「悲しみ」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD やまさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しみ
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とにかく俳優さんの演技が素晴らしかったです。本筋のグダグダ感も、キャラクターの一貫性のなさも、突然のイベントの様な場面展開も、全ては役者さんの演技でなんとか押し通した感じでした。ドラマを通して描かれた2人や周りとの関係性や、性格、背景などを全く無視して映画を作ったんだろうなと言わざるを得ません。シナリオ本の少ないカスカスなセリフや、ト書きの少なさに唖然としました。よく映画疲れましたねとしか…。小手先で笑わせることに重点を置いているので、根幹がぐらぐら。せっかくのキャラクターは全く生かされていません。爆発もアクションも何のためにあるのか皆目見当もつきません。意味がないです。あんなにドラマで通っては助けられていたちずちゃんやお兄さんとの関係も突然断ち切られています。映画化で浮かれて、上の意向を丸呑みにして、能力のない人たちがつぎはぎして役者さん達に丸投げしたのでしょうか?…最後のシンガポール行きも牧に同性愛は罪であることを示唆させるためのものなのか単なる無知なのか考えてしまうところです。大変残念でした。
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