「ちょっとまったー!!!」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD まるこさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとまったー!!!
私はドラマ、リアタイ組ではなく、映画公開の直前、8月に入ってからだと思う。
TVでの宣伝を見て、ドラマ無料配信や総まとめ編のことを知り、初めてドラマを見ました。
引き込まれるように全7話を見て、感動し、その後の短期間に10回は見たと思います(笑)
はい。はまりました「長さより深さだと思うんです!」
そして、このドラマの続きが見れるんだと、喜び勇んで劇場へ。
しかし、、、本社へ移動になった牧が狸穴達と共に営業所へ乗り込んで来たところあたりから、何か変だぞ。と感じ始めました。(どおしたぁ?牧。牧くんて、そんなことする人でしょうか?という疑問による)
それでも、いやいやまだ始まったばかり、気を取り直して座り続けましたところ、
安っぽいドタバタ劇の中に、確かに確かにチラチラと断片的にドラマの続きがトッピングされていました。
しかし、メインの二人、どうした!?どうしたんだ!?いったい何があったんだ!?
春田と牧に関してはドラマと同一人物と思えないほど性格が変わってしまっているように見えた。短気で、取り返しのつかないような人の傷つく言葉をポンポンと発し、子供みたいな喧嘩をして、そして、なぜか?なぜか!?終盤では仲直りしている。。それも愛を誓っている(苦)
ドラマでは真逆の性格だったと思うのですが、ドラマの牧の春田への自己犠牲とか忍耐力なんて仏の域。
春田もこんな子供っぽい薄っぺらい人でしたっけ!?
いやいや、これはいったい。。?
ちょっと待った―!!!!!
そしてもうダメだ。。と完全に諦めたとどめの一発は、なぜか主任と部長のエピソード。
そんなわけないでしょー(笑)主任が部長はないでしょー(爆笑)ないわー。ないわー。
行き場のなかった二人だから?
ウケるから主任に足ドンさせたかっただけ?
蝶子さんとマロについても、ちずちゃんについても書きたいことはいっぱいあるが、、もういいや。
別にファンの希望通りにに作品を作れなんて一言も言ってない。
ドラマだって見る側に合わせようなんて考えずに、監督さんも脚本家さんも、ご自分たちの伝えたいことをストーリーに、セリフに、俳優さんの演技に載せて、突き詰めて作られたんだと思う。
だから映画も好きなように作って良いと思う。
ただしかし、制作側はドラマの人気がなぜ、あんなにも出た理由をわかっているのだろうか?
どれだけの人が、魅力的な登場人物に恋したかわかっているのだろうか?
私はメインの3人だけでなく、全ての登場人物に心を奪われましたよ。
登場人物の人となりだけは壊しちゃいけないでしょー!!!!!
だって、登場人物の魅力がこの作品の全てなんですよー!!!!!(あ、人気が出た理由言っちゃった)
映画だから、興行収入が、全国ロードショーだから、、色々理由はあるとは思うが
こんなにもファンの気持ちを裏切り、傷つけてもよいものだろうか?
ーーー以下加筆ーーー
映画に裏切られた感があり、他の方のご意見を知りたく、レビューを拝見する中で
下記のご意見が多くのファンの方の気持ちを代弁されているような気がします。
ドラマの登場人物たちは、まるで実在するかのような感覚を多くの人にに与えたと思うのです。
一緒に生きているような気持ちにさせてくれた。
そしてこのビジネスまみれの映画はドラマの人物、世界さえも消し去ってしまうほどであったと。
多くのファンを失望させたと。
「言いたいことは山ほどありますが…、一つだけ言いたいのは、昨年のドラマ終了から今までたくさんの夢を見させて頂いてありがとうございました、という事です。
映画を見たことによって「そうだこれはフィクションなんだ。春田や牧はどこにもいないんだ。あの暖かくて優しい世界もどこにもないんだ。」って目を覚ますことが出来ました。もっと言えばドラマ作りだって、映画作りだって、所詮はビジネスなんですよね。なんだかそういう生々しさだけが透けて見える映画でした。とても悲しくなりました。もう少し、夢の続きを見せて欲しかったな…」
まるもさんへ
コメントありがとうございます。
まるもさんもこの作品を本当に大切に思っていらっしゃるのですね。
私は新参者で、ひと月くらい前にドラマ作品に知り合い、人生で一番好き。と言えるくらいの作品となりました。
すっかり虜になって、雑誌も10冊くらい購入し、インタビューも熟読。
オフィシャル本も予約購入したんですよ(笑)
インタビューで、制作側、役者さんたちの作品への情熱も伝わりましたし、だからこそ楽しみでした。
しかし、作り手側の思いと映画の仕上がりとは関係ありません。
2時間余りの中で見る人に伝わらなければならないのです。
空白の一年のことも書かれていましたね。
でも、、、それらが映画に反映されていなかったと思うのです。
本来、インタビューなどを見ることは必要のない作業だと思います。
説明書がないと理解できない映画。ではいけません。
俳優さんたちの演技はどなたも素晴らしかったと思います。
まるもさんも仰っている通り、感情の描写が雑。なのです。
必要なシーンがごっそりと抜け落ち、無駄なシーンがたくさんあったように思います。
そのために登場人物の人となりが大きく変わってしまっていると私は感じました。登場人物の人となりが、この作品の一番大きな魅力であるにもかかわらず。
制作側が手を抜いたとか言いたいのではなく、作品の仕上がりがあまりにも酷いと思うのです。
オマケですが、牧の仕事への想い。狸穴に出会ってどのような影響を受けたのか。
ちゃんと読みましたよ(笑)でも映画には入ってなかったですね。
それでもお世話になった営業所に土足で乗り込むようなこと牧はしないと今でも思いますが(笑)
続編があるのかないのか、、
あったとして見るのか見ないのか、、
今はわかりません。
でもドラマ・おっさんずラブを生涯の大切な作品として、ずっと愛し続けたいと思います。
まるもさんの作品への想いも受け取りました。
コメントありがとうございました!
私も映画視聴後モヤモヤとしてしまう部分がありました。
ですが、今はなんだかしっくりしてる部分があります。
それは、オフィシャル本やインタビューを読んだからなのですが、
もしまるこさんが、キャストの方やスタッフさんたちのインタビューを見ていらっしゃらないなら、一度是非みてほしいです。
空白の1年間、彼らがどのように生きてきたのか、それを考え抜いた上で役を生きていらっしゃるのが感じ取れました。
それでもやっぱり、勿体ない!感情の描写が雑!と思う部分はありますが、皆んながこの世界を大切にしているというのは疑いようがないのでは、、、と思えました。
ハリソンさんへ
私はショービジネスにはとんと疎いのですが、今回のように原作がない作品の場合、ベースとなるストーリーや主題のようなものはどなたが考えるのでしょうか?やはり脚本家さんですか?
ドラマで伝えたかったのは
キャッチコピーにはなっていませんが、
人を好きになるのに性別も年の差も関係ないじゃないですか。
だと私は思うんですね。
私には見つけられませんでしたが、映画でも伝えたいことがあって、あのストーリーなんだと思うのですが、、その為に爆破も誘拐も2人の大物キャスト導入も行われたと思います。
いったい誰の思い付きなのか謎なんです。
はい。主題がどうしようもなければ、演技でどうすることもできませんね。
むさしさんへ
役者さんのファンの方々は引き続き応援されると思います。
作品のファンの方々は切り捨てると思います。
私は後者なので二度と行きません。
ドラマの登場人物に心を奪われたのですが、映画の中に彼らはいませんでしたから。
役者さんの技量は映画でも、際立ってたと思います。
しかし、あの脚本、ストーリーではどうにもならないでしょう。
おかしなことに、あの祭り会場の、瞳に涙をいっぱい浮かべた美しい牧くんの顔を思い出しても、
牧くんが、俺、ホントはこんなじゃないし。春田さんにあんなこと言わないし。。言わされてるだけだし。。
なんて言ってるように感じるんですよ(笑)
コメントありがとうございました😊