「おっさんずラブの「Love or Dead」から、「Love and Peace」に包まれます。」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD enさんの映画レビュー(感想・評価)
おっさんずラブの「Love or Dead」から、「Love and Peace」に包まれます。
観終わった人が、皆 幸せそうな顔をしています。私も幸せ満喫しました!
連続ドラマと同様に潔い編集で、とても心地よく最初から最後まで運ばれた感です。
ドラマで”あの後どぅなるのだろう”と種々想像していたことは、イイ意味で想像の遥か上のレベルで回答いただきましたし、全編の中で”コレとアレはこぅ繋がるのね”がいーっぱいあります。
ですので、初回よりも2回目観た方が感動が深かったです。
潔い編集 と先述しましたが、気持ち良くカットされてるでしょう箇所もあれば、特報でもお馴染みサウナシーンでは1つのサウナ部屋内で また春田と牧が本心を伝え合うシーンでは炎に囲まれた内で惜しげもなく尺をとります。
春田と牧、田中圭さんと林遣都さんというCPの尊さと凄さを再認識しました。
春田には牧、牧には春田なのです。春田が牧に、炎の中で言った言葉どおりです。
「俺、子ども大好きだからさ」のセリフには、個人的に”よくコレを牧へ伝えてくれた!”と、春田に号泣感謝しました。
「ずっと一緒にいたい」「死ぬときは一緒に」「今度生まれ変わったら」…生死を分けるシーンで愛を誓う人を これまでフィクションでも現実でも少なからず見聞きしてきました。
ですが、「死んでも牧と一緒にいたい」なんて地球最強のセリフを言う人を初めて観ました。牧スキの極みです。
泣きながらすがるように牧を抱きしめる春田に、牧がこれまであれこれ作った退路は無になり、牧の本音が表層に浮上し涙となってあふれます。
二人に「生まれてきて、この運命を決めて生まれ変わってきて良かったね」と祝福しました。
部長とジャスティスの金言もそのとおり!大感謝です。
春田と牧というCPやおっさんずラブの持つ宿命は、完結というより新たなステージにシフトしました。
半歩先の理想へ現実の進化を促し続ける役割は、まだまだ先があります。
おっさんずラブの続編を、改めて希望します!
春田や部長だけではなく、当然 牧やキャスト全員が続投で です。
今回 きっかけから結果までの過程がカットされたり、描かれなかった部分はとても大切で、観る者にとって待たれるところです。
春田と牧はもちろん部長や武川やちずほか皆の、この先の物語も見続けていきたいです。
エンドロールが上がり切っても、館内が明るくなるまでは席を立たないで そのままいてください。
それからまだ続く本編を観ないと、個人的には 観なかったも同然のシーンが残っていますので、残念とはこのことです。
おっさんずラブの「Love or Dead」から、自身が「Love and Peace」に包まれます。
改めて…春牧は無敵です。