劇場公開日 2019年3月8日

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「鶏がらも、いいスープが出る」運び屋 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鶏がらも、いいスープが出る

2019年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

タイトルとあらすじから、犯罪物のイメージでしたが。
「家族の大切さ」を教えてくれた作品でした。

花の品評会しか頭にない仕事人間のアール。
年を取って振りかえったら、仕事も家族もお金もない。
そこにひょんな話から「運び屋」をし始めるけど。
「ヤバイ!」と思ったのは最初だけっていう、飄々とした爺さんぶりが様になるんだなあ。
車のトランクに麻薬運んでるのに、カーラジオの音楽にノリノリって(笑)。

孫娘にに電話を切られて初めて気づく、家族の大切さ。
頭でわかっていてもそれを行動に動かさなきゃ、伝わらないのさ。

麻薬捜査官とアールの関係。1999年の「パーフェクト・ワールド」(ケビン・コスナー共演)のふたりの関係をちょっと思い出したりしました。クリス・クーパ、グッジョブ!

カーラジオやエンドロール(おまけ映像なし)の音楽も、ちょっといい感じの曲ぞろいで、今まで映画音楽もしてきたイーストウッドらしい。

「鶏ガラだっておいしいスープが出る」(褒めてます)。老いてなお主役を張れるイーストウッドに感服でした。

ゆき@おうちの中の人