「大きい坊主&小さい坊主」ワイルド・スピード スーパーコンボ うじさんの映画レビュー(感想・評価)
大きい坊主&小さい坊主
ワイルドスピードシリーズといっても
この作品は、全く別ものといったほうが
良いくらい、シリーズとの関係は知らなくて
よく、シリーズを初めて観る人でもOKの内容です。
ザ・ロック様のドウェイン・ジョンソンは
どんな作品に出てもドウェイン・ジョンソン
がドウェイン・ジョンソンを演じているのか
素なのかわからないいつものドウェィン・ジョンソン
節バリバリですし、いがみあっている設定とは
いえ相棒役のジェイソン・ステイサムも何を
演じてもジェイソン・ステイサムですし、
日本で言えば何を演じても本人だベスト2の
織田裕二と木村拓也がバティもの
で競演しているといえば古いたとえですが
そんな感じです。
内容は、アクション満載とは事前の
情報で知っていましたが、最近観た中では
ミッション・インポッシブル フォールアウト
をしのぐアクションにつぐアクションの
連続です(あちらはトムが生身で、
こちらはCGアクション満載ですが。)。
また、これまでのいろんなアクション映画で
観たようなアクションをさらにパワーアップ
したようなアクションが連続します。
カーアクションはマッドマックス拡大版
格闘場面はジャッキーチェンのアクションの拡大版
敵役はターミネーターの拡大版
等等です。
ドウェイン・ジョンソンは、もともとは
ハワイ出身で全米プロレスで大スターと
なってから、映画俳優に転身し大成功を
納めたアクション俳優で、アクション以外でも
コメディ演技やシリアスな演技もこなします。
ミイラ映画のハムナプトラ2の悪役で、
上半身はドウェイン・ジョンソン(当時の俳優名
はリングネームと同じザ・ロック)で
下半身はさそりというモンスターを演じて
世界的に有名になり大スターの仲間に入りました。
モンスターは呪いでさそりの姿になって
しまった設定で、もともとは正義の味方で
その後、ハムナプトラシリーズからのスピンオフで
「スコーピオン・キング」の主演で
正義の味方時代のスコーピオン・キングを
演じました。
直近では、「ランページ 巨獣大乱闘」
でウィルスで巨大化したワニやら狼と等身大で
ためで戦っており絶好調です。
大きい坊主です。
ジェイソン・ステイサムは、もともとイギリスの
水泳飛び込みのオリンピック選手で、
俳優転身後はアクション中心に主演を張ってます。
「トランスポーター」シリーズやスタローンとの共演の
「エクスペンダルズ」シリーズにも出て目立っています。
出演作はドウェイン・ジョンソンを大幅に上回っています。
小さい坊主です。
今回は吹替えで見たのですが、ドゥェイン・ジョンソン
は名探偵コナンの毛利小五郎の声を出している人と
同じなので、たまに毛利小五郎になっています。
ジェイソン・スティサムも専任の声優で、
売れっ子俳優が吹替えしなくてよかったと思います。
ところ、2人とも超野太い声と渋い声で、いがみあう
シーンが多く、いがみあいの時間も長いので
最後の方は聞いているこちらが疲れてしまうほどです。
超くだらない言い合いをし続けます。
(大きい坊主と小さい坊主のののしりあい)
敵役のイドリス・エルバは、ネタバレとなりますが、
サイボーグなので、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサム
の2人かがかりで戦っても基本的に勝負になりません。
そこをどのように戦うのか、強引で無理で納得感がない中で
勢いで観せてしまう、監督の手腕はなかなかです。
※ イドリス・エルバの吹替えはおっはーの山ちゃんが
やっていす。いい声です。
※ ドゥェイン・ジョンソンがハワイではなくサモアの出身
という設定で、サモアに里帰りして敵を待ち、サモア方式で敵を討つ
展開はなかなか面白かったです。
※ ドゥェイン・ジョンソンの娘役が広瀬すずに似ています。
※ ドゥェイン・ジョンソンのお母さんはコニシキです。
※ 監督は前作で「デッドプール2」を監督していたので
主演のライアン・レイノルズが特別出演しており、
超わるのりでギャグをかますのですが、日本人には
ピンとこないギャグが多く少し残念です。
※ 今作はたぶんワイルド・スピードシリーズとは
別にシリーズ化されるのが見え見えです。
※ いろいろ書きましたが、何も考えず、アクションを
楽し、あとに何も残らない(ちょっとアクションやりすぎですが)
映画なので、猛暑の中の清涼剤としておすすめします。
※ IMAXや4DX3Dをおすすめします。