「やはりイーストウッド作品」運び屋 kazu6279さんの映画レビュー(感想・評価)
やはりイーストウッド作品
Clint Eastwood最新作は麻薬の運び屋というClint Eastwood自ら主演でありながら犯罪者という新鮮な設定。
脇を固める俳優陣もBradley Cooper、Laurence Fishburne、Michael Peñaという豪華メンバーが揃い、そこも見所の一つです。
家族の確執の成り行きで、ならずして犯罪者に仕立てられた主人公は自らの犯罪行為を知った後も意に介せず、家族の為、自らの人生を謳歌する為に犯罪を継続する。
老年でありながらジョークや皮肉の数々。主演監督作品共通のいわゆる「イーストウッド節」は本作でも健在で安定の仕上がり。
そして人生を考えさせられる「悟し」もしかり。
90歳が間近に迫ったとは思えぬ監督の話術、足取や、主演でありながら少し控えた存在感。
これらが醸し出す科学反応がClint Eastwood映画の魅力といえる。
Clint Eastwood 。彼の作品を今後も追いかけていきます。
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