ガルヴェストンのレビュー・感想・評価
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悲しい話であった
あのイングロリアスバスターズでその名を広げたフランス人女優メラニー・ロラン氏の監督作。
お話はよくある逃避行のようだけど、逃げてる間追う側がほとんど?全く?映らない。ガンアクションやカーチェイスも少なく、ガルヴェストン(テキサス州)の街並みや浜辺は綺麗なんだけど、特に映像的に真新しいことはない。(クライマックスのクリーニング工場ワンカットシーンはそれなりに見応えありましたがね)
どころか最初から逃げるのを諦めてるように見えた。
そして、ラストに気づく「あぁそうか、これは"逃げる"じゃなく"守る"話だったのか。」と
エルファニングの女性としての魅力が引き出されてた。女性監督ならではの視点だったんじゃないかな。
テキサス州ガルベストン
2008年ハリケーンアイクって実際にある災害や
話は20年前に遡る
テキサス州オレンジ郡
撮影は毎度のごとくジョージア州
ベンフォスターの映画でエルファニングファンが観たら卒倒するからやめといたほうがいい。エージェントは何故こういう役ばかり紹介するのか謎
女性監督が撮ったとは思えない
時折ある1カット長回し
光を意識した写真的カット
美しく切ない逃避行
とても美しく切ない映画だった
自分は肺がんだと知ってしまっだった裏社会の男ロイ(ベン・フォスター)と、身体を売ることでしか生活していくことができない少女ロッキー(エル・ファニング)の逃避行
彼らは荒んだ社会の底辺に生きている
その中で、寂しげにたたずむロッキーは、まるで荒野に咲く一輪の花のように、とても儚くて美しい
彼女はきっと、ロイにとっては触れてはいけない、触れたら壊れてしまうような存在だっただろうと思う
だからこそ、残りの命をかけても、彼女を幸せにしたいと思ったし、そんな泥沼の世界から救い出してあげたいと思ったのだろう
しかし、現実はロイが思うよりも厳しい
そのどうにもならないロイの思いが、とてももどかしくて切なかった
ガルヴェストンとは、ある海辺の町の名前
ロイにとって、そのガルヴェストンは、どんな存在だったのだろうか
そこは、生きるために暮らす場所だったのか、それとも、最後の死に場所なのか
きっと、ロイはガルヴェストンで「なぜ、自分は生きているのか」と考えたと思う
なんて、人生とはままならないものなのか
そのロイの気持ちを思うと、自然と泣けてきてしまう映画だった
あまり予備知識なく観た映画だったけど、予想以上に掘り出し物の映画だった
やるせないクライム映画
この結末が良かったのか・・・
なぜ彼はそうした
あまりにも彼女が救われないから
一つの希望くらいかなえさせてやりたかったから
何処にそんなに惚れてしまったのか
でも、最後はもう一つ欲しかった
アメリカ映画なのに石井隆を思わせる。
「おまえの母親は闘った」。
なんて素晴らしい台詞だろうか。
ラストのセリフに涙があふれた。映画館はとっくに泣いていた。
石井隆作品のように悲惨なのに純粋で、美しい。
愛を浮かび上がらせるには、暴力シーンがやっぱり有効なのか。語弊のある言い方だが、暴力と純粋な愛は相性がいい…。映画って複雑…。
エル・ファニングがキュート。
厳しすぎる過去を抱えているようには見えないほど。
でも、だからこそ切ない。
海辺のシーン、素敵だった。
不思議な映画
冒頭ロッキーを連れて逃げる理由がなくて何かしっくり来ないままでしたが、何故か最後は感動して終わるという、何とも言い難い不思議な映画でした。true detectiveの脚本家だと言うから本は良いけど監督がイマイチ系かなと思ったりもしたけれど、不思議な心地よさがあってこれは監督の力だよなと思ったり。まあ不思議。
クライム過ぎるムービー
美しい映像とは対照的に、内容は悲しすぎる作品かと─。
エル・ファニングの美も悲しみで吹っ飛んでしまっているような印象。
時の経過と男の役割はいったい何だったのか?
悲しみ意外に何かを感じとるのは難しかった。
やっぱ馴染みます
他愛もないと言われても仕方がないが、これは好きな作品と言える。こんなアメリカ映画を死ぬほど観てきたし、これからも観続けるんだろうな〜
とにかく主人公のヤクザな中年男ロイ(ベン・フォスター)が渋い。甘さがないから共感できる。
彼と逃避行する少女ロッキー(エル・ファニング)は義父にレイプされ子供を産み、そして義父のもとから逃げてきたようだ。いわゆる「女」を感じさせないファニングは好き嫌いが分かれると思うが。
果たしてこの物語をどう終わらせるかだが………その終焉は実にあっけなくクールだった。
監督は繊細なイメージの女優メラニー・ロラン。ハードだがやはりセンチメンタル!ガルヴェストンの海と太陽とロッキーの笑顔が!
エル・ファニング推し
組織に捕らえられ、殺されかけていた売春婦役に、エル・ファニング。
組織に切り捨てられ、命を狙われる殺し屋役に、ベン・フォスター。
裏社会のボスからの、ふたりの逃避行を描いた、アメリカの映画なんですが…
なんか、アメリカっぽくない。
『レオン』をはじめとした、フランス映画っぽかったなぁ。
事態の解決にエネルギーが割かれず、心がどうあったか、情緒ばかりきれいに描こうとしていて。
エル・ファニングの肢体(ヌードにあらず、水着やダンスのドレス)や表情ばかりが印象に残っています。
Happy endではなく、切なさだけが漂っていたのもアメリカっぽくなかったなぁ。
哀愁のガルヴェストン
女性監督作品だけあり
ハードボイルド臭をさほど感じなかった
男性の姿が目立ったが
女性も引かずに入り込める作品だと思います
・・切なく、心が痛くなるばかりの哀愁漂うストーリーではあるが
モーテルの女主人や住人に愛情を
注がれ成長したであろう「チビ」が「やり直しの必要が無い人生」を歩んでいる事が唯一の光でした
ご注意!芥川賞系です
心地よい暇潰しにはまず間違いない 殺し屋と娼婦
ところがカンヌでも狙おうかという とんだ芥川賞系です
ご注意ください
あえて平凡にしたような良くできた佳作ですけどね
ありきたりなのにありきたりではない
ストーリーを繋ぐエピソードはどれもどこかで見たことのある〝ありきたり〟なものなのに、ラストまでのすべてを見届けると、なぜかじんわりと程よい重量感を伴った静かな感動で満たされる、そんな映画です。
自分だけの天使を見つけて、その天使に殉じることに生きがい(死にがい?)を見つける。これって、男にとっての理想的な人生スタイルのひとつだと思います。そんな男にとって、あのラストの出会いは自分のやったことが思わぬところで大きな実りをもたらしたことまで悟れたわけで、これ以上ない至福の時間だったはずです。
エル・ファニングだからこそ天使たり得たし、女性監督のメラニー・ロランが男心の琴線に触れてきたことにびっくりです。
HELL IS REAL
肺に疾患を抱えた裏社会の男が組織にハメられ殺されかけたところから殺り返し、たまたまそこに居合わせた19歳の売春婦を助け共に逃亡する話。
医者に病状を告げられている最中に臆して最後まで聞かずに飛び出す主人公。設定から想像していた役どころの割に腹が据わらず根性なしでチンピラ紛いな印象からスタート。
逃亡劇といってもチェイス感はなく、40歳の男と19歳の女の交流と情をみせて行く。
中盤辺りからは常に少し先が読めてしまうけれど、臭過ぎず哀しく優しく男っぽいストーリーでベタではあるけれど、非常に面白かった。
ベタな題材のオンパレード
訪ねて来るシーンを最初に持って来た方が、謎めきながら興味の持続力も確保されて物語が進んだような。
ショッキングなオチも「ネオン・デーモン」でのE・ファニングを観ているから二番煎じに感じてしまい、斬新さが薄まってしまう。
役者二人の存在感は当たり前の如く素晴らしいし物語もシンプルで好きなジャンルではあるが、全体的に使い古された印象の演出描写が続いて物足りなさも。
が、雰囲気含めて嫌いにはなれない。
生きてたら?リベンジ。死んでた!逃走劇か?いずれにしろ、happy...
生きてたら?リベンジ。死んでた!逃走劇か?いずれにしろ、happy endingじゃなかった。悲しいストーリー😢。エル ファニングの演技が光った。
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