「良いところもなくはなかったけど。。」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD あんなさんの映画レビュー(感想・評価)
良いところもなくはなかったけど。。
あんなに完璧に終わらせてくれた連ドラ版。
男性同士がどうとかいう前に、人を愛する気持ちで胸を鷲掴みにしてくれた深夜に咲いた花のような連ドラでした。
公開前に流されてくる情報に、ワクワク、そして少しの不安も胸に初日に行き、もうビックリ。。。
これは。ひどすぎるのでは…と言うのが最初の感想です。
そして次の感想が、役者さんって大変だな。。。と。
最後の最後まで作中の誰の心もよくわからない。。。誰が誰をどうして好きなのかわからない。。。というか、いっそ好きなのかさえも心に響かない。
処々の映画評で星5をつけてらっしゃる方もよくおられますが、ドラマファンのコアな方達は、かなりな脳内補完をされてらっしゃるのではないかと思いました。
製作者の方々はこれでいいんですかね。。。これじゃ、連ドラもこの程度の作品と思われかねない。連ドラの余韻で無理くりファンのお財布を狙ったとしか思えません。
悲しいし。
出演の俳優さん達を他の作品で見ることもあります。とてもいいなと思う作品もある。と言うことは、ドラマや映画の質を決めるのは、俳優さんと言うよりは、脚本なのか、演出なのか。。?なぜこんな駄作になってしまったのでしょう?
犯人探しをするつもりはないけど、あまりのがっかり感に、この作品のみならず、映画の質は何が決めるのかという要因にまで思いを馳せてしまいました。
俳優さんたちを番宣であちこちのテレビでお見かけしますが、一度作品を見てしまった身としては、それでもこの作品を背負わなくてはいけない痛々しさしか感じられません。。
以下今でもモヤモヤしてるシーンです。
爆破シーン: 春田も牧もお互いを好きな気持ちが伝わってこないのに、ここに来て急にイチャつくご都合な展開。2人で座って炎の中で愛を語るシーンでは、絵として綺麗に見せるためでしょうが、胸から下の姿勢が若干(?)不自然で、おばさん、他人事ながら腰痛くなりそうでした^^; イヤイヤ、一世一代の危機だからアドレナリン全開で腰なんか痛くならないのね、と補完しましたけど…
お別れシーン: それまでにお互いを思い合う気持ちが伝わってこなかったので、最後にあっさりお互い頑張ろう、となったところでは「うん、その方が楽に生きられるし、苦しくなくていいよね、別の意味で成長したじゃん」と別方向に納得。
いいところもありました。
武蔵の爆破シーンは良かった❣️あっぱれ舞台俳優、見応え十分
ジャスの可憐な感じも良かった❣️志尊くん、最後のお腹真っ黒なとこも含めていい感じに振り切ってくれました。
連ドラ版で今まで知らなかった俳優さんを知り、今度舞台を見に行きます。今からとても楽しみです。過去の出演作も色々見ました。
もしドラマで続編が来るとしたら、全く別の物語、スタッフ、キャストで作って欲しいです。