「春田と牧カップルの成長と変化が見れて更にOLが好きになった。」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD Sagittarius18k☆さんの映画レビュー(感想・評価)
春田と牧カップルの成長と変化が見れて更にOLが好きになった。
連ドラからのファンです。 コメディ要素が強いので、初見の方でも楽しめますが、どうせなら連ドラ版を今無料配信しているので、最低登場人物の人間関係は押さえて行った方が理解できます。
若い人から年配カップル迄沢山見に来ていたし、劇場内もかなり笑い声やすすり泣きが聞こえてくるので、幅広い層が楽しめる作品になっていると思います。
全キャスト続投の続編ということで、あのまま順調に発展していく春田と牧の関係を期待していたのが、その予想は裏切られました。 というのは、橋の上でのプロポーズ直後の描写は一切無く、1年2か月経過後から物語は始まっており、牧がかいがいしく手料理やお弁当を作って春田に尽くした日常は映像として殆ど出てこなかった点。 そして五角関係もありで、二人の間には気持ちのすれ違いも起きていて、春田の気持ちが盛り上がるのに牧はつれなかったり、嫉妬で喧嘩したり、長くつきあった恋人同士のリアリティがありました。
牧を好きで好きでたまらない春田(単細胞な春田らしい?)とコメディエンヌぶりが絶妙にうまい吉田鋼太郎、安定の狸穴(沢村一樹)のセクシーさやうさん臭さ、ジャス(志尊淳)のキラキラした瞳と弟感、 そして真面目なエリートの牧凌太とその美しさ(浴衣姿は恐ろしく魅力的!)など、それぞれのキャラが魅力的で非常に良かった。 武川、マロ&蝶子の3人が部長の記憶喪失を巡ってややこしい関係に一時的になったのも笑えた。 そしてメインキャスト5人のサウナバトルは、涙流す程笑った。
個人的には今回は春田の牧愛がとても可愛いかった。 花火大会でデレデレした春田が自分から手をつなぐなど、外でも自然に恋人としていられるあたりが進化していておお!と思ったし、終始、春田にとって牧は、もうこそこそ隠す相手ではなくなっていて、自分からおつきあいしている人がいると誰に聞かれても、公言している点が進歩していた。 (ドラマでの春田は、ちょっと手が触れただけで、もっと離れて歩けよと人目を気にして牧を傷つけていた。)
賛否両論あるようですが、終盤の爆破事件や炎の救出劇は、タイトルからすると、それありきでは?春田と牧もその極限のシーンがあったからこそ、最後のシーンにつながるんだと思ったし、私はその時の二人の姿が今も頭に残っていて涙が出てくる程、感動しました。
そんな風に思える相手に出会えて、お互いよかったねと。
個人的にはとにかく春田と牧カップルが好きだし、その周りのキャストも魅力的でおっさんずラブに増々はまりました。
続編で、あの続きを見せて欲しいと思います!