「「じゃあな」ではなく「またな」」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD 着るさんの映画レビュー(感想・評価)
「じゃあな」ではなく「またな」
最初に記しておきますが、僕はかなりのおっさんずラブ盲目ファンです。友達と一緒に2回見に行き、彼は非常に好評していたのですが……。
あえて心を鬼にして投稿させて頂きます。
ギャグ的な要素はやはり、非常に面白かったです。
これはこのメンバーの空気感ではないと出せないものだろうなぁと思うし、シアター内の他のお客様と一緒に楽しませて頂きました。
演技力も一人残らず素晴らしく、リアリティのあるもので抵抗感なく鑑賞できました。
しかし、それ以外が……。
新しいキャストや展開は、映画の尺や集客の問題としても、仕方がないと思います。僕個人ご意見としては、ジャスティスや狸穴、薫子さんも好きなキャラクターです。
でも、それ以上に既存キャラクターの掘り下げが欲しかった……!!ワガママだと分かっています。でも、ドラマ版の半分以下の掘り下げではないでしょうか?少し残念でした。
他のレビューの方々も仰られてますが、指輪!!?!!?!!!!の衝撃が凄まじい。
火の中でのプロポーズは思わずグッときてしまうものがありましたが……。
また、武川さんのキャラクター崩壊?が少し気になりました。キツい言い方をすれば、部長の恋愛の後処理をしているかのようで、何だか……。
また、2回目の観覧の前日にシーズン2が決まってしまい、本当にキャンセルしようかと考えました。男なのであまり騒げませんでしたが、Twitterのトレンドを見て非常に驚愕したことをよく覚えています。
その悲報を胸に見てしまったため、映画版が余計に悲しく感じました。
最初からこのシーズン2が決まっていたのなら、せめて最後の「じゃあな」を「またな」にして欲しかった。
今思いましたが、恋人との一時の別れにじゃあな、っていうの違和感じゃないですか……?
出来ることなら、テレビでまた会いたいなぁ、と思います。
難しい内容に、抜群の演技力で挑んだ役者さん達に天空不動産の世界を見せてもらいたい。
もしかすると、映画の短い尺でおっさんずラブの魅力を語るのは難しすぎたのかも知れません笑
そうポジティブに捉えていくことにします。