「大笑いしました!」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD 肉味噌さんの映画レビュー(感想・評価)
大笑いしました!
ドラマからのファンです。
予告を見て楽しみにしていたサウナのシーンは、
予想よりもはるかに面白かったです。
そのシーンの選曲も最高!!
2回目の鑑賞の時には、「その曲使うかー!」と感心したほどです。
2回目の鑑賞の時には、
ドラマを一回見ただけ(しかも最終回の記憶はおぼろげ)の娘と一緒に行ったのですが、
純粋に「めっちゃ面白かったー!」「部長可愛い!」「これはもう一回観たいわー」と言っていました。
あと、
「生々しいシーンが少なかったのも良かった」そうです。
(ラストのキスシーンがギリのラインだったそう。)
「春田と牧のシーンが見たい」「繊細な心の描写を」だけでは、
賛否が今以上に分かれてしまうと思うし、
ライトな観客(前述のうちの娘のような)は、
観に行こうと思わないし、
観に行っても「また観たい」とは言わないのでは…と思いました。
映画にするっていうことは、そういう事なのでは…と、個人的には感じました。
悪い意味では無く。
ライトな娘と、コアな私が一緒に「楽しかった」と言い合える映画で、満足しています!
事前に「大号泣!!」という感想を、SNSでたくさん見ましたが、
ジーンとはしましたが、涙を流したり、号泣するような感じではなかったですねー。
星一つ削ったのは、
他の方も仰ってますが、
「シナリオ本を買って読んだり、
考察したりしないと心情が理解できない映画はどうなのか」
という点と、
「また離れて暮らすのに、家族というテーマはどこに?」
という2点が、わかりにくくて、引っかかったからです。
コアなファンじゃないと、そこまで考察しないし、ましてや本なんて買わないと思います。
ラストの結婚指輪も、さりげなさ過ぎて全然気付かなかった。
1回目の鑑賞の時には、
「え、お別れ?」
と思ったくらいでした。
「一緒に暮らすと嫌な部分も見えてきて…」
というセリフと、
『また遠距離恋愛をする』というシーンが、
呼応していないようにも感じました。
そこは、『一緒に暮らすのが家族』というよりも、
『お互いの夢を応援しあえるのが家族』という事を伝えたかったのかもしれませんが、
分かりにくかったです。