劇場公開日 2019年5月17日

  • 予告編を見る

「Fire on the Mountain ( The Marshall Tucker Band )」ガルヴェストン カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0Fire on the Mountain ( The Marshall Tucker Band )

2020年1月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

ガルベストンはテキサス州のメキシコ湾に面する港町。
マーシャルタッカーバンドはサザンロックバンド。
南部では最も人気のあるバンドかもしれない。
サザンロックはレイナード・スキナードやオールマンブラザースバンドのほうが日本では有名だが。
マーシャルタッカーバンドはサザンロックのバンドの中でも、カントリー、ブルーグラス色の強いバンドで、フルート、バイオリンが入る。ロックでも哀愁がただよう曲が多い(日本語のウキペディアには残念ながら載ってなかった)。

薄幸のふたりが楽しそうにする唯一といってよい場面がある。
ボスに証拠書類との交換に7万5千ドルを要求し、ロイはそれをロッキーにやるつもりで、
「高校、大学に行って人生をやり直せ」と陽の傾きかけた桟橋で言う。
ロイはティファニー(娘)をMotelのおばさんに預けて、二人だけで夕食にいこうとロッキーを誘う。

ショットバーの生バンドの演奏に合わせて、ロッキーが踊りだす。
背中がガバッと開いた真っ赤なドレス。特別な夜なのだ。
白い肌によく似合う。
ロイを誘って、二人が踊る。
そのとき流れるのが マーシャルタッカーバンドのファイヤー・オン・ザ・マウンテンだ。
結構長いシーンで、曲も長く聴ける。
じつにいいシーン。

そのあと、店から駐車場に出てくるとボスの手下に捕まって、ボコられて、ボスのいるニューオーリンズに連れ戻される。
まさに最後の晩餐。

この映画、非常に気に入ったので、その後、DVD買った。

DVDではボス役の俳優とその女役とからむ冒頭のシーンや銃撃シーンやナイフを使って、ベン・フォスターが刺客を倒すカッコいいシーンがおおかたカットされていた。大事な導入場面だと思う。
とくにベン・フォスターにとっては。
もしかして、刺客役の俳優がその後、クスリで捕まったとか、婦女暴行罪で捕まったとかか?
なんでだ❗
がっかりだ❗
映画館は☆5つ。
DVDは☆2つだ❗
そうゆう事って、よくあるのか?知ってるかたがいたらおしえてほしい。

追記:監督はフランス人女優のメラニー・ロランときいて、感心した。才女だなぁ。

カールⅢ世