劇場公開日 2019年3月8日

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「「Time is Money」の本当の意味」運び屋 映画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「Time is Money」の本当の意味

2019年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

クリント・イーストウッド監督らしいとても丁寧で受け取りやすい映画で、事実を基にしたストーリーもやや単調に感じられたが最後まで見応えがあった。
それも10年ぶりに監督自ら主演を務めた、その醸し出す年季の入った老人の空気が厚みを増し引き締めていた。

現代の実態を伴わないインターネット社会、情報や仕事に追われ日常の尊い芽をないがしろにする若者を皮肉りつつ、お金でなんでも買える時代に唯一買えない「時間」の重みをストレートに伝えてくれる。
ただ同時に、家族の大切さを描きつつも、そのお金で豪遊し一度きりの人生を謳歌する姿も同時に投げかけてくるのがにくいところ。

もの語りたがり屋