劇場版おっさんずラブ LOVE or DEADのレビュー・感想・評価
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要素の詰め込みすぎと身内感満載
ドラマをリアルタイム視聴してから1年と2ヶ月、ずっと心待ちにしていた続編でした。
続編があっても牧は出ないかもしれないと思っていたので、出ることが確定したときは本当に嬉しかったです。
・公式の宣伝戦略
映画が近づくにつれ情報がどんどん解禁され、怒涛の情報供給に溺れそうになりました。
正直、もう少し前から小出しにして、盛り上がるお祭り気分をゆっくりじっくり味わいたかったです。
突然大量放出されたことで、流し見のようになったり、見逃したものもかなりあると思います。
また、ドラマ版からファンを公言していた芸人さんやアナウンサーの方などを公式側に取り込むやり方が身内の盛り上がり感をさらに際立たせていました。
とても気持ちが萎えてしまい、その辺りは一線を分けて欲しかったなというのが一ファンの感想でした。
・テーマについて
「夢と家族」とのことですが、それ以外の部分に時間を使っていて、本来のテーマである「夢と家族」がおざなりだったように思います。
− 夢の部分
ちずと牧が夢の語り合いに夢中になり、久々に帰国した春田そっちのけで盛り上がる。鉄平は以前から夢を見ていましたが、その場にいた春田以外が夢を持ち、夢があることは大事であり、夢がないなんて人として魅力に欠けるというような言い方をします。
そのくせ牧が話す入社以来の夢というのは具体性が無くふわふわしたものです。最終的に春田も夢を見つけますが、それは以前と変わらない、今までやっていたことを夢と認識したにすぎません。本人が夢に向かっている・叶えていると満足できればOKな、またもやふわふわしたものです。
そもそも、本当に夢は必要なのでしょうか。多分春田は不動産の仕事が好きで、街の人に寄り添いながら過ごす日々に満足していたはずです。好きな仕事を、きちんと一生懸命働いている。とても素晴らしいことです。春田にとって仕事面では満足していて、牧との家族形成を夢として見ていた可能性もあると思います。だからこそ、慣れない家事をしたりもしたのではないかと。
夢を持って仕事をしているアラフォー世代がどれだけいるでしょうか。持っていない人、お金のためと割り切っている人も多いと思います。かくいう私もその人ですが、観た後で生き様を否定されているようでなんだか気分が落ち込んでしまいました。
− 家族の部分
牧が話し合いを拒絶して家を出ていったことで、春田と牧の接点がほとんどなくなります。
関係が深くなって変わっていくのが怖かったと後から言われても、単に仕事でテンパっていたから察してちゃんを発動していただけではとしか思えませんでした。
そもそも牧と春田は、望んでいるコミュニケーション手段が違うのです。そして、多分それすらお互い気づいてなかった。会話で関係を深めたい春田と、相手を見て察して何も言わなくてもわかってほしい牧(牧の願望は、両親のあり方を見ているからこそかもしれません)。
ほんの少しでも最初の方で2人が話し合っていれば、違うことを知った上での揉め事や寄り添いなんだと読めるのですが、それが無いので「この2人は本当に1年間問題なく付き合っていたのか?」と疑問を感じてしまうのです。
そしてそんな少しの会話もできない2人が、家族について考えて結論を出しました、と言われても唐突すぎて納得ができなかったです。
・本編について
そんなことがありつつも出来る限り情報を追い、インタビューを読み、公開日を指折り数えて待っていました。楽しみなような、不安なような気持ちが交互に押し寄せ、数日前からは情緒不安定だったように思います。
公開前に発売された雑誌はかなりの量で、その中には演者はもちろん裏方である監督や脚本家、プロデューサーの方々も多数登場していました。
ストーリーの方向性を決めたときの話などを読んでいて、どんどん不安になっていたのですが、映画を観て本当に残念で悲しかったです。
お金を払って観てもらう映画だからスケールを感じてほしい、せっかくなら爆破シーンを入れたい…のように、制作側のやりたいこと、身内で盛り上がってそのまま脚本に反映されたであろうシーンが多数でした。
話全体は整合性が取れず、説明ないまま突然話が進んでいく部分なども多々あり、このシーンを撮りたいから前後にはこういう話が必要だ、という感じで肉付けされたんだろうなと思ってしまう部分が多々ありました。
そういう雰囲気を感じる度にどんどん白けていき、感動できたであろうシーンすらそこまで感情移入できずに終わりました。
・狙うべきターゲット層への配慮不足
話の説明が不足している部分や矛盾に関して、想像して補えないのか、理解力が足りないのでは、行間読まないのかなどなどディープ層(もしくは春田と牧の2人がいればいい派)の擁護コメントやレビューを見かけますが、映画として興行収入を上げて大ヒットを狙うなら、そんなことを観客にさせるべきではないのです。
せめて必要最低限ストーリーの矛盾は解消しておくべきで、それをしないで撮りたい、見せたいシーンが多々あるから不満を感じている方がいるのだと思います。
もちろんコアな方が何度も足を運ばれるとは思います。でも、それって限界ないですか?浅いファン、ドラマを知らない人の方が多いはずで、その人達が面白いからもう一回みようと思えた方が座席は埋まるはずなのです。
諸手を挙げて絶賛するのではなく、今後を見据えて駄目なところは指摘すべきなのではないでしょうか。
・全体の印象
ディープ層に配慮しつつ、新規も狙ってどっちつかずになったかなぁというのが感想です。
また、どう考えても続編を作る余地を残していて、ドラマで感じた「全てを出し切ってやりきる」という気持ちが感じられませんでした。その思いで作ったものだったからこそ、私達はあれほどまでに心を揺さぶられ感動して、1年以上も大好きなままで待っていられたはずです。
今後を見据えた余地が見え見えだったのも、気分が盛り上がらなかった一因だと思います。
・今後について
完結完結と繰り返していますが、上記で書いているように映画で続編をやるのではと思います。
ただ、このキャスト全員でやるのは確かに最後なんだろうなとも思います。皆さん予想されていますが、可能性として抜ける確率が一番高いのは牧。あとは鉄平やちずもいなくなるのでしょう。
わんだほうのシーンは無くても成立しますし、今回のちずは牧の夢への夢想を膨らませつつ、夢を持たない春田を貶す役にしか見えませんでした。
ドラマで牧の告白に対してひどいことを言った春田をビンタしたような、牧の幸せを願って背中を押すような、優しい彼女はどこへ行ってしまったのかと悲しくなりました。
今後の牧は、海外に行っていてメールなどテキストでしか登場せず、営業所にいる春田と部長を主軸に物語を展開するのではないでしょうか。
春田と牧がくっついてはいますが、おっさんずラブとは春田と部長あってこそであり、牧のポジションは替えがききます(実際ハセから牧に変わっているように)。
寅さん寅さんと言っていたように、相手役が変わって同じような話をやるのかもしれません。しかし、1営業所にそんなに男に惚れる男が頻繁に現れるならば、それはただのBL作品に成り下がってしまった瞬間に他ならないなと思います。
正直もう、続編は作ってほしくないです。もし作るならば、ドラマで丁寧に心理描写を表現してくれた山本監督かYuki監督にお願いしたいです。
共に生きていくため
ドラマであれだけ綺麗に最終回を迎えハードルが高すぎるにも関わらず、よくここまで攻めた作品を作り上げたと感動しました。
恋の先の、家族として共に生き続けるための信頼を築き上げる物語でした。
観た後はあまりの情報量にしばらく頭が追いつきませんでしたが、思い返すほどにしっくりと心に馴染んできます。
共働きがほとんどの今、どちらかが我慢するのではなくお互いの仕事や夢を尊重し信頼し合えるこの二人が見つけた形こそ、性別に関わらず今後の結婚の理想形になるのだと思います。
炎の中でそんなに話し続けられるの!?とかツッコミどころもありましたが笑、ドラマと同じ「なんだか有り得ないことがいっぱいではちゃめちゃに面白いのに、本質では凄く人間として当たり前の悩みや葛藤の中で真剣に生きている」というところが大事にされてきたことが伝わりとても満足でした。
満足ですがモヤモヤも残る展開でした
まさにお祭り的な内容でした。
とても楽しかったし、萌えシーンもありで続編が見れただけで感謝感謝なのですが…
なんというか…色々ぶっ込みすぎて、肝心の春田と牧の生活感が感じられなかったのが残念です。
牧の心理描写がもっと欲しかったですし、武川さんの部長愛…ぶっちゃけタイプじゃないですよね?元カレ牧ですよ?リスペクトがラブに変わった経緯を知りたいんですが…?
春田母への報告は?春田母、牧の事まだ「お友達」と言ってますが…。
ハピエンで終わりましたが、また遠距離ですか…つれえ…
これで完結ってウソでしょ…?
春田母に牧を婚約者と紹介し、再び2人で共に暮らす姿を見るまでは諦められません!
って事で従来のキャストでの続編を切に願います。
脚本とキャスティングは本当に大切ですね。
工場のシーンで、なんで余裕で話して込んでるのかが謎でした。
会長の娘も、命懸けで助けたい理由がわからないキャラだったし。この辺り、全く無駄だなあと。
沢村一樹さんとかも、キャスティングの無駄遣いかと、、。
脚本とキャスティング、本当に大切だなあと、観てる最中から考えてしまいました。
脚本や演出のクオリティがドラマと違いすぎる
ドラマ版が大好きでDVDも購入し何度も見てました。ドラマ版は繊細な心理描写や役者の演技が素晴らしく、とにかくはまりました。BLというテーマへの着目もいいなと思ってました。同じスタッフ・キャストで作る映画版ということで、予告編を見て一握の不安を覚えたものの、とても楽しみにしてました
・・・・が今作はとにかく別次元。ドラマ版とはまったくの別物です。ここまで支離滅裂なストーリー展開になるとは思わなかった。世界観を壊さないでほしかった。どのサイトでもReviewの点数が驚くほど高く、ファンが応援したい気持ちはわかりますが、フェアな評価ではないと思います。このクオリティのもので満足してしまったら、もし次回作が作られたとしてもこの程度になってしまうので、評価はちゃんとすべきだと思います。
まず、なにがひどいかというと脚本と演出。
台詞やキャラクターの掘り下げが浅い。ジャスティスや狸穴といった新キャラの設定も終始不可解でした。ちずがファンから人気ないとはいえ、なんなのかあの扱いは・・・と思うほどひどかったです。全く話に絡んでこない。そのほか、花火大会での「牧の顔ってベビーカステラみたいだよね」の後での唐突なシーン切り替え、なんなんでしょうか。火事のシーンも、爆弾はすぐ窓の外に投げられるし、熱いのにスーツ姿で逃げ回り座り込む・・・。ツッコミどころあげたらきりがありません。コメディに振り切るならいいのですが、この程度の視聴者層だと思われていたのでしょうか。まぁ唯一よかったのは最後のキスシーンくらいでしょうか。
あとはみなさん俳優陣を評価してるようですが、正直よくなかったと私は感じました。
蝶子さんも、春田も泣くシーンで涙出てないし(涙が出るようなストーリー展開ではないので泣けないのも仕方ない)、ドラマ版であったような関係性が感じられなかったです。この脚本で感情移入するほうが難しいと思うので俳優陣も大変だったんだろうなぁと思います。春田のキャラもおおげさだし、たまに手塚翔太を見ているかのようでした。
もっというと、衣装もよくなかったです。特に宮島さんのスリット深いスカートが気になった。
このレベルの作品であればもう次回作等は結構です
ドラマの良さを再認識 ※追記あり
SNSでは絶賛しているコメント圧倒的多数で同調圧力が凄いですが、ドラマファンとしては思ってたのと違う、やっぱりドラマが1番というのが率直な感想です。海外ロケや新キャラ2人に加えて令嬢まで登場させたためかあまりに盛り沢山すぎて話がとっ散らかってしまったという印象です。さらに部長、主任やマロ&蝶子、鉄平兄&ちず等ドラマ版からの人物全員のエピソードを入れるとはるたんと牧くんのシーンが少なくなり雑になるのは必然。
映画なので大人から子供までパッと視覚的にすぐ理解できて笑える・楽しめる作品にしようとしたのは分かるし、コメディ映画としては確かに面白かったです。サウナのシーンはもちろん、部長がジャスに嫉妬心むき出し&はるたんに人工呼吸をめぐって牧くんと争うシーンなどは爆笑でした。だけどドラマ版があまりに完璧だったので、ドラマ版の最も大切な牧くんの切なさ・健気さやはるたんのお人好しでいつも優しいところがすっかり消えてしまっていたのは残念でした。あの辛い涙の別れから「ただいま」「おかえり」でやっとお互いの気持ちが通じあったのが何もなかったかのように、なぜか牧くんは突如仕事人間みたいになってはるたんを避けるような言動、しかも夢?って、、え?牧くんの夢ってはるたんと幸せに暮らすことじゃなかったの・・?会社で大きなプロジェクトを成功させることなの??あんなに大好きだったはるたんに異動のことも過労で倒れたことも教えないってどうゆうこと?!はるたん海外赴任中に何かあったのか、あの浮気現場(本当は何もなかったけど)を見たことだけで牧くんがここまで変わってしまったのか、何も描かれていないのですごくモヤモヤ・・。
あの優しいはるたんが牧くんに「イライラする」なんて言うのも不自然に感じた(このセリフ聞いた時ショックでした)し、狸穴さんのことを牧くんに確認もせず一方的な思い込みで嫉妬して「別れようぜ」と簡単に言っちゃうし・・え?そんな事で別れちゃうの?なんでもっと二人できちんと話し合わないのかな?ドラマの時もそうだけど話し合って誤解が解ければ別れる必要ないのに別れちゃう、またそのパターン。
春田母が突然戻ってくるのも唐突。息子が家事できなくてダメになるのを案じて家を出たのにまた同居して世話するつもりなのか?アタル君って誰?だし、店はどうした?
しかも牧くんは自分の家族にはるたんを紹介してるのになぜか春田母に付き合ってることを隠そうとするのも謎。まるでもう別れるつもりであるかのように牧くんサッサと出ていっちゃうし。本社と営業所、会社でも会えないのになんで?
あと、ちずと牧くんがやけに仲良しなっているのも違和感が。ドラマでは最終的にはるたんは牧くんを選んだけど「春田さんといても苦しいことばっかりです」の最大の原因はちずだったはずでは?はるたん・牧くん双方の気持ちを唯一知ってる人物でありながら「自分がすっきりしたいだけ」と言いつつ奪う気満々ではるたんにガチ告白したちずと牧くんがなぜそんなに仲良くなれるのか。しかも案の定、外人彼氏とは既に別れていてフリーなのだからもうワンチャン?狙う可能性もゼロではないはずなのに。(ちずはこの先誰か別の人と結婚しても生涯はるたんのことが1番好きなんだろうと思う。妹的な立場を利用してずっとはるたんのそばに居続けそう←あくまで個人的見解(笑))
新キャラの二人あまり期待してなかったですが良いと思います。この映画で最もウルっとしたのは花火大会でジャスが自分の家族を亡くしていることをはるたんに話すシーン。狸穴さんが最後にお父さんの店を訪れるのも良かったです。
冒頭の海外ロケ長すぎると思うし、ジャス&令嬢の挙式シーンも"なんでこの二人の結婚式見せられなきゃならないの?"という感想しかない。あと、爆破もやり過ぎだな~あんなに何回も爆発要らないと思った。その分、牧くんが指輪もらったところを見たかった!はるたんがいつの間にか指輪してるしそのあたりもちゃんと見せてほしかった‼もっとはるたん牧くんのシーンを丁寧に描いてほしかった、、。
批判的なことばかり書いてしまいましたが、とにかくおっさんずラブ大好きなのは変わらないし、少ないけど可愛いはるたんと牧くんのイチャイチャシーンを大画面で鑑賞しにまだまだ映画見に行きます❗
「これで完結」「このキャストで最後」とやたら強調してるような(わざとらしく?)気がしますが、私はきっと第2弾、第3弾を山本監督、Yuki監督が撮ってくれると信じてます!せっかくはるたんが帰ってきたのに今度は牧くんがシンガポールでまた二人は離ればなれ。これで終わりのはずがない❗❗❗二人の結婚式のシーンを見届けるまで死んでも死にきれない(笑)
追記:公開初日、2日目と張り切って?鑑賞しあと数回は見るつもりでしたが、今日9/16に購入済のムビチケ消化してもう終わり!って思いました。合計3DEAD!絶賛派の方が言っている"2回以上見た方が面白い"・・とはならず、むしろ段々冷めてきた感じです。1回目見終わった時「そういえば全然泣かなかったな~」あれっ?と思った(試写会で見た人のコメントに号泣とかハンカチ2枚必要とか書いてあったんで)のですが皆さんのレビューを読んで理由が良~~く分かりました。不要なシーンばかりで大事なとこがほとんどカットされてるし、キャラが大改変で中身は別人になったのかと感じるほどだし、取って付けたような"夢"とか(なんか薄っぺらい)、突然"子供が大好き"とか言い出すし、なんじゃそりゃあ~~??なことばかりでとても泣けないわな~~。子供のことなんて「それを言っちゃあおしまいよ」じゃないかと?そもそも異性カップルだって子を持たない方はたくさんいるし、最初から分かりきってる事をいまさら言う??・・かなり引きました。
オフィシャルブックも買ってないし、サントラも予約してません。展行ったけどグッズ何にも買いませんでした。
新キャラ二人入れたなら、ちょっとかわいそうだけど"わんだほう"のシーンは不要かと、、話の筋的にも尺的にも。帰国した日わんだほうなんか寄らないでまっすぐ帰って牧くんとゆっくりご飯(もちろん唐揚げ)食べてほしかった!!!
まさか映画化されてこんな話になってしまうとは予想もしておらず少なくとも続編では全くなく、これはもう番外編と理解することにしました。映画化によってずっと神隠し状態だった牧くんが徹子の部屋、Qさま、帰れま10等々たくさんのテレ朝の番組で見られてそれだけは良かったと思います。
season2本当に来月から放送されるのでしょうか?不安だらけです。突貫工事で作った駄作より、来年、再来年・・いくらでも待つので去年のドラマ版の"本当の続編 "を放送してほしい。
違う違う、そうじゃな~い~
おっさんずラブのドラマが大好きで、正にリアタイで楽しんでいました。
DVDも公式本も持っている1ファン(特に牧のファン)としての、忖度なしのガチな感想です。
今回の映画、予告から爆破シーンなど盛り沢山で、嫌~な予感はあったものの、直前のSNSには花火大会デートやネクタイくいっシーンが発表され、気持ちが再浮上!
それゆえ、「やっぱりかー」というガッカリ感が余計に強くなり、残念でなりませんでした。
とにかく一番残念だったのは、生活感のなさ。
「これから一生牧と一緒にいたい」と春田は言うものの、今回の映画にそういった日常がないために、私たちは見てきたドラマから彼らの日常を思い出すしかない。
春田と牧が食卓を挟んで他愛もない話をしたり、笑ったり、ふざけあったりが皆無だなんて、誰が予想しただろうか?
なんてこった!
いや、そこは映画(お祭り)ということで100歩譲りましょう。
問題はココ。
倒れてしまうほど頑張っている大好きな牧を目の当たりにしながら、彼の夢(目的がぼんやりとした都市再開発)に全然共感したり応援したりできないのは、私がエリートじゃないから?
いやいやいやいや。
あんなに住民を苦しめないと掴めない夢を夢と言われて、応援できる天空不動産ファンはいないでしょ?
もしもね、牧の夢がもっと皆に理解されやすい夢で、共感できて、応援できて、その上で春田とのすれ違いだったのなら、例の爆破シーンですら、きっと心の底からドキドキできたはず。
てかさ、夢を叶える為とはいえ、あんな風に天空不動産の元同僚たちにも容赦なく、意固地に拗らせた牧を見ていたら、
「もう別れちまえ!!」と心の中で叫んだわ。
(昨年の春は牧の不器用さ繊細に涙し、本気で応援していたのに(泣)
牧、お前変わったな……
(ついでに春田もな!)
私は別に、春田と牧の結婚式や指輪を渡すとこ、ましてやラブシーンなんて全然妄想や想像で大丈夫なのです。
だから春田と牧の心の動き、そして二人の会話をもっともっと見せて欲しかったな。
そしてファーストネームで呼ぶのも、キスをするのも、一緒に暮らす家(彼らの二人の空間)でして欲しかった!!
というところです。
それでも星が一つとかじゃないのは、
やっぱり面白いから。
そしてみんなカッコイイ!
そういうわけで、続編(牧と春田の日常)に期待します。
できたらドラマで。
※あくまで1個人の感想です。
※とはいいつつも、お祭りが終わったあと姿を眩ますであろう牧のロスになるんだろうな(泣
期待してただけに残念でした ※追記あり
ドラマが大好きで、映画化の話が出てからずっと楽しみにしていました。鑑賞後に読もうとパンフレットも買い、いざ!と鑑賞した映画は私にとって満足のいくものではありませんでした。
映画で登場する狸穴と正義もキャラとしては濃かったのですが、ストーリーがトントン進んで行く間に感情移入するまでには至らなかったです。
序盤、なぜそんなに尺を取ったのか?という春田が街中を駆けるシーン。ここを一分縮めれば違うものを盛り込めたのでは?と思いました。
爆発後の牧と春田が取り残され告白するシーンも、感動的なものにしたくじっくり時間を使ったとおもうのですが、個人的には少し長いなと感じてしまいました。
部長と牧の子供の喧嘩のようなやりとりはドラマのころの楽しいままで、ここはやっぱり好きだなと思いました。
せっかくの劇場版、すれ違いばかりではなくもっと牧と春田が意思疎通をするところが見たかったです。
※追記
やっぱり映画として脚本がイマイチなのかなと思いました。バタバタと変わる展開。テンポがいいと言えば聞こえは良いですが、ただ急いでる印象。監禁、爆発、はコメディとして捉えましたが、そこから急なシリアスさを持ってこられても感情が追いつかない。
マロと蝶子の関係ももっと丁寧に描いてもらえるかと期待したのでそこも残念。
「家族」がひとつのテーマだったのかと思いますが、映画内で何組かが結婚で結ばれ家族になるのも詰め込んでしまったのかな…と。
パンフレットはまだ読む気にはなれません。
春田からの悪いところ10個と牧の一途なウソ
ドラマのときから1回目と2回目で印象が大きく異なる作品のため、2回視聴し、その後考察したことを確認するために3回目を視聴して、レビューしています。
1回目は案の定、これなら映画にしない方が良かったストーリー破綻のお祭りファンムービーだと思いました。演者はもれなく上手、スタッフの熱意も十分伝わり、笑えるし、ほろりとする部分もあるけど、なんだか消化不良。この時点であれば評価は☆3が限界でした。ただ、スタッフ・キャストとも全力で作った悔いはない自信作だと何度も伝えていたため、なぜ自分が納得できないかを頑張って考えながら、ストーリーや各キャラクターの立ち位置を理解したうえで2回目を視聴。
結論として、牧の本心がドラマ以上に見えにくいことが原因でした。劇場版ではドラマより色々スケールアップしていて、コメディ部分に関しては言わずもがな、春田は大騒ぎ、爆破ありと「動」が激しい分、ラブとして牧の「静」はよりひっそりと沈み込んでいました。
劇場版の牧は歯切れが悪くモヤモヤした印象で、違和感があります。仕事>恋愛だからかな、と思えば春田のピンチに上司全無視で飛び出したり。春田への小言を飲み込んだり。どうしてかな、と思いましたが工場で二人が炎に囲まれるシーンで色々解決しました。
春田が牧に自分の気持ちを伝えるシーンの最初に、結婚しようって言ったけど男同士だから法律上できないし、俺子供好きなんだよね、と言います。この時、牧は当然だというような表情をしていました。ここから、牧は春田は子供が好きで元々女性が好きな人だから、いつかは普通の結婚をして普通の家庭をもつだろう、それこそが春田の幸せだと考えていたのだろうと思いました。
自分以外の誰かが春田を幸せにするということ、つまり牧は終わりのある恋愛だと思って春田と接していた。だからこそ未来のことは考えていなかった。また、ドラマでもう我慢しないといった通り、牧から終わらせる恋愛ではなく、春田から終わらせられるその時まで、と自ら断ち切ることもしなかった。春田にいつか訪れるであろう幸せを考えると、偏見にさらさず変な男を近寄らせないよう必死に守る一方で、仕事や体調不良で春田に負担をかけることでフられるのではないかと怯えて少しでも長く一緒の時を過ごせるように行動をしていたのでしょう。前にも後ろにも動けないためモヤモヤしていた印象に。いずれも春田に幸せになってもらいたい、ただそれだけだったのかなと感じます。
劇中では、「結婚って本気で言っているのか」と思わず言ったり、春田の母に友人で通したり、自分の仕事を良く思っていない春田に仕事の話をしなかったり、部長の再アプローチを全力で阻止したり、過労で倒れたことを伝えなかったり、春田からの別れでは取り乱さず笑顔で応じたり。健気で一途です。
炎に囲まれるシーンはその後、春田が牧へ「二人で生きていくうえで考えた嫌なこと」を伝えました。おっさんずラブでは「悪いところ10個言えますか?」が見どころの1つで、単発ではハセから、連続ドラマでは牧から、劇場版では部長から、それぞれ春田へ悪いところも好きという、より上の好きとして表現されていました。春田から牧へは、春田なのでハゲとかデブとか情緒もデリカシーもない言葉ですが、今現在ではなく未来について、春田なりに牧が死ぬまでを想定して言葉が紡がれます。その数、11個。+1っていうのは悪いところがいくつあっても良いということでしょう。そして、牧でなければいけない、牧でなければ幸せじゃないと真正面から伝えます。
春田に幸せになってほしかった牧。自分は何もわかっていなかった、わかろうとしていなかった、春田と向き合うことで関係性が壊れることが怖かったから仕事を言い訳にしていただけだった、と臆病な自分を認めます。そして、春田の幸せのために自分がではなく、春田でなければ自分は幸せではない、とやっと認めることが出来ました。
神様もいなければ、指輪もなく、服はボロボロ、祝福してくれる友人もいない、王子様も助けに来ない、死にそうな状況で、二人は好きだけではない、確かな「永遠の愛」を知りました。Love or Deadじゃん…。
工場から二人で支えあいながら出てきたことから、二人は互いを支えあいながら生きていくことを選択したんだなぁ、と3回目で涙、涙。
二人がこの結論にたどり着くには部長の存在が必要不可欠ですね。春田の背中を押し、牧に叱咤激励する様は圧倒的ヒロイン!かまってヒロイン爆誕、は本当に好きです。その通り(笑)
ただ成就する恋があれば、敗れる恋もある。部長は敗れた恋を受け入れることで、少女漫画のような恋は終わります。これは完結だ、完結しちゃったよ、と涙。
劇場版はいたるところにいろんな形の愛が確かにあって、特に春田と牧の胸を穿つ愛に深く感銘を受けました。おっさんずラブの凄いところってこういう何度も見ることで気が付く繊細な表現だよな、と実感。各キャラクターが良く作られていて、荒唐無稽なこの世界観を見事に完成させています。キャストの方々、本当にすごいです。吉田さんは言わずもがなです。田中さんは春田を確立させましたね。林さん、牧をよくここまで表現しきれたなと拍手。
劇場版すごいじゃん!数段パワーアップしてる!ということで☆5。見るたびに新しい発見があるため何度でも、また見に行きたくなる映画です。
うーん。。。
ひとことで言うと「映画向きでは無かった」です。
家庭のテレビサイズでみるからこそ、一人で或いは気心知れた者同士で見るからこそ最高に盛り上がったコンテンツだったと、映画が始まってすぐ確信しました。
脚本の残念な部分は〝イマイチ〟と感じていらっしゃる方が記されている通りです。
久々に、お金を払ってわざわざ映画館に足を運んだだけの収穫が得られなかった映画でした。
人気が爆発したから映画化しても黒字になるだろうといった製作者側の意図が随所に見られ終盤が近付くにつれ辟易しました。
最後、主役が指輪を嵌めてしまっており、最初から引っ張った指輪のエピソードを映画の本編で描かれていなかったことで、メディアとして発売する時、特典映像としてつけるのだろうと推察します。
お金の臭いが充満しすぎて、主役のLOVEは過剰な炎の演出と共に、焦げ付いた作品でした。
おっさんずラブの「Love or Dead」から、「Love and Peace」に包まれます。
観終わった人が、皆 幸せそうな顔をしています。私も幸せ満喫しました!
連続ドラマと同様に潔い編集で、とても心地よく最初から最後まで運ばれた感です。
ドラマで”あの後どぅなるのだろう”と種々想像していたことは、イイ意味で想像の遥か上のレベルで回答いただきましたし、全編の中で”コレとアレはこぅ繋がるのね”がいーっぱいあります。
ですので、初回よりも2回目観た方が感動が深かったです。
潔い編集 と先述しましたが、気持ち良くカットされてるでしょう箇所もあれば、特報でもお馴染みサウナシーンでは1つのサウナ部屋内で また春田と牧が本心を伝え合うシーンでは炎に囲まれた内で惜しげもなく尺をとります。
春田と牧、田中圭さんと林遣都さんというCPの尊さと凄さを再認識しました。
春田には牧、牧には春田なのです。春田が牧に、炎の中で言った言葉どおりです。
「俺、子ども大好きだからさ」のセリフには、個人的に”よくコレを牧へ伝えてくれた!”と、春田に号泣感謝しました。
「ずっと一緒にいたい」「死ぬときは一緒に」「今度生まれ変わったら」…生死を分けるシーンで愛を誓う人を これまでフィクションでも現実でも少なからず見聞きしてきました。
ですが、「死んでも牧と一緒にいたい」なんて地球最強のセリフを言う人を初めて観ました。牧スキの極みです。
泣きながらすがるように牧を抱きしめる春田に、牧がこれまであれこれ作った退路は無になり、牧の本音が表層に浮上し涙となってあふれます。
二人に「生まれてきて、この運命を決めて生まれ変わってきて良かったね」と祝福しました。
部長とジャスティスの金言もそのとおり!大感謝です。
春田と牧というCPやおっさんずラブの持つ宿命は、完結というより新たなステージにシフトしました。
半歩先の理想へ現実の進化を促し続ける役割は、まだまだ先があります。
おっさんずラブの続編を、改めて希望します!
春田や部長だけではなく、当然 牧やキャスト全員が続投で です。
今回 きっかけから結果までの過程がカットされたり、描かれなかった部分はとても大切で、観る者にとって待たれるところです。
春田と牧はもちろん部長や武川やちずほか皆の、この先の物語も見続けていきたいです。
エンドロールが上がり切っても、館内が明るくなるまでは席を立たないで そのままいてください。
それからまだ続く本編を観ないと、個人的には 観なかったも同然のシーンが残っていますので、残念とはこのことです。
おっさんずラブの「Love or Dead」から、自身が「Love and Peace」に包まれます。
改めて…春牧は無敵です。
OL大好き民として…
連ドラ版が大好きで、公開を心待ちにしていたOL民です。
わたしはキャラクターが好きだから楽しめるけど、付き合ってくれた友達は楽しめてるかな⁈と終始隣で気になってしまうような、映画としては大味のちょっと残念なものでした。
ドラマでは周りを取り巻くキャラまで丁寧に心理描写がされていたのに、スケールが大きく新キャラも増えた事により、肝心の春田さんと牧くんの心理描写まで疎かになってしまっていました。
演技はとても素晴らしいんです!
喋らなくても目の演技だけでもわかるくらい、各シーンでの気持ちはガッツリ伝わって来るんです!!
けど、慌ただしいというか全体的に描き足りないのです。
牧くんが大変そうなシーンがちょっと、苛々してるシーンがちょっと、とちょっとずつ。
嫉妬させる為に用意された新キャラや、話を壮大にするために巻き込まれた街の人の描写も感情移入するほど丁寧に描かれておらず、そんな余計な所に時間を使うならここに時間使って〜!という箇所が沢山ありました。
ちずちゃんと彼氏さんの話をもっと聞きたかったし、ジャスがときめいてるかのような描写していたのに「この好きは人としての好きで…」「知ってるよ!」と雑な回収の仕方をしたり、ついに結婚式だ〜!と思ったらなんでジャスとお嬢様⁈しかも肝心の春田さんと牧くんはさらっと指輪してるし、改めて実家に挨拶したのか春田母に紹介したのか、復縁してからどんな生活してたのか…全てを見せる必要はないけれど、他に割くなら見せて欲しかった。
ジャスに恨みがあるわけじゃないんです笑
爽やかで可愛い弟キャラですごく好きです。
でも限られた時間なので、主要キャラのその後を丁寧に描くほうに使って欲しかった。
エンディングが流れた時、待て待てまだ終わらないよね⁈描ききってないよね⁈って焦った映画は初めてです…。いや、エヴァ以来かな…。
あと天空不動産が好きな身としては、あれだけ街の人の反感を買ってしまったのがとても悲しかったです。思い出すと泣けてきます…。
公式SNSが公開前に大量のネタバレを投下していて、牧くんが香港行くオフショットを見て胸を躍らせていたらほんの一瞬で肩透かしだったり、マロくんと蝶子さんの関係がどうなってるかなってワクワクしてたのもハッシュタグでサラッとネタバレされて知ってしまっていたし、このシーンもこのシーンももう知ってる…等で楽しめなかった面もあります。
色々書きましたが、ドラマで大大大好きだった全キャラクターに再び会えた事は本当に幸せでした。部長と武川さんの関係が静かに変化していたり(脚ドンかっこよかった〜!)、マロくんと蝶子さんが葛藤しつつも幸せそうだったり(二人とも可愛すぎ!)、鉄平兄とマイマイがラブラブだったり(キャン待ちって言うマイマイが大好きです)、ちずちゃんは相変わらず可愛かったり(もっと見たかったよ…)、個人的に物凄く好きな牧くんのご両親にもまた会えたし…。
特に春田さんの牧くんへの愛、大好きっぷり、二人のイチャイチャには最高に笑顔になりました。もっと二人の穏やかな日常を見たかったです。
是非ドラマで続編をやって欲しい…。
そうしたらこの映画を、もっと穏やかな心で楽しめると思います。
やっぱり好き…!だけど、このモヤモヤはなんだろう?
ドラマシリーズからのファンです。
公開初日に観てきました。
やはり作品の面白さは揺るがず、純粋な人間の恋愛というテーマも揺るがない内容で、この作品に出会えて本当に良かったなあ~という気持ちになりました。
ただほんの少しだけ、複雑な心境を抱いていて自分でも困惑しています(笑)
映画化のニュースを見る前まで、ドラマシリーズのあの終わり方を見た後では「もう少し続いてほしいなあ」というよりは、
「ああ…終わってしまったけど本当にいいドラマだったなあ」と思えるほどの満足感があり、
むしろ何度も初めから終わりまで見たくなるようなドラマだったので、映画化を知った時は正直内容についての不安がありました。
その後を描かれるであろうことは予想していましたが、「春田が香港へ行く」ということを軸に考えるだけなら不安は無かったのですが、
予告を見る度に映画特有のリアリティのない表現も垣間見えて、ますます内容への不安が募るばかりでした(笑)
ドラマを通して見ると、そこまでリアリティの無さはあまり感じ取れなかったという印象で、
むしろ「もしこれが本当にあったら」という前提で見ることが、自分にとってこの作品を好きになったきっかけでもありました。
吉田鋼太郎さんが徹子の部屋で仰っていた、「映画向けにちょっと派手なシーンもありつつ」というような言葉を耳にしていたので、
多少は覚悟をしていましたが、やはり自分の中で好きになったきっかけが目の前から無くなってしまったような気がしてしまい、少しだけ寂しい気持ちで映画を鑑賞してしまいました。
(麻薬の取引~から監禁あたりのシーンで特に引っかかりました)
不安な要素や寂しい複雑な気持ちもありましたが、
それでもキャラ1人1人が変わらずあの時のままもう一度見れるということはとても幸せな時間であり、
何よりもこの時を楽しみにしてきたことは変わりありません。
相変わらずのキャラの掛け合いが面白く、何度も笑いを堪えるのに必死になりました(笑)
自分にとって本当に複雑な心境を抱く映画でした。
見れたことはとても幸せだったけれど、色んな意味で寂しくなりました。
もし、ドラマシリーズとしての続編として続いていたのなら、どのような描かれ方になったのか…等、ぼんやり考えてしまいます。
春田と牧。観終わってからじわじわ来ています。。
彼らの中にリアリティのある情景を見出せているからこそ、リアリティに欠けるシーンで自分の中に引っかかるものがあったのかな?とも思いました。
結局の所、自分の理想の形を作品に追い求めてしまっているのだと思いました。
あまり自分の中で作品に求めることをやめて、素直におっさんずラブの世界に浸ることを前提にもう一度鑑賞したいと思います。
ドラマの方が好きです!
超豪華なキャストで壮大なコントを詰め込んだような印象。ドラマでは登場人物みんなに共感してとても好きになりましたが、映画ではあんまり好きになれずでした。
最後のはるたんへの人工呼吸に至ってはなんだかイライラしてしまいました。。なんか残念、
全ての待ってました!に応えるって難しい
ドラマの成功で社会現象にもなったおっさんずラブ。大きくなるってことは嬉しいことなんですが、映画っていうスケールの大きさに合わせて、キャスティング増やして、舞台を海外にして、爆発起こして、シリーズ1ネタを踏襲して、季節感、お祭り感を盛り込むと…春田と牧の切ないラブストーリーが削られてしまうとはこれいかに…!?
最後の2人っきりのシーンはドラマを彷彿とさせる、くすぐったいラブシーンもあり嬉しかったんですが、もうちょっと!欲しかったです!欲張りすぎですか。そうですか。
この欲張りに続編を下さい!っていう終わり方がヒット映画の風格を感じました。
感情が振り回されます
一番良かった点は、ドラマ版から1年という月日がたち、春田から牧への愛が確実に大きく育まれていた事。
この1年の間に、遠距離ながらも心を通わせていたんだと容易に想像が出来た。
突然牧が、香港の春田の家に来た時の春田の反応を見れば一目瞭然。
全体的には、おっさんずラブと言えば!なコメディの部分も随所に散りばめられ、笑ったり泣いたり…114分かなり感情がジェットコースターだった。
ただ、鳳凰山との対立が長引き、ドラマであんなにも大切に描かれていた、マロと蝶子さん
や政宗と部長の関係がサラッと流されていて、そこが腑に落ちない。
蝶子さんが、もう結婚はしないって言ってたのに、あれ?そんな簡単にOKしちゃうの?や、政宗の気持ちはどうして部長にそんなに熱く向けられるようになったの?など…。
ドラマ後に回収してほしかったその後のストーリーが、あまりにも簡潔に描かれていて残念。
狸穴さんやジャスティスの登場は、とてもスムーズにキャラクターとして入ってきて良かっただけに、もう少し違う描かれ方が良かった。
ドラマから追いかけて、念願の待ちに待った公開…というコアなファンには、春田が赴任後の牧の1年間の関係性とか、春田から牧へどんなシチュで指輪が渡されたのか?とか、牧はどんな場面で春田へシンガポール行きを相談したのか?とか、また離れ離れになって先を想像して下さいみたいな終わり方はいただけなかった。
お揃いの指輪はしてたけど、牧家には挨拶に行ったの?春田ママは了承したの?どういう感じで春田はお母さんに牧を紹介したの?など、もっともっと描いて欲しかった場面が沢山あった。
ラストは、問題なく次へ続けられる描かれ方をしていたので、ぜひドラマでも何でも良いので、2人の日常…籍は入れられないにしろ、どんな流れでパートナーとして周りに周知されてくかなど、おっさんずラブらしくコメディいれつつ描いて欲しい。
次に期待できる終わり方だっただけに、今後が楽しみな作品でした。
OL民として、映画好きとして、
自分の中でも評価は真っ二つ。
映画好きとしては、120分弱の中に詰め込みすぎて、なんとなく中途半端な部分が残念。キャラクター増えて面白かったけど、雑に見えてしまった。ドラマ7話で高まっていくストーリーを120分でまとめるのは難しいのかな。OLを知らない友人を映画館に連れて行くかというと少し考える…
OL民としては、大好きなキャラクターの眼差しや絡み(やらしくないやつ)で、胸高まりまくり!サウナのとこ、こういうの、もっと見たい〜!マロと武川主任、たくさんでたー! はるたんと牧の笑ってる顔を見るだけでこっちも笑顔になる〜 もう一回見る〜
となります。
プロポーズ前のカップルはぜひ
大企業としてその設定、内容はいかがか??と思ったが、池井戸潤じゃないし、笑って、泣いて、笑って、感動する楽しい娯楽映画です。
春田は子供が大好きだけど、同性同士じゃ産めないし結婚さえできない。でも、牧が禿げたって、デブになったって。よぼよぼになって、自分を忘れてしまっても一緒にいたい。
人生を二人で歩みたいんだという気持ちをしっかりと田中圭さん、林遣都さんが最高の演技で魅せてくれます。
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