「重い犯罪逃避行映画。」ガルヴェストン ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
重い犯罪逃避行映画。
何も内容を知らずに鑑賞。
(ガルヴェストンは地名だった)
逃げる理由が2人にあって行動を共にするロイとロッキー。ティファニーを含め、女オーナーが出てくるモーテルでの出来事が色々と良かった。
ロイ役のベン・フォスターは『3時10分、決断のとき』のガンマンの印象が強烈でどんな作品を見てもあの悪人を思い出す。たぶん今後も。
鑑賞してて途中で先が読めたと思ったが、、
先が長くないロイは命尽きる前に「どうせ直ぐに死ぬなら」と、ボスからお金を巻き上げロッキーに渡す。最後は病気ではなくて殺されてしまう。
ロッキーとティファニーは2人で新たな人生を歩む。そんな感じだ。
しかし外れた。
実際のロイは治療可能な病気で、勝手に勘違いしてロッキー達にお金を工面しようとしていた。元恋人に「俺は死ぬ」とも。
そして残念なのが殺されたのはロッキーだった。ボスのプティトゥコも死なない。
色々あってロイは生き残り服役する。そして20年の月日が流れ、すっかり大人になったティファニー・ベノワが訪ねて来る。「何故、姉が自分を捨てなのか?」問いてくる。
ロイは「写真の女性は姉では無くて、君の母親だ」と言う。「彼女は君を見捨てて無い」と。2人で話した後のロイはハリケーンの中を孤独に歩く。そこには浜辺で微笑むロッキーの姿が浮かぶ。
『名もなき者 / ア・コンプリート・アンノウン』でのエル・ファニングがとても良かったし、『プレデター / バッドランド』を観たばかりなので今作品を鑑賞する事にした。女優のメラニー・ロラン監督作品でマッチカットが長目でラスト近く(1時間12分)のアクションシーン(9分30秒)は中回し風だ。
実際はシャッターを上げる直前のドラム缶の所が編集点だろうか?
