「一緒に見た母と口論になりました」屍人荘の殺人 あんさんの映画レビュー(感想・評価)
一緒に見た母と口論になりました
公開当時に観に行きました。ワンピの映画がクソすぎて初めてレビューしたので、このクソ映画もレビューしておこうと思います。次は事故物件ですかね。
原作未読。
明智さんが序盤で死ぬとは知りませんでした。
中村倫也さんと神木隆之介くんのホームズとワトソンに期待して行ったので、そこ2人の掛け合い的なのはほぼ見られず死んでとてもびっくりしました。
最後に生きてるよーって出てきて、浜辺美波ちゃんの推理を上回る推理をしてくるのかなと思ったらそんなことは全くありませんでした。
この映画だけで話は完結しません。
誰がゾンビウイルスを撒いたのか?それは原作では続きがあるようですが、これでは仕方ありませんが不明瞭で終わります。
そもそも自分がミステリーに対して古参厨というか、硬派?というか、罪を犯すという人間のみが起こす現象に、ゾンビとかいう非現実的なものが絡んでくることすら受け入れられませんでした。あと察しの悪さで、タイトルの「屍人荘の殺人」も単に十角館の殺人的なものか〜!(今考えるとパロってあるのか)と、いかにも昔何かあっただろ的な魅力的な名前がついた館で一体どんな殺人が起こり、2人のホームズと1人のワトソンという3人でどのようにして謎を解いていくのだろう!とワクワクしていました。あと木村ひさしさんの作品はコミカルで好きだったので期待していました。(もうこの方の映画作品は期待していません。
ゾンビが出てきた時の自分の心境といったら…。は?しか出てきませんでした。
ゾンビが周りを囲むことで作られた完全密室の館。なんででしょう。受け入れられなかった。
トリックも矛盾だらけというか…。うろ覚えですが、誰かの薬を飲み物に仕込んで飲ませたんでしたっけ?睡眠薬だったかな?
えなんでそんなどれくらいの効果があるかも分からない薬を仕掛けて自信満々に殺しに行けるのって思った記憶があります。
ちょっと記憶薄れてきてますがクソ映画ってことと浜辺美波ちゃんが中村倫也ゾンビを刺して終わり、そのままエンディングに突入した時、声を出してはいけないのに皆んなから思わず出た「え…?」で劇場がざわめいていたこと、帰りに「明智が序盤で死ぬこともゾンビが出てくることも知っていたし面白かったと言う母」VS「明智が死ぬこともゾンビが出てくることも知らなかった、クソ映画だと言う自分」でゲオの駐車場で口論になったのは覚えています。帰り少し気まずかったです。
原作を読んだが映画は観ていない友人に、自分の映画の突っ込みポイントを話すと、原作とは少し違うようです。盛り上がりました。誕生日に中村倫也が表紙の原作小説をくれました。最後まで読んだ気がしますが記憶にはあまりありません。大事に取ってます。