「エンタメ要素強すぎて」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD ミヤさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメ要素強すぎて
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おっさんずラブは王道のラブコメなのに、アクションや爆破等エンタメに強く走ってしまい、ドラマにあった細やかな心情描写が薄れ、物語の流れから沿わずにとって貼り付けたような胸キュンシーンには無理やり気持ちを合わなければいけない状態となり残念でした。
この監督は生の感情を照れ隠しに笑いや外しを入れる癖があると語っておられましたが、ラストシーンは正にその外しなんでしょうか?
夢、仕事、恋愛、がテーマで現実的な問題に直面する主人公達を描くのは悪くはないですが、最初からのすれ違いっ放しの恋人達は最後は綺麗に結ばれないと観客の気持ちは始終満たされる事なく欲求不満になってしまいます。
ラブコメはラブコメとして最後は無駄な余韻残すことなく、すっきりハッピーエンドで終わって欲しかった。
それがあれば、おっさんずラブファンの辛口コメントも無かった気がします。
イライラ感が色んな場面に突っ込を入れたくなってしまうのでは。
とにかくどの場面も恋愛要素としての気持ちが満たされない。
想像で満たすしかないのは残念です。
コメディ要素は少しオーバーな気もしてこちらもドラマの方が好きですが、吉田鋼太郎さんは最高だったと思います。
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