「☆☆☆★★★ この作品の成功の大半は、アネット・ベニングの魅力に他...」リヴァプール、最後の恋 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ この作品の成功の大半は、アネット・ベニングの魅力に他...
☆☆☆★★★
この作品の成功の大半は、アネット・ベニングの魅力に他ならない。
若い頃から素敵だったけれど。年齢を重ねた今、更なる魅力を放っている。
この作品でも。段々と増して来たその深い皺を晒し、「まるで若い男に狂った女ね」(正確では無い)と言う。
実在したオスカー女優の役だけ在って、ボギーやバコール。更には『欲望という名の電車』のブランチを、一瞬だが披露する場面等は素晴らしかった。
目立たないが、1979⇄1981へのスムーズな移行。リヴァプール⇄LAへの一瞬の切り替わり。LA場面での海岸沿いのセット撮影&スクリーンプロセス等の、何気無い演出力も観ていて嬉しくなって来る。
対して話題にもならずに忘れ去られそうな雰囲気では在りますが。コステロのエンディング曲にもジワ〜っと来る等、ほろ苦い大人のラブストーリーだけに。コアな映画ファン向けに、ほんの少しだけですがオススメってところでしょうか。
2019年4月3日 恵比寿ガーデンシネマ/シアター1
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