劇場公開日 2019年6月28日

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「【ストレスと見解】」新聞記者 よっしーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【ストレスと見解】

2021年5月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ヤクザと家族視聴後、同監督というだけで
続けて視聴。前情報無し・中立的主観です。

◆キャスト
キャスト陣の演技力は高い。安心して
視聴できました。
記者側(シム)の言語指摘がありましたが、
韓国・日本の血、アメリカ在住経験という、
アイデンティティが1点ではない価値観や
日韓問題の世論背景(Twitterのリプ欄が一瞬
だけ映し出されたが)を物語るため、そして
それを全体に置いて提示するという言語レベル
が配役だと想定しました。
松坂さんも緊張感の伝わる演技力。
またこの空気感を伝えるためのカメラワークと
ライティングには非常に感銘を受けました。
全体的に引きの絵、特に上半身・上部風景
というカットが場の空気感を表現するという
日本人の空気を読むということの技術も
あるのでしょう。
(でも会議室は電気つけろよ!とは思います小並)

◆ストーリーと伝えたかったこと
一連の流れは別の方もあるのて省略し、
人のストレスに対する強弱と個々の見解を
持つことが大切だと感じました。
私たちはマスメディア・SNSの表面的な
情報を受け取り、あたかも全てが真実の
ように感じます。そうであるべきだし、
そうでありたいのですが、物事は当事者に
しか分かりえないし、正義と悪も立場が
変われば見解もことなるでしょう。
だから大切なのは、同調圧力ではなく、
個々の考えや見解で判断すること。
頑固にならず、吸収し変化させることの
重要性を学びました。

松坂さんが暴露した内容とそののち
受け取った上司からの手紙と抱えてる問題が
異なる点。仮に上司が吐き出したかったこと
と松坂さんが暴露したことが一致であれば、
ラストシーンにはならなかっただろうが。。

◆まとめ
でもでも、松坂さんは本田翼ちゃんと
妊活し妊娠させ出産してもらえた時点で
ラストシーンは十分ふさわしい結果です。
未亡人になった本田翼ちゃんはその後、
ワイが母子ともに幸せたっぷりに育てるのが
この映画のアナザーストーリーです。

よっしー