「恥ずかしくて人には勧められない」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD sakanaさんの映画レビュー(感想・評価)
恥ずかしくて人には勧められない
私は盲目的なファンではないので、片目を瞑って自分の気持ちを押し殺してまで高評価なんてつけられません。
そして再び春田さんや牧くや部長を見られたというだけで、手放しで喜ぶことも出来ません。
※残念ながら他人にはお勧めできない作品です。
だってこの映画を人に勧めたら、あの素晴らしいドラマまで、ごちゃごちゃで中身の無いものだと思われてしまいますから。
※無暗に高評価つけている方、Twitterで大絶賛している方、
OL民って中身の無い荒唐無稽の映画のファンって思われちゃいますよ。どんなに盛り上がっても同キャストでの続編は無いのだから、冷静になりましょうよ。
それに続編を期待する方は、やっぱりあの結末に納得していないんですよね?
ドラマ版は役者さんたちがじっくり話し合って作り上げたと田中圭さんがおっしゃってましたね。当時ドラマのシナリオを購入しましたが、あの決して深いとは言えない内容のものを役者さんが話し合い、キャラクターに深みをつけ、心から丁寧に演じてくれました。
その結果があの奇跡的に素晴らしいドラマだったのでしょう。
今回の爆破シーンは田中さんとプロデューサーは反対したのに、監督と脚本家がごねて押し通したとか。(本人談) 制作側は調子に乗ってなあなあで作ってしまったようですね。
映画を見てから公式本を買うつもりでしたが、書店でさらっと見てやめました。虚しくて。
そういえば、ドラマ第二弾は他の脚本家に変わるようですね。それは良かったです。
キャストも一新して一から作り直すそうですね。
最後に牧くん、何故シンガポール転勤なんでしょうね。
シンガポールは同性愛者に非常に厳しい国ですよ、日本よりもずっと。製作者側は調べもしなかったのですか?
その後つらい思いをするであろう牧くんを憂いてやみません。
ニャロメさん
そういえば脚本家が旅行していましたね。これで完結だから適当に選んだのかもしれませんね。後につなげる必要もないですし。コメントありがとうございます。
>こんにゃくさん
もし熟考の末シンガポールを選んだのなら、わざわざ同性愛者に対する差別の厳しい国(異性愛者にはない罰則があります)を選んだ理由は一体どんな理由なのでしょうか。さすがに製作者がそこまでの悪意を持っているとは思えないので、下調べ無しなんだろうと思った次第です。コメントありがとうございます。
熟慮の末のシンガポールなら、本編中にシンガポールを選んだ理由がセリフひとつでも入るはず。
ただ脚本家が旅行した国だからでしょう?
もし熟慮の末だとしても、本編を見てそのメッセージは受け取れないので、作品の力量不足。
失礼ですが、何故シンガポールに転勤と聞いて「制作者側は調べもしなかった」とお考えになったのでしょうか?
熟考の末のシンガポールだった可能性はないのでしょうか?