「最後が残念 ※追記あり」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD kamitategaokaさんの映画レビュー(感想・評価)
最後が残念 ※追記あり
連続ドラマではなく映画なので、荒削りでドタバタな内容になってしまうのはある程度仕方ないと思います。
その中でも牧クンとちずチャンが友達として仲良くなっているところとか、恋人になったからこそのラブラブとイライラの入り交じり具合とか、短いシーンでもそれ以上のものを感じさせる丁寧さが光っていました。
だからこそ、最後がとても残念!
せっかくのはるたんの2度めのプロポーズが、あの割愛の仕方では酷すぎます。
はるたんのナレーションでも構わないので、さんざん出てきていた指輪を渡すところとか、それぞれの親に挨拶したところとか、二人の他愛ない幸せな日常のワンシーンもあって、改めて愛を確かめあった日々を見せてくれた後だったら、牧クンの突然の海外赴任という流れも悪くなかったと思えました。
旅立つ牧クンとの別れ方も、例えばジャスの結婚式と牧クンの出発日が重なって、はるたんがまた慌てて式場から飛び出して何とか間に合った状況なら、まったくムードがないあのキスシーンでも納得できたと思います。
はるたんが牧クンに抱きつくワンパターンな演出ではなく、はるたんが腕を広げてその胸に牧クンが包まれに行く→はるたんが牧クンにデコチューする→嬉しそうに見つめ合うぐらいの、ドラマのときの世界観を大事にしたラストシーンにして欲しかったです。
何度か見ないとわからない映画ではなく、何度も見たくなる映画を期待していただけに、あともう少し足してもらえたら満足できた作品でした。
(追記)
ちなみに、二人の仲睦まじい場面がほとんどなかったのは映画だから?男性同士の恋愛シーンはR指定になるのですか?
もしそんなことが影響していたならドラマの方が良かったです。
わざわざお金を払って見に行ったことを思うと、どんどん不満が募ってしまいました。
★4→★2に変更します。