劇場版おっさんずラブ LOVE or DEADのレビュー・感想・評価
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「ラブ」はどこにあるのか
劇場版のあまりにも杜撰な内容に驚愕し、twitterで感想を検索したところ、絶賛の嵐で二度驚愕。どこかに感想を吐き出したくて、衝動的にこのアカウントを取得してしまった。
「映画」への愛も、LGBTQに寄り添うという姿勢も、あまりにも希薄な映画だった。
必然性の薄い設定に杜撰なストーリー展開、一貫性のない心理描写、それらの物語の致命的な欠落を埋めるようにこれでもかと詰め込まれる単純な笑いと萌え要素。これがテレビの深夜番組やネット配信の動画ならば、違和感はない。自宅のソファに寝転んで、時々再生を止めて休憩したり、あるいはお気に入りの箇所を何度も見直したり、そんな風に観るにはうってつけの内容かもしれない。でも、この断片化された笑いと萌えの集積を「映画」として消費している事態に、猛烈な居心地の悪さを覚えた。
「映画」というコンテンツに特別なものを求める感性が、時代遅れなのだろうか。外界から閉ざされた暗闇の中で、一定時間、連続して、偶発的に同席した他者とともに共有する、非日常的な世界。そうした性質を持つメディア芸術に見合う完成度の映像であるとは、私には到底思えなかった。
そして、嫉妬とキャットファイトによって表現される男性たちの関係性には、「同性愛者」へと向けられた異性愛社会のステレオタイプが見事に具現化されている。
「同性愛者」だからといって、常に、嫉妬に狂って裸で水を掛け合ったり、業火に焼かれて涙ながらに愛を告白したり、あるいは遠く引き離されたり、そんな風に喜劇と悲劇ばかりを行ったり来たりしているわけじゃない。「同性愛者」にも、かけがえのない日常がある。現実のLGBTQの多くは、そのかけがえのない日常を守るために、法的に、社会的に、様々な形で格闘し、また一方では多くのシスジェンダーの異性愛者と同様、親密な関係性を維持するために日々心を砕いている。この「映画」には、そうした闘いや日々の営みに対する、些かの敬意も見られない。
笑いを含んだニュアンスとは言え、タイトルに「ラブ」を掲げているにもかかわらず、愛が希薄なのだ。「映画」に対しても。セクシュアル・マイノリティに対しても。
劇場版を観て、自分が思っていた以上に「おっさんずラブ」というコンテンツに愛着を持っていたことに気付かされた。多くの方が書かれているとおり、キャストの皆さんは素晴らしい。だからこそ、彼らが生きる世界の土台となる部分をないがしろにするような内容に、心底がっかりしてしまった。
不安だったけど納得・満足!
ツイッターやレビューでネタバレしてから鑑賞しました。
グッズや関連商品を集めるほどではないですが、ドラマは録画分を何度も見返すくらいに好きです。
大絶賛・辛口評どちらもある中、あらすじを知った上でみなさんの感想を読むと、辛口のコメントに「自分もこんな気持ちになりそう…」と感じるものが多く、早く観たいけどめちゃくちゃ不安で変な緊張でいっぱいでした。
いざ鑑賞し、結果から言うと、私としては満足!観終わったあとはこれまた変な安堵感でいっぱいでした。
粗を探せば、冒頭のカンフーアクションちょっと観てて照れ臭い…や、牧勘違いしたまま帰っちゃった…そのあとフォローナシ⁉︎や、花火大会のジャスの唐突な登場や、春田いきなり重役たちに面会できてるや、火事場のオマージュ多、それどころじゃないんじゃなど…
いろいろありはしました笑
その度にネタバレてた私は冷めてしまう自分を危惧しましたが、辛くて観てられない、ということはなかったです。むしろトータルすれば100点でだから星5つです。
力業感は否めないけれど、どのシーンにも伝わるものがあって、春田の人柄みたいに「完璧じゃないけど誠意がある」作りだったと思います。
爆破やドラッグ絡みがありながら、ドラマの世界観からそう逸脱したようにも感じませんでした。そこは素直に映画として楽しめました。相変わらずのメンバーがいてホッとしたし嬉しかった。
ジャスと狸穴さんがいてくれたことで物語に幅が出て良かったです。二人とも好きになれました。
ゆいPも演技上手、花嫁姿も可愛かった。
結婚式は部長も可愛くて幸せな気持ちになれて好きな場面の一つです。映画で初めてちゃんと部長可愛いって心から思いました笑
吉田鋼太郎さん凄い。ともすればバラバラになりそうな危うさも引き締めてくれていました。
そして一番好きだったのは自分でも意外な牧と春田がすれ違ったりケンカするシーン。
リアルで切なくて、仲良ししてるだけより個人的にキュンキュンしました。お二人とも切ない表情と演技がまあお上手で引き込まれました。
最後のキスシーンも甘過ぎず、いいキスだなあと。拒否じゃない、ただ幸せでもない、ドラマとはまた違うパターンの切ないけど前向きなキスシーンでジーンとしました。
ネタバレしてたのにいい意味で思ってたのと違って得した気持ちです。
だれかを貶めたりいたずらに身勝手に傷つける人がいない世界がおっさんずの特徴ですが、ただ優しいだけじゃなく、ぶつかり苦しみながらも人と出会って何か関係性を築くっていいなと映画を観て改めて思いました。
恋したくなる人が多くいるのも納得です。
恋じゃなくても日頃少なからず人間関係で疲弊する心が癒されたし、大丈夫ってリセットできました。笑って元気出ます。
そんな訳で観てよかった!
蛇足ですが、ドラマはあまり興味ないまま一緒に行った旦那さんは少し泣いたそうで聞いてびっくりしました。私は泣きはしなかったので「どの辺で」とたずねると、あるシーンで最近大怪我をしたお兄さんを思い出して涙が出たそうです。察せず安易に驚いてしまって申し訳なかった。
一見お祭りムービーなこの映画ですが、私たちのようにそれぞれの形で込められたものが伝わる作品だと思います。
役者さんに助かれてる作品
春田と牧の関係性が好きでドラマにハマった私ですが、告知を見た時、正直期待は全くありませんでした。牧があんまり登場しなかったり、牧と春田の関係が他のライバルによってあんまり描かれなかったり…そう思ってたのでこの二人が中心に描かれている作品だった事で変に満足しまっている自分がいます。
でもやっぱり脚本が…うーん、やっぱりイマイチでした。ツッコミどころが多すぎる (もう警察沙汰!命がかかってんだから警察呼んで!喧嘩すな!早く春田を助けろ!炎の中よく喋れるな!火災現場から出てきたのに服あまりにも綺麗すぎ-脚本関係ない!)この程度のツッコミだと無視できます、でもキャラクターの行動や心情にツッコんでしまうと、中々無視できません。私は特に牧が好きなのですが、牧の行動がよくわからなかった。夢と言いながら、夢がハッキリとしてなく、何を成し遂げたいのかがよくわからない。特に町の人たちの声を無視して新しい街の計画に関わる牧があまりにも違和感を感じて、「牧は自分の夢の為に他人を無視する子じゃないでしょ!」とずっと考えてました。その事について語る場面があるのかなと思いましたが、全くなく、ただ無視して終わりました。
でもホッコリする場面が思ったより多くて、それで満足しちゃっている自分です。やっぱり役者さん達のやり取りが素晴らしく、胸がホッとするシーンがいっぱいありました。
それで満足しまってはダメだと思いレビューを書かせてもらいましたが、本当にいい作品だったからこそ脚本とダイレクションに力を入れて欲しいです。ドラマの二期で続きますが、期待して待っています!
役者の素晴らしさが製作陣を過信させた?
元々このドラマの最大の勝因はキャスティングにあると思っていました。ドラマシナリオブック読みましたが、大したことない、昔のよくある王道ラブストーリー。だからこそ、あれほど素晴らしいドラマに仕上がっていたことに改めて驚いた。セリフもかなり違うし、田中圭、林遣都、吉田鋼太郎が役を生きた姿が多くの人の琴線に触れた、そんなドラマだったんだと思う(ハッキリ言って、シナリオ読んでも春田も牧も全然愛しくならない。愛しいキャラに育て上げたのは間違いなく田中圭と林遣都)。
その役者に依存した評価を、製作陣(特に脚本家)が自分達の力と過信したとしか思えない映画。自分達の企画は、脚本は凄いと思ったの?そもそも、映画だから派手なことやりたいから始まる企画って何?描きたいテーマ、ゴールを決めて、それを伝えるために必要な要素を洗い出して、そのなかに派手な演出でもコメディでも入れていくんじゃないの?
明らかにそのステップを踏んでいない、俺らイケるでしょの自己満ストーリー。あの役者たちの力を持ってしても、ここまで切り貼りじゃ限界がある。林遣都がインタビューで、牧には変化があって、でも根底には春田さんへの想いがあると言っていたけど、なんとかそう思うことで役を成り立たせていたのでは?牧は特に、この破綻した本の一番の犠牲者。
忙しいのか知らんけど勝手に笑顔で出ていき、出ていった後に恋人に対し「今が一番生きてるって感じする」と最低発言、かと思えば飲んだあとご機嫌でイチャイチャ甘え、何も説明しないくせに「分かってくれないから一緒に暮らすビジョンが見えない」、その癖ほかの男が春田に触っているのを見るとブチギレる、恋人が倒れたことを知らされず傷ついた春田に「あんたみたいにいちいちギャーギャー言いたくない」???
大体、街のひとたちと向き合う春田の姿に惹かれ、そして2年間営業所で大切に仕事してきたはずの牧の、あれがずっとやりたかった仕事?あんな短期間での地上げに疑問ないの?春田の言うとおり「本社行った途端上から目線」の典型的なエリート。なぜこんな酷い役にした?
もっともっと、牧も苦しんでいると、春田が大好きでカッコ悪いところ見せたくなくて家を出ただけだと、花火をずっと楽しみにしていたとか、ほんの数分、実家での牧の姿を例えば入れることで描けた。林遣都なら、セリフがなくても目だけで春田への想いを表現できた。ただ一言、狸穴さんに「少し急ぎすぎじゃありませんか」と進言させるだけで、牧の葛藤を描けた。尺の問題?いやいや、牧の想いの描写より、香港の追っかけごっこ大事ですか?サウナもうどん屋もコメディとしては面白いけど、軸を犠牲するのは本末転倒。
牧の不器用で一途な想いはこの世界の軸だった、林遣都が丁寧に真摯に、演技を超えて作り上げきてくれた牧という人物を、映画で壊された気分です。ドラマの世界から変化していてもいい、でもそれならなぜ変化したのか、描写がほしかった。更に言えばコメディだらけでも爆発でもいい、でも春田と牧のラブストーリーだという軸だけは蔑ろにしてほしくなかった。脚本に大した期待はしていません。でも、申し訳ないけどドラマのあの本であれだけ素晴らしい出来になったのだから、余計なことしなければ、役者陣が素晴らしい作品に仕上げてくれたはず。
この役者陣でも補えないレベルの企画を押し進めたこと、製作側は本気で反省したほうがいい。もう牧と春田が幸せに暮らすイメージは持てず(明らかに牧の気持ちの温度が低く、確実に別れる)、悲しくなりました。
楽しみに前売券も沢山買ったので5回見たけど、正直キツイ。でも残り2枚一応消化するか・・もう割りきって役者の演技とコメディの場所だけ見に行こう。そんな気分です。
星2つは、こんな企画でも全身全霊で役を生きてくれた皆さん、特に田中圭、林遣都、吉田鋼太郎のお三方へ。俳優陣に一切非はなく、むしろあの本でよくぞここまでプロの仕事を見せてくれました。
願わくば、脚本家変えて監督も変えて、貴島Pはじめ女性陣の意見をベースに、映画はなかったこと(番外編てことでいいわ、もう)にして、ドラマの続きを、同じく深夜ドラマで描いてほしい。映画で壊された世界は忘れて、ドラマの世界線のふたりが幸せになる姿を見たい。
木を見る人。森を見る人。
ドラマ終了後、妄想祭りになっていましたからね。絵柄的に地味でも2人の距離感と実際の結婚までの段取りをニマニマ、くすっとずーっと見ていたいという方は否定的なんでしょうね。私も数回観ましたが、ドラマを見ていなさそうなおじい様、おばあ様方が屈託なく笑っている姿を見て、今回のこの映画のビジョンの一つがこれかと思っています。そこに民への要望もできる限り織り込んでいると思いますが、欲しがり民(親しみを込めて♡)には消化しきれなかったのでしょうね。制作陣も悩まれたと思います。
個人的には演出的に思うところもありますが、制作陣の伝えたい大きなテーマは理解できます。見ている方個々が求めるテーマはそれぞれあるでしょうが、少なくとも制作陣の決めたテーマはブレていなく、確かにドラマの内容を踏襲していると思います(そして私はそれに納得しています)。
また、よく言われている「2人のキャラの変化」は決して唐突ではないと、かなりの大人となってしまった私(つまり年増)は、絶妙なところをついてきたなぁ、色々考えたんだなぁと変に関心しています。
思い返してみれば、そもそもドラマ編でも本当は牧の方が子どもで我儘だった。劇場版で部長が言っていたプライドが高くかまってちゃん、そして人の心をざわつかせるドS。そして何度も春田が言っていた「勝手に決めんなよ」。
この気質はたった一年じゃ成長しなかったということ。更にすぐに遠距離恋愛となってしまって、心が不安定になっていったことは理解の範疇です。
そして、「我慢しないと決めたんで」というのも「恋」や「人のため」だけでなく「自分の仕事」にも当てはまる。だっていい頃合いの男性が「恋」のため「春田」のためだけに仕事をおざなりにするのはおかしいもの。その心情のきっかけが狸穴との出会にもあるとしたら、それも当然の流れです。そのあたりの揺れは20代ならさもありなんと思っております。
そして春田の性格自体が大味(おおらか?)で、雑味があるゆえに翻弄される姿・・。
2人のドラマ後のあり方の視点としては初期設定からぶれていないと思うし、その性格設定ならこの様な展開は自然だなと思います(重ねて言いますが演出的に思うところはあります)。
とにかく2人の心情を丁寧に、かつ出てくるであろう「他のキャラクターを掘り下げて」の意見を汲むとしたら、それこそ2クール + 「扉」なるものが必要でしょうね。
とにもかくにも俳優陣のクオリティは高かったです。特にパンフレットの写真を見て、田中さんは風体はほぼ変わらないのに完全に「春田」(動いてないのに)。あなたの番ですの翔太とまったく違うのに驚きました。お芝居そのものでもそうです。翔太じゃない。また、林さんも「おっさんずラブ」の中だけ完全に「牧」。脱帽です。
まあ、テレ朝としては小さい劇場で心理描写映画を提供するスタイルにしたくなかったでしょうから、思い切った内容にしたと思います。そして、私個人はとてもわくわくして、リピーターになりつつあります。演技と曲がいい!!
スケジュール的には本当に厳しいと思いますが、シナリオブックの前日譚+@を作って放送していたら、少しは民の気持ちも落ち着いたのかもしれないですね。
今は、円盤に副音声で2人が語ってくれるのと、メイキング映像が入ることを願ってやみません。
元気を貰いました。もう一回見たい。
1度目に観たときは、展開の早さについていくのがやっとだった。結果三角関係だということを受け入れるのに、時間がかかったのかもしれない。
2度目に観たときは、直接表現以外で、春田と牧の関係性を匂わせる感じが、ドラマの時の目で切なさを表現していた時を、思い出させた。
ニーハオの言い方、パンツ一枚で抱きつくこと、ネクタイを掴んで目線を落とすところなどなど、探していく楽しさがあった。
ライバルであっても、炎の中で部長が牧の背中を押すところは、心うたれた。随所に出てくる誰かが誰かの背中を、そっと押す優しいところが、見ているこちらの方まで…大切な人に向かい合う勇気をそっとくれる作品だった。
確かに、話を進める上で、荒いところはあったが、本来の伝えたい部分に力を注いでもらったので、コメディーの一貫として気にはならない。
最後は、切なかったが、春田と牧がそのような決断をしたことは受け入れられた。だからこそ、続編をせつに希望したい。
良いところもなくはなかったけど。。
あんなに完璧に終わらせてくれた連ドラ版。
男性同士がどうとかいう前に、人を愛する気持ちで胸を鷲掴みにしてくれた深夜に咲いた花のような連ドラでした。
公開前に流されてくる情報に、ワクワク、そして少しの不安も胸に初日に行き、もうビックリ。。。
これは。ひどすぎるのでは…と言うのが最初の感想です。
そして次の感想が、役者さんって大変だな。。。と。
最後の最後まで作中の誰の心もよくわからない。。。誰が誰をどうして好きなのかわからない。。。というか、いっそ好きなのかさえも心に響かない。
処々の映画評で星5をつけてらっしゃる方もよくおられますが、ドラマファンのコアな方達は、かなりな脳内補完をされてらっしゃるのではないかと思いました。
製作者の方々はこれでいいんですかね。。。これじゃ、連ドラもこの程度の作品と思われかねない。連ドラの余韻で無理くりファンのお財布を狙ったとしか思えません。
悲しいし。
出演の俳優さん達を他の作品で見ることもあります。とてもいいなと思う作品もある。と言うことは、ドラマや映画の質を決めるのは、俳優さんと言うよりは、脚本なのか、演出なのか。。?なぜこんな駄作になってしまったのでしょう?
犯人探しをするつもりはないけど、あまりのがっかり感に、この作品のみならず、映画の質は何が決めるのかという要因にまで思いを馳せてしまいました。
俳優さんたちを番宣であちこちのテレビでお見かけしますが、一度作品を見てしまった身としては、それでもこの作品を背負わなくてはいけない痛々しさしか感じられません。。
以下今でもモヤモヤしてるシーンです。
爆破シーン: 春田も牧もお互いを好きな気持ちが伝わってこないのに、ここに来て急にイチャつくご都合な展開。2人で座って炎の中で愛を語るシーンでは、絵として綺麗に見せるためでしょうが、胸から下の姿勢が若干(?)不自然で、おばさん、他人事ながら腰痛くなりそうでした^^; イヤイヤ、一世一代の危機だからアドレナリン全開で腰なんか痛くならないのね、と補完しましたけど…
お別れシーン: それまでにお互いを思い合う気持ちが伝わってこなかったので、最後にあっさりお互い頑張ろう、となったところでは「うん、その方が楽に生きられるし、苦しくなくていいよね、別の意味で成長したじゃん」と別方向に納得。
いいところもありました。
武蔵の爆破シーンは良かった❣️あっぱれ舞台俳優、見応え十分
ジャスの可憐な感じも良かった❣️志尊くん、最後のお腹真っ黒なとこも含めていい感じに振り切ってくれました。
連ドラ版で今まで知らなかった俳優さんを知り、今度舞台を見に行きます。今からとても楽しみです。過去の出演作も色々見ました。
もしドラマで続編が来るとしたら、全く別の物語、スタッフ、キャストで作って欲しいです。
予想を超える仕上がりにびっくり
正直、ここまで内容が濃い映画とは思いませんでした。
コメディあり、涙ありのこれこそエンターテイメントだと思います。
特に黒澤部長演じる吉田鋼太郎の演技が秀逸です。
うどん店での春田が粉まみれになるシーン。
はるたんを見つめるときのみ目がハートになっています。
一方ジャスティスを見るときは、ライバル視した目に変わっています。
顔の表情だけで、あれだけ自分の感情を表現している姿は必見です!
そして、炎の中でのはるたん。牧に「牧じゃないとやだ!」と叫ぶシーンがあります。
牧とのすれ違いが今まであっても、自分の大好きな人が隣にいれば、それで幸せという感情が爆発していました。同じシーンで、頑なに多くを語らない牧が、心を開いてくことがわかるシーンでもあり、涙なしでは見られません。
おっさんずラブのすごいことは 誰に感情移入するかで、感動シーンが変わることです。
だから何回でも観ることができるし、飽きない。
今まで4回観ましたが、もっと観たいと思っています。
最後に一番好きな言葉
黒澤部長「……かっこ悪いところも全部見せあえるのが、本当の愛なんじゃねえのかよ」
完全に蛇足
きれいにまとまったテレビドラマと打って変わって、ゴッチャゴチャの映画でした。
「予算があるからとりあえず爆発」「予算があるからゲストも豪華に」したんだろうな、よくある日本映画だな、という出来。
宣伝で「五角関係」などと言うのだからゲストの二人にもなにがしかのドラマがあるかと思いきや、五角形を五芒星をなぞることなくブツ切り。正義の兄との喧嘩も埋穴の父親との確執も回想すら無し、口で話すだけ。すごく薄い。
場面を足して脚本をこしらえたのかな?と思うほど話もブツ切り。部長の記憶喪失、土地開発と土着の商店、五角関係、せめてそのどれかに絞って広げればよかったものを全部風呂敷の上に並べている。
映画のみの方でも見やすく関係性を単純にしたのかも知れないが、単純にし過ぎてドラマってなんだったの?状態。
地味にショックだったのが、ちずがドラマ最終回で付き合ってた執事な外国人彼氏と別れてたこと。メイン二人が性別の壁を越えたのに、国の壁は越えられなかったんだ……。
最高!
なんか低いレビューが多いですが!
私や一緒に行った友人は二回見に行きました!
制作さんがむっちゃ序盤映画ってことで遊びまくっててそこが伝わるからすごく面白かった!
はるたんも全力で顔芸してて、
人間描写があーだとか辻褄があーだとかいうけど
この物語は部長と牧の暴走に翻弄される実は魅力しかないはるたんと、全てを受け入れる周囲wってのがよいのであって、
細かいことなんてよいのです。
愉快に笑えれば最高なので…
そんな破壊力が映画も満載で大好きです!!
何回見に行くのか!己れがわからない〜!
締切日に無理やり完成させたレベルの作品
私がこの作品のドラマ版のファンであったことを抜きに、映画作品として純粋に評価してみました。
この映画のコメディの部分での役者達の素晴らしい演技を素直に賞賛したいのですが星は一つだけ。
その理由は以下の点から成っています。
まず第一に、主人公春田の人間的魅力が伝わらなかったという致命的な欠陥です。
ドラマ版では登場人物の魅力が丁寧に演じられていたので、ドラマ版視聴済みの観客は彼の魅力を先に知っています。
しかしこの劇場版が初見の場合、果たして春田というキャラクターは魅力的に映るでしょうか?
帰国したその日に恋人の元にすぐに帰らず飲んできてせっかく作ってくれた食事を冷ましてしまう春田、恋人の仕事や置かれている状況を理解する努力もせずいじけた言動をする春田、コミュニケーションをとって修復を図ることもせず簡単に別れると言って牧を試すような感情的な性格の春田……
随所に春田の素直で可愛い描写はあるものの、それはドラマ版を視聴済みの我々が脳内で補える春田のキャラであり、劇場版のみの鑑賞だけでは主人公春田はドラマの時ほど魅力的ではありませんでした。
また春田のみならず、恋人の牧についても同じく彼の魅力が伝わりにくい演出で残念でした。
牧は春田の帰国一週間前までは同じ営業所勤務だったにもかかわらず、プロジェクトの極秘事項だかなんだか知りませんが春田の営業所にとって大変になるであろう問題を誰にも全く伝えていません。春田のみならず営業所の仲間ともコミュニケーションを取らない牧というキャラは冷酷に映るので、ここでもまた観客は牧に感情移入がしにくいため、なんだか魅力が伝わってこない主演2人のやりとりを見せられるという残念な流れになってしまいました。
第二に、勤務先の不動産会社のプロジェクト内容が杜撰過ぎな点です。
名の知れた不動産グループがたった1ヶ月であれだけの広範囲の土地を制覇するトッププロジェクト?は?ありえません。
ジーニアス7とかいう社運をかけて作られたチームの選抜メンバーが、わざわざ連絡なしにイチ営業所に足を運ぶ?は?ありえません。
あんなチープな演出をして、「牧と狸穴はエリート」だと言われても観客の普通の社会人は全くそう思えないでしょう。子供騙しも良いところです。
100歩譲ってコメディ要素が強いドラマ版でならあの演出は許せますが、劇場版で1900円払って観に来た観客に対しては失礼レベルのお粗末さ。ストーリーの大事な要素なんだからもっとちゃんと練ってこいと脚本家に喝を入れたくなりました。
さらにはプロジェクトの共同出資の相手会社が実は反社会で…のくだりで、社長の娘が監禁されているのを「世間にバレたら我々の会社にとってダメージになる」とかいう不自然な演出。人の命より会社?は?ありえません。
そういう強引な展開からの爆破シーン。なかなか燃え広がらず一酸化炭素中毒にもならず切迫するものが感じられない不思議な時間に、死ぬ覚悟なのかなんなのか、抱いていた想いを長々と打ち明ける春田と牧の会話に涙なんて出ませんでした。
第三に、物語の前半から牧の春田に対する想いがそれほど観客に伝わってこないため「想い合っている2人なのにすれ違ってしまう焦ったさ」のようなラブストーリーの重要な盛り上がりがなかったことです。
2人の恋がこじれる様子は物語の序盤からあったにもかかわらず、途中で急に花火に行くと約束してイチャイチャしたり、かと思えば指輪投げるほど喧嘩して、でも爆発で刺激されてあっさり仲直り…大事な2人の心の移り変わりの部分を省き過ぎていてて、劇場版のレベルにはとうてい到達しているとは思えませんでした。
随所に散りばめられたコメディ要素(サウナのシーン、小麦粉ふっ被るシーン、人工呼吸を奪い合うシーンなど)によって、一定の笑いがあるので、鑑賞中は結構笑顔にはなれるのですが、映画が終わってふと「私は1900円払ってこんな構成が杜撰でチープなコメディ映画を見に来たのか…」と愕然としてしまった、そんな作品でした。
主役の田中圭さん曰く、この劇場版で自分から手が離れた作品になったと言っていましたが、本当にそうして欲しいです。
これ以上、あの素晴らしかったドラマ版の評価を落とすようなやっつけ仕事のOL民ダマしの続編を作らないで…と切に願います。
あるファンのマナーが悪すぎた
ドラマの「おっさんずラブ」のいちファンですが、会場にいた40代くらいの女性二人のマナーが悪すぎました。
この女性二人、終始、笑う所じゃない所でもず~~~~っと、会場中に響きわたるぐらいゲラゲラキャッキャしてて超うるさかったです!!
会場の人達に“「おっさんずラブ」のファンはマナーがなってない”と思われたと思います。
同じファンとしてこういう行為、許せない……
でも、それを抜きにしても、評価は2.5くらいが妥当かと……
正直、同じ時期に見に行ったライオンキングと比べると映像の質の差が…泣
炎の中であんな話し合い?出来るわけないじゃない…
つい最近起きた悲惨な事件を思い出してしまいました。
サウナの所は笑ったけど…そこはあのドラマっぽさが出てたけど…
全体的に、ドラマではあったセンスの良さが感じられなかった。
とにかく、ちゃっちかった><
あのおじいちゃんが最後に助けてくれるんだろうな、なんて最初に分かってしまったし><
これは、スペシャルドラマでよかったと思います。。。
ドラマのファンだからこそ、そう思いました。。。
やっぱり。。。
ドラマは大好きで、最終回を見終わった時、寂しいけれど、本当に幸せな気持ちになりました。
映画の公開が近づくにつれて、インスタなどでの宣伝の雰囲気が、どんどん、自分が思っているのとは違ってきてるなあ、とは感じていました。
でも、やはり、実際に観ないとわからないよねー、と、足を運びましたが。。。
他の方も書いておられますが、二人の性格描写の荒さが、ひどい。ドラマもコメディ要素がたくさんありますが、映画のは、もう、騒ぎ過ぎ、変顔多すぎ、いらない部分多過ぎ。。。
本当に、二人は恋人同士?という疑問が最初から最後まで残ります。最後のキスシーンが、取ってつけたように感じるくらい。ドラマの最後のキスシーンは、あれだけ素敵だったのに。
それと、何よりビックリしたのは、指輪を渡すシーンが無く、ドタバタの挙句、いつのまにか牧が持っていたシーンです。
え??そこを省くか?
もったいない映画です。これって、ドラマと映画では、脚本家が違うのかしら?確かめる気にもならないけれど。
ツイッターなどでは、「最高!笑いと涙!」という言葉がよく見られましたが、私が観た回は、二回ほど、少し笑いが起きたくらいでした。
ただ、一人だけ中年女性が、1分に一回!と書いても大げさでないほど笑っていて、多分、私だけでなく、他の方も引いてしまったというのもあると思います。
それだけ本当に面白かったのならいいのですが、どう贔屓目に見ても、違う。。。
きっと、このようなコアなファン、もう、笑う気満々で来ている、画面で観れるだけで幸せ、というファンには楽しい映画なのかもしれません。でも、純粋に映画を楽しみたいと思って観ると。。。
あー!モヤモヤ!
悲しすぎる。どうしてこうなった??
映画館で隣で見ていた男性グループ客の鑑賞後の言葉。
それに共感しまくってしまい、とても悲しくなった自分。
「春田と牧って本当は仲良いの?」
「またすぐ別れそうだな」
「相性悪いカップルにしか見えん」
「結局男同士はうまくいかんってこと?」
「なんか悲しいな…」
こうにしか見えないぐらい、あまりにも二人の関係が、ちゃんと書かれてなかった、ということです。(脚本上)
ほとんど一緒に過ごさず、すれ違いばかりで、なのに死んでも一緒にいたいってどういうこと??
まったく理解できません。
なぜ互いが互いじゃないとダメなのか、そこがゴソッと抜けています。
これではなんの感情移入もできません。
あんなに素晴らしい役者さんたちが、精一杯演じてくれているのに、
こんなにも稚拙な内容の脚本。
もったいなくて残念でしかたありません。
役者さんたちは本当に素晴らしかった。
だからこそもったいない…
残念すぎます。
ちょっとまったー!!!
私はドラマ、リアタイ組ではなく、映画公開の直前、8月に入ってからだと思う。
TVでの宣伝を見て、ドラマ無料配信や総まとめ編のことを知り、初めてドラマを見ました。
引き込まれるように全7話を見て、感動し、その後の短期間に10回は見たと思います(笑)
はい。はまりました「長さより深さだと思うんです!」
そして、このドラマの続きが見れるんだと、喜び勇んで劇場へ。
しかし、、、本社へ移動になった牧が狸穴達と共に営業所へ乗り込んで来たところあたりから、何か変だぞ。と感じ始めました。(どおしたぁ?牧。牧くんて、そんなことする人でしょうか?という疑問による)
それでも、いやいやまだ始まったばかり、気を取り直して座り続けましたところ、
安っぽいドタバタ劇の中に、確かに確かにチラチラと断片的にドラマの続きがトッピングされていました。
しかし、メインの二人、どうした!?どうしたんだ!?いったい何があったんだ!?
春田と牧に関してはドラマと同一人物と思えないほど性格が変わってしまっているように見えた。短気で、取り返しのつかないような人の傷つく言葉をポンポンと発し、子供みたいな喧嘩をして、そして、なぜか?なぜか!?終盤では仲直りしている。。それも愛を誓っている(苦)
ドラマでは真逆の性格だったと思うのですが、ドラマの牧の春田への自己犠牲とか忍耐力なんて仏の域。
春田もこんな子供っぽい薄っぺらい人でしたっけ!?
いやいや、これはいったい。。?
ちょっと待った―!!!!!
そしてもうダメだ。。と完全に諦めたとどめの一発は、なぜか主任と部長のエピソード。
そんなわけないでしょー(笑)主任が部長はないでしょー(爆笑)ないわー。ないわー。
行き場のなかった二人だから?
ウケるから主任に足ドンさせたかっただけ?
蝶子さんとマロについても、ちずちゃんについても書きたいことはいっぱいあるが、、もういいや。
別にファンの希望通りにに作品を作れなんて一言も言ってない。
ドラマだって見る側に合わせようなんて考えずに、監督さんも脚本家さんも、ご自分たちの伝えたいことをストーリーに、セリフに、俳優さんの演技に載せて、突き詰めて作られたんだと思う。
だから映画も好きなように作って良いと思う。
ただしかし、制作側はドラマの人気がなぜ、あんなにも出た理由をわかっているのだろうか?
どれだけの人が、魅力的な登場人物に恋したかわかっているのだろうか?
私はメインの3人だけでなく、全ての登場人物に心を奪われましたよ。
登場人物の人となりだけは壊しちゃいけないでしょー!!!!!
だって、登場人物の魅力がこの作品の全てなんですよー!!!!!(あ、人気が出た理由言っちゃった)
映画だから、興行収入が、全国ロードショーだから、、色々理由はあるとは思うが
こんなにもファンの気持ちを裏切り、傷つけてもよいものだろうか?
ーーー以下加筆ーーー
映画に裏切られた感があり、他の方のご意見を知りたく、レビューを拝見する中で
下記のご意見が多くのファンの方の気持ちを代弁されているような気がします。
ドラマの登場人物たちは、まるで実在するかのような感覚を多くの人にに与えたと思うのです。
一緒に生きているような気持ちにさせてくれた。
そしてこのビジネスまみれの映画はドラマの人物、世界さえも消し去ってしまうほどであったと。
多くのファンを失望させたと。
「言いたいことは山ほどありますが…、一つだけ言いたいのは、昨年のドラマ終了から今までたくさんの夢を見させて頂いてありがとうございました、という事です。
映画を見たことによって「そうだこれはフィクションなんだ。春田や牧はどこにもいないんだ。あの暖かくて優しい世界もどこにもないんだ。」って目を覚ますことが出来ました。もっと言えばドラマ作りだって、映画作りだって、所詮はビジネスなんですよね。なんだかそういう生々しさだけが透けて見える映画でした。とても悲しくなりました。もう少し、夢の続きを見せて欲しかったな…」
お祭りだもん、楽しみましょうよ。
公式・キャストの皆さんも口々におっしゃっていた「お祭り」がやっと始まりました!!
ストーリーについていろいろ考えてしまうと突っ込みどころ満載なので、細かいことは気にしない!(天空不動産って海外に拠点をいくつも持ってるみたいだし、開発事業も大規模…
その点だけ見ると大企業って感じなのに、第二営業所がトップレベルの成績を上げる営業所の割には人数少ないし…不動産の営業っぽいお仕事の描写、連ドラからほとんどないし…不動産屋に勤めて20年近くになりますが、爆発に遭遇することはありません、当然)
連ドラを見ていない人には、キャスト全員でワチャワチャしてるコメディー部分を楽しんでほしいし、
連ドラからずっと待っていた人には、帰ってきたみんなの世界を楽しんでほしい。
いろいろ期待したと思うし、期待通りだったか期待外れだったかはそれぞれ違うと思うけど、
大好きなキャスト・スタッフが自信をもって作り上げた作品を一緒に見守ってほしい。
公開までの日々、いろいろな映像・イベント盛りだくさんでワクワクしたのが長ーい前夜祭。
映画がお祭り本番!
お祭りの焼きそば、冷静に考えれば高い。綿あめもついつい買っちゃうけどベタベタになるし、カロリー・・・砂糖ですよね、これ。
でもその場にいて、楽しんでいるみんなの中にいるとやっぱり楽しくなるじゃん。
この映画もそんな感じだと思うんですよね。
そんなに深く考えて観る難しい内容じゃないし、素直にこの世界に入っちゃえばいいのになぁ。
主演の田中圭さんがいろいろな場面でお話されていた、「温かい世界」がここにはある。
温かい気持ちで見たら、自分が望んだ展開じゃなかったとしても、大好きな人たちが作り上げたこの世界を受け入れられるんじゃないのかな。
牧くんが仕事優先で、春田さんに対して素っ気ないように思えてしまうのも、
やりたい仕事に抜擢されて(しかも会長の肝いり)、異動したばかりで環境も変わり、
同じ会社だから忙しいのとかいろいろわかってくれるだろうと思ってた春田さんにも文句言われちゃうし。
でもやらなきゃ仕事は溜まっていくばかりだから頑張らなきゃいけないし。
春田さんはやっと思いが通じたのに海外勤務になって、せっかく帰ってきたのに
あんまり喜んでいる風には見えないし、構ってくれないし、むしろ前より冷たいし…
自分だけが好き好き思ってる気がする…
そんなお互いの温度の差って誰にでもあり得ることだと思うんですよね。
自分も同じようなことあったなぁと思いつつも、それをこのトンデモナイ展開に組み込んで、
あまり身近に深刻に感じさせないのがすごいと思いました。
ラストシーンは・・・初見で叫ばなかった私、えらい!
まさかの・・・!!いつ渡したのさ!っていうか、いつ買ったのさ。
(いやいや、香港で買ったのもいつ渡したのさ)
その辺の描かれていない部分は、有り余る想像力でカバーしますよ。
あとは純粋に俳優陣の演技がすごい!
部長は頼りになる上司なのに、はるたんに対する乙女になるギャップが見どころだし、
牧くんは林遣都さんの「眼」で語る演技。動揺すると泳ぐ眼、強い信念の眼。
うるうるチワワと狂犬チワワ。
春田さんは「さすが田中圭」の本領発揮。
田中圭さんが演じる春田さんだから、周りの人々を愛し、周りからも愛される。
「だって春田さんだもん」ですべてが許されてしまう温かい世界。
深く考えるなと言いながらも、いろいろ書きましたが、結局のところは
「祭りなんだから一緒に楽しみましょうよ」です。
みんな幸せにな〜れ!って気分になる
邦画を映画館で観るのは久しぶりでしたが、満足しました!
ラストシーン、好きです。
「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。」なんて名言がありますが、彼らの場合は見つめ合うのでも同じ方向を見るのでもなく別々の方向を見ていて、それでも想い合える、とても素晴らしい関係性だと思います。
新たに参戦したキャラクター達も良かったですし、部長&武川さんや麻呂&蝶子さんも進展(?)が描かれて嬉しかったです。
続編があれば是非ちずも幸せになってほしい!
数字(お金)は稼げるかもしれないけれど
コアなファンではありませんがドラマに魅せられ、過剰な宣伝や展開に嫌な予感を感じながらも、あの世界観に浸れるなら…と、映画を楽しみにさっそく見に行きました。下げたハードルのさらに下を行く出来でした。
LGBTとかゲイとかいった言葉がなく、単純に純粋に"人を好きになるとは?"というテーマを貫いた希有でコミカルな恋愛ドラマが、非現実的で大味なお仕事映画に。その稚拙なストーリーとやりたかった爆破のシーンに向かって全てが組み立てられている…という印象です。
ドラマにあった丁寧な心情描写が映画ではない、と言われていてそれにも同意しますが、個人的にはキャラクターが大分ドラマから変わってしまったと感じました。それも魅力がなくなる一方向に。
悪い方向にデフォルメされすぎで辛い。応援する気になれない。
春田はいつの間に牧にベタ惚れになったのかまるでわかりません。そしてあまりに子どもっぽい。
子どもが好きと匂わせる場面なんてなかったのに、最後のあのセリフ…。とってつけたように言わせる必要があるのか。感動どころか、しらけました。
牧はそもそも春田のことをたいして好きなようにすら見えなかったのですが…。うっとうしがっている印象の方がよっぽど強いです(釣った魚にエサはやらない?)。花火のシーンの方がブラフに見えるくらい。
春田のどこを(それこそ結婚するほど)好きになったのかが映画だけだと全く見えてこない。
部長のジャスティスに対する暴力、本来は笑えないレベルだと思います。面白かったですけども。3パターン3回も、しつこいただのハラスメント。
主任の唐突なキャラ改変。コント化した異常性ばかりでカッコ良さがない…。
脚本で書ききれもしない中途半端な新キャラなんか加えた5ショットをオフィシャル本の表紙にするなら、春田・牧・部長・主任・マロの5ショットで十分でした。まあそのあたり大人の事情もあるでしょうけど…。
そして恐らく大多数が何より見たかったであろう恋人同士となった二人の日常。期待は見事に裏切られました。マグカップのグッズなんかまで作っておいて匂わせて一体何なのでしょう。
春田の帰国早々の初っ端から、牧が春田家を出て行くようにする必要性があるとも思えません。さらに最後また転勤で離れ離れで二度びっくり。
百歩譲ってその展開だとするなら、事前に二人の魅力が伝わるシーンが欲しかった。
牧サイドの役者及び事務所がイメージに傷がつくからと、本来この役は二度とやらせたくなかったのではと勘ぐってしまうくらい…(その割に最後のキスは割と濃厚でしたが)。
春田母にちゃんと牧を紹介するところ、避けては通れないシーンだろうと楽しみにしていたのですが。
春田と牧、最後、指輪はしていたけれど映画だけだと相性悪くて別れた方がいいのではとすら思いました。別れそうとも…。
続編はもう結構です。これ以上作品を汚されるくらいなら妄想で補完した方がよっぽど精神的に平和です。おそらくドラマは色んな偶然が重なっての奇跡の出来だったのでしょう。映画だから売らなきゃいけないのでしょうが、興行収入も気にしつつ、既存のファンの期待にも応え、初めて見る人にも配慮して作る力量も冷静な判断力のどちらもなかったということです。
二次創作が盛り上がりすぎたのが脚本に影響があったのかなどとも考えましたが、結局は全てが中途半端なただの駄作です。これで満足していては足元みられます。コアなファン向けアイテムで何らか補足するつもりかもしれませんが、こっちはそんなの見ません。
おっさんずラブをおすすめする時は"ただし映画を除く"と言わねばならなくなりました。
役者さんの演技の素晴らしさと奮闘ぶりに星1.5だけつけます。
ドラマを超えるのは難しい
面白かったけど、なんか違う。そうじゃないって気持ちのまま終わってしまった感じ。
部長のシーンは本当に面白い。
記憶の戻り方も爆笑でしたし、白雪姫も笑いました。
あと、片乳首隠すとか。笑
そして、はるたんのことだけ思い出せないという設定が素晴らしい!ただ、予告であのシーンは見たくなかったな。あそこは説明だけで良い。はるたんと部長のやりとりが最高だから、映画で初見したかった。
全体的にSNSや予告でネタバレしすぎ。
2時間で新しい話を作るのは大変かもしれないし、映画ならではの内容にする必要はあるかもしれないけど、爆破とかはいらなかったなー。。。
あと、牧ははるたんからいつ指輪もらったの?
そして、ラストシーン。
個人的に、りょうた/そういち呼びじゃないんだよー!やはり2人は、牧/春田さん呼びなんだよー!!
ただ、キスシーンは上手いと思いました。
ドラマの続きからして、キスシーンはやはり必要だと思いますし、かといってガッツリやってしまうと生々しくなっちゃいますし。あれぐらいが一番良いよなーと。
普段はDVDで何回も見るタイプだけど、どうしても見たくて何年ぶりかに映画館で観ました。
やはり、ドラマが素晴らしすぎて、、、思ってたほどの内容ではなかったかなーと。
踊る大捜査線やコードブルーは職業ドラマなので続編はいくらでもつくれると思うけど、おっさんずラブは3人だけの話ではなく、まわりのキャスト含めてのドラマだし、新たにストーリーを作ったり、キャスト入れ替えてまで続けるのは難しいと思うので、やはりドラマだけで終わらせるべきだったと思います。
なんとなーく、、、続編の可能性もありきの結末にしたかったのかなーなんて思いました。じゃなきゃ、また離れ離れにする必要ないもん。
個人的に続編なんか要らないので、完結を謳うのならもっと完結らしさがほしかったー。
田中圭と吉田鋼太郎は本当にスゴイ!
この2人だからこその、おっさんずラブ。
エンタメ的映画として星4つにしましたが、、、
ドラマファンからの目線からすると星2つにしたい気持ち。まぁ映画が良くなかったというより、ドラマと世界観が変わってしまったのが残念だな。
ツイッターは絶賛コメントばかりだけど、映画レビューは酷評も多く少し安心しました。
なんだか、珍しく長文レビューになりましたが、それだけドラマが好きだったってことです。笑
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