ハッピー・デス・デイ 2Uのレビュー・感想・評価
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2019-66
また死んでる。まだ死んでる。
前作からぶっ続けで鑑賞したので、前作に散りばめられてた伏線が上手いこと回収されていく快感。
どちらも上映時間が短いので、ぶっ続け鑑賞おすすめします。
前作で断ち切ったはずのループ...ですが、ツリーちゃん、また死んでくれます。
しかもツリーの身に起こる微妙に違う出来事の数々...個人的には『パラレルワールド・ラブストーリー』より面白いパラレルワールド。
タイムループものに付き物な難しい話も出てくるけど、そういうの言われるとついてけない私みたいなあほでも大丈夫な優しい映画。
前作よりもビビりは減りましたが、相変わらずちょいちょい笑わせてくれるし、
前作でも不意打ちの感動がありましたが、今回も。気付いたら目から水が...。
パラレルワールドにいることで、前作とは展開も違うし、どのキャラも違う設定になってるのも面白い。
お父さんとお母さんに会いたくなった。
なんでこんなに暖かい気持ちになってるんだろう、私。
この心のざわつきを少しでもたくさんの人と共有したい‼️
〝遊びゴコロ〟もここまで本気だと余韻も半端じゃないですね。深い感動の余韻とか言われるものとはまた違った、心地の良いざわつき、というか、なんだかうまく説明できないけれど他の人にも伝えたい!という驚きというか。
あの『カメラを止めるな!』の時と同じような感覚に包まれます。とにかく見てくれ‼️ってやつですね。
色んな要素がごった煮状態なのに、見事なほどバランスいいのも、冷静に考えるとものすごいことだと思います。
惜しむらくは、前作を見てるのと見てないのとでは、たぶん楽しさの度合いが相当に違うと推察されること。
前作ともども、なんとか少しでも多くの方に鑑賞の機会があることを切望します。
明日はどっちだ?
この映画のモチーフとなっていることは間違いない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、1985年公開で、今から約35年前だ。その4年後の平成元年に「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」が公開されたわけだが、その時に受けた衝撃は忘れられない。設定が前作の裏側なんだもの。
本作もそれに習って、裏側を描いていく。もちろん冒頭は前作のラストから繋がっている。それだけでなく、冒頭10分で前作の完全ネタバレがあるので、前作観てないならとてももったいないので、先に観た方が良いです。
今回は前作のちょい役だったライアンが、キーパーソンになるが、相変わらず主人公のツリーがドタバタと周りを巻き込み、大活劇を繰り広げながら人生の選択に直面する。女性版マーティとして面目躍如だ。前作のサスペンス/スリラー色は薄くなり、SFドラマに大転換。ツリーの人間ドラマもより濃くなり、単なる"2"ではなく"2U"の秘密はもとより、カーターとの恋の行方もややこしくなる。
エンドロール後のオチも塩味が効いているので、最後まで気を抜かないように。
前作にヒケを取らないジェットコースターぶりで、勢いのまま内容テンコ盛りで、ラストまで一気に引っ張っていってくれる。前回より小ネタは減ったが、正統派コメディシーンが増えた。ホームコメディドラマのような軽妙さは健在なので、ご安心を。
続編というか、前作の作り直しくらいの中身。「カメラを止めるな」の前半と後半くらい…というのは言い過ぎだけど、単なる続きではないので、そのつもりで楽しみたい。
さて、このコメントのタイトルは、この映画の総評を考えた時に最初に思い浮かんだ言葉だが、尾藤イサオと言ってわかる方は、おそらく平成前後までに社会に出た年代ですかね。わからない方には、「あしたのジョー」というアニメ映画が名作なので、是非観ていただければ。
最高!
いやぁ、面白い!最高!
前作を踏襲しながら、ジャンルからして別物になってて最高に面白い。若干飲み込みづらい点がなくはないけど。
中盤のとある展開では声出して笑ったし、まさかのまさか、この映画で泣いちゃうとは思いませんでしたよ…
前作と公開が近くなったのは結果的に良かったですね。
前作をジャンルごとひっくり返す続編映画の新たな金字塔!
前作は2017年の作品。二日酔いのピッチな大学生トゥリーが自分の誕生日の朝に目覚めるとそこは男子寮の一室。傍にいるのは見知らぬ学生のカーター君。慌てて退散するがその夜仮面を被った男に惨殺されてしま・・・ったはずが目覚めるとそこはまた男子寮の一室。かくして何度も繰り返される自分の誕生日に閉じ込められたトゥリーは、どうあがいても夜には殺されてしまう無間地獄から抜け出すためには自分を殺した犯人と対決するしかないと悟るが、容疑者が山ほどいるので途方に暮れる・・・からのタイムリープ系ラブコメホラー。憎まれ女子版『オール・ユー・ニード・イズ・キル』という感じで何度も死んでは蘇り経験値を高めていく展開の中で、トゥリーがなぜ嫌われ者なのかが少しずつ明らかになり彼女の抱えるトラウマが判明したところでぐっと観客を感情移入させる絶妙な筋書き、トゥリーをつけ狙う殺人鬼を追う犯人捜しのスリル、そしてそれらを包括するツンデレな恋物語として完結する無名キャストのB級作ながら実にカラフルな傑作でした。
そしてこの続編はその直後、カーターのルームメイト、ライアンが車の中で目覚めるところからスタート。主人公を変えて同じことをやる話かと油断していると意外な展開になり、前作もひっくるめて卓袱台を盛大に、いや本作のジャンルごとひっくり返す。この時点で今私は物凄い傑作を観ていると全身に鳥肌が立ちました。要するにもう全然ホラーではなくなっていて、セリフにもさりげなく匂わせる通りこれは過去改変SFの傑作であり続編映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』へのオマージュであると同時に『バック~』シリーズに対する痛烈なアンチテーゼになっている。その点に気づかされるワンカットでもう涙が溢れました、軽いコメディを観に来たはずなのに。
しかもここまではまだ序盤。そしてその後も盛大な卓袱台返しを延々と繰り返した後、物語はトゥリーに余りにも残酷な選択を迫る。細田守版『時かけ』、『君の名は。』すらも軽々と超越し、ダジャレだとばかり思っていたタイトルにも深い意味を持たせるカットでまた号泣・・・一体どれだけ泣かせる気やねん!?でもこれはあくまでコメディなので何度もきっちり爆笑させられて、そして訪れるクライマックスを堪能した後に流れるアノ歌・・・私はたった1人盛大に拍手してました。こんな傑作、あり得へんやろ!
平日のレイトショーでこんなコメディを観に来る連中は私も含めてボンクラばかりなのでエンドクレジットが始まったところでみな退席。ここまでやる映画がこのまますっと終わるわけがないことぐらい気づいて欲しいなと舌打ちしたところで始まるオマケカット・・・ここでも盛大に卓袱台をひっくり返してジ・エンド。あまりにも傑作過ぎて膝が笑ってしばらく立てませんでした。
これは全てのSFファンが観るべきマスターピース、前作すら日本公開されていないのが信じられない。すぐにでも2作併映でロードショーすべきです。ホントにスゴイです。これが観れたのは幸福以外の何物でもないです。今まで生きていてよかった。
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