劇場公開日 2019年3月8日

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「俳優マンの歩んできた人生が穏やかに染み渡る」運び屋 kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0俳優マンの歩んできた人生が穏やかに染み渡る

2019年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

普通のじいさんがひょんなことから麻薬の運び屋をすとになる話。

ハードボイルド……と思いきやほのぼのしてる~。
麻薬の話でありながら緊張感のない独特の空気。。
じいさんのゆったり具合に周りの怖い人達もほのぼのしちゃうのがおかしかったです。

でもゆったりはいいぞ~、ってなのが本筋ではない。
ほがらかながら年長者ならではの人生の重みを感じる演技、セリフ、プロット。

晩年を迎える俳優が自分の人生そのものを感じさせる役柄を演じる、ってのはハリー・ディーン・スタントンの『ラッキー』と同タイプ。
言葉の重みがすごいです。
俳優としての、そして人間としての歩みにグッとくる。

ただ……うーん、映画トータルで見ると個人的にはドカンとくるモノはなかったかな?
案外地味だったといいいますか。

好きなポイントは、マフィア達のメキシコ(スペイン?)訛りの英語が陽気&ギラついててかっこいいとこ。

そんなマフィアに劣らず口が悪いクリント・イーストウッドの口調もええっす。

kizkiz