「完全に蛇足」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD つわさんの映画レビュー(感想・評価)
完全に蛇足
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きれいにまとまったテレビドラマと打って変わって、ゴッチャゴチャの映画でした。
「予算があるからとりあえず爆発」「予算があるからゲストも豪華に」したんだろうな、よくある日本映画だな、という出来。
宣伝で「五角関係」などと言うのだからゲストの二人にもなにがしかのドラマがあるかと思いきや、五角形を五芒星をなぞることなくブツ切り。正義の兄との喧嘩も埋穴の父親との確執も回想すら無し、口で話すだけ。すごく薄い。
場面を足して脚本をこしらえたのかな?と思うほど話もブツ切り。部長の記憶喪失、土地開発と土着の商店、五角関係、せめてそのどれかに絞って広げればよかったものを全部風呂敷の上に並べている。
映画のみの方でも見やすく関係性を単純にしたのかも知れないが、単純にし過ぎてドラマってなんだったの?状態。
地味にショックだったのが、ちずがドラマ最終回で付き合ってた執事な外国人彼氏と別れてたこと。メイン二人が性別の壁を越えたのに、国の壁は越えられなかったんだ……。
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