「ソニックファンだからこそ見て欲しい王道映画(少しネタバレあり)」ソニック・ザ・ムービー かみちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ソニックファンだからこそ見て欲しい王道映画(少しネタバレあり)
特に頭を使わなくてもすっきりと見られてしまう映画。
中身がないからではと思われるかもしれないが、エンタメとはそんなもの。
やたら批判される同じパラマウントのトランスフォーマーもそう。
とにかく映像やキャラクターで楽しませてくれた映画で、ソニックは特にそれがよくできていた。
あとジム・キャリー演じるエッグマン、もといロボトニックは憎めない悪役となっていて良かった。
基本的に不満はないが、映像的な不満としては作り直しを挟んだせいか、ソニックの存在が非常に浮いていて、時折現実との不一致感が出ていたことが残念だった。
次回作は最初からこれでいくならきっと今回より良くなるはず、この点は次に期待したい。
あと、見るならぜひ吹替版を見て欲しい。
オリジナル声優である金丸淳一さんが欠片も参加していないのは残念ではある。
が、この映画のバージョンであるソニックを中川大志さんは丁寧に演じてくれたと思う。
ジム・キャリーを吹き替える山寺宏一さんは安定のクオリティだった。
それとこれはネタバレになるが、残念なのはゲスト出演したテイルスの声。
せっかく馴染んでいた実写独自のキャストの中にゲーム版のキャスティングが飛び込んできてしまい、どう受け止めていいかわからなかった。
調べたら、海外版がゲーム版の声優を使っていたため、吹き替えでも合わせた模様。
これを見せられてしまうと、金丸さんなら今回のソニックをどう演じるだろう?と好奇心がわいてしまう。