アラジンのレビュー・感想・評価
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見どころもオチもちゃんとある良き
予想以上によかった
強き女性像と迷う青年像
正直、アニメのアラジンはもう30年近く前に子供の頃に
見た映画で大筋しか記憶になく、細かなストーリーは
忘れてるので今作がどのくらい踏襲しているのか
思い出せないがジーニーの楽しい魔法と音楽と
魔法の絨毯だけは記憶が蘇った。
今作のジャスミンは王位を継承し、幸せな国を
築きたいという夢を持つ逞しい女性な一方で
清貧が取り柄だったはずのアラジンが
魔法の魅力に取り憑かれそうになる弱さを見せるあたり
現代的な脚本になっているなと感じる。
全体的には満足行く一本ではあるが、
ジーニーと喧嘩別れしたアラジンが、
愚痴りながら自宅に戻った後に、
すぐに改心の歌を唄い出したのには違和感が残る。
間のシーンをカットされているのかも。
ところで、ジャファーってあんなに若いんだっけ?
もっと老獪な50歳くらいのキャラだと思ってたんだけど。
字幕を見たはずなのに、ウィル・スミスの声が
山ちゃんの声に聞こえてくるから声優って凄い。
不覚にも泣いてしまいました。。
楽しくて美しくて泣いた。超絶クオリティのエンターテインメント
ジャスミンの力強さに。
前半は正直「パッとしないリメイクだなぁ」と思って観てた。
何と言ってもアニメ版の前作は大傑作だったし、鑑賞以来大好きな作品だから、今頃実写化なんて言われても…という感じでいたので、今思えば批判的なフィルターがかかってたって気はする。
でもまあとにかく本作、前半はシーン全体に「セット感」というか、凄く狭い空間でバタバタしてる印象だった。魔法の絨毯に乗って『ホール・ニュー・ワールド』で飛び回るシーンも遊園地のアトラクションみたいな作り物・ミニチュア感。
ウィル・スミスのジーニーも頑張ってるけど、アニメ版のデフォルメされてイキ切った演出にはやっぱり及ばないし、今回は字幕版を選んだ訳だけど、「ジーニーは山ちゃんの声で聞きたい!」って思ってしまった。
でも、後半。
ネタバレのつもりはないけど、特にラストに向けて、ジャスミンの力強さとそれを強調するかの様なソロ曲「スピーチレス」のカッコ良さ。このシーンが1番グッと来た。
正直に言って、本作の主人公はジャスミンだ。もう最近のディズニープリンセスでは当たり前となった、「慣習や法律、男性側の視点で利用されるのではなく、自らの意思で自らの生き方を切り開く力強い女性の姿」を本作でも「これでもか」と見せてくれる。
エンドロールのインド映画風「大団円」で盛り上がりは最高潮。シーン各所に登場するダンスも現代風のアレンジがされてて1つ1つが楽しい。
アニメ版からの改変がとても上手く機能していて、あらためてアニメ版と見比べたくなる作品(案の定、この前TV放送したばかりなのにレンタル店のDVDはほぼ在庫はなかった)。
音楽を体感する意味でも是非とも映画館で。
実写は大成功
まだ見てない人は見てほしい。
楽しい映画でした。
思わず笑顔になってしまう。
マイナスポイントをあえて挙げると…
①ジャスミンがアラジンの家に行ったときのシーン
ジャスミンは【籠の中の鳥】なんだという重要な気持ちを表す部分がなかった。
②子供が馬にひかれそうになるときのアラジンのシーン。
アラジンはドブネズミと言われ、王宮のドアの前で悔しがる部分がなかった。
これらのシーンを入れてないせいか、ジャスミンとアラジンの身分の差がどれだけあるのかが分かりにくかった。
③ジャファー様、若くてイケメン。
アニメ映画版のジャファー様は、顔が長くて小ずるい印象。
ずるく歳を重ねた感がなかったので、ジャスミンと婚約を交わすシーンで、「まぁイケメンだし良くね?」と思ってしまった(笑)
悪役感が薄かったのがもったいない。
以上、マイナスポイントを挙げましたが、全体的には高評価です。
今回は字幕版を見ましたが、吹替版もすごく見たい。
最高のエンターテイメント作品
単純明快
さすがウィルスミス!
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