、十分画面から伝わってきました。歌も映像もとても美しく、魅了されること間違いなしです。見ていて楽しく、ハラハラする場面もたくさんあります。私はアニメ版への偏愛ゆえに評価を下げていますが、きっと大勢の方が楽しみ、感動できる作品だと信じております。
すっごくよかったです
期待し過ぎた
おおはしゃぎするウィルスミスで満足
最高な二人
シンデレラ、美女と野獣と過去のアニメの 実写版が花盛りである。 こ...
シンデレラ、美女と野獣と過去のアニメの
実写版が花盛りである。
こういう場合の鉄則がある。
それは元のアニメに徹底的に忠実である事だ。
新たな解釈とか別の視点とかはいらない。
じゃないと原作のファンが怒るからだ。
本作も概ね元のアニメに忠実だ。
ただしシンデレラ、美女と野獣とは毛色が異なっている。前二作もアニメファンを慮っているが、基本はうっとり感を増幅させる事である。
うっとり感とは美しい映像と心地よい音楽の
融合であり観客を陶然とさせる事だ。
関係ないが羽生結弦さんのスケートがうっとり感の極北だ。老若男女に効く。
但し本作はそれとは、やや違う。主役は男のアラジン。美しいドレスは着ない。(少しは踊る)
純粋な冒険譚と、観るのが正しいと思う。
楽しい映画なのでみんなに観てほしいな。
ウィルスミスの軽い演技、アブーの可愛さ、
セットの豪華さ。
アラジンが既視感を感じたんで考えたら山崎育三郎に少し似ている。ミュージカルのひとなんで舞台に合いそう。ジャスミンはサヘル,ローズだよなあ、そのまんまだけど。
関係ない話が多くてすみません。
字幕で鑑賞
みんなにお勧めしたいです。
数々の名曲、アグラバーの独特の世界観、どれも素敵でしたが、一番の魅力は、作品そのものがクスッと笑ってしまうユーモアに溢れてる点だと思います。おもしろいので、アニメを観たことなくても楽しめるかと。
予告で青いウィルスミスを見た時は、正直期待できないと思ってましたが、始まったらアラジンの世界に引き込まれ、観てよかったと思えました!
アニメ版が大好きで、何十回も観てセリフも覚えてしまったぐらいなので、アニメとの違いはつぶさに感じます。でも実写は実写で素晴らしいアラジンの世界が広がっていてとても楽しめました。
いつもは字幕だと疲れるので吹替ですが、今回はジャスミンことナオミスコットさんの歌声を聴いてみたかったので字幕にしました!ただそれだけの理由でしたが、字幕で観てとてもよかったです。吹替も気になりますが、もう一度字幕で観たいです。DVDが出たら買います!
映像凄く、物語も面白いけど、ミュージカル風ではない。
物語も面白いけど、映像の凄さは観たらわかる!とオススメする感じです。ホントに最近の技術は凄いなーと、ただただ感嘆します。物語へ入り込む瞬間や空飛ぶ絨毯なんて、最高に面白い。
歌については、ウィル・スミスってラッパーなイメージだし、アラジンもジャスミンも、歌はウマイけどミュージカル風ではない。女性が王権を握る時代と言う変化があって新しい歌は、とても良かったです。
最後に、エンドロールの歌が、すべて良かった。
ウィル・スミスのラップの利いた歌は本領発揮してたので、思いきって本編もジニーはラップの歌にしちゃえば良かったのに!と、残念に思うくらいでした。
子供の頃に読んだアラビアンナイトの世界が目の前にやってきた
小学生の頃に想像たくましくしてアラビアンナイトを読んだが、その物語がまさに目の前にある。そんな夢のような映像だった。
船乗りが子供にアラビアンナイトの話を歌いながら聞かせるプロローグが、語り部から昔話を聞くように、わくわくしながらストーリーに引き込まれていった。
ナオミ・スコットが演じるジャスミン王女が、とにかく魅力的で、これだけ中東の王女にぴったりな女優は他にいるのだろうか。ジャスミンが目を真っ赤にして自分の意志を貫き通して歌うシーンでは、ジャスミン王女のために自分も命を投げ出したい。とまで思ってしまった。
ヒップホップが気にならなくもないが、さすがガイ・リッチー監督。悪役もしっかりと憎々しく描かれていて、最後はスッキリと最高に幸せな気分にさせてくれる映画でした。
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