セカンド・アクトのレビュー・感想・評価
全2件を表示
アメリカンバッドドリームの始まり❤
仕事に学問を持ち込む事が問題。
「資本主義」と「社会主義」を学問で競い合う。つまらん話である。
対局にある様に思われているが、所詮貨幣経済の方法の違いだけ。
学歴差別をする訳では無いが、アメリカであっても、高校を卒業して15年くらいでは副店長になる事は無い。
たとえ【小売業】であってもね。
「ブルシットイクイップメント」は最初からいらないんじゃない。まぁ、日焼け止め、ヘアトリートメント剤(?)、ヘアドライヤーを僕は基本的に使った事は無い。
兎に角、消費者はウマシカでは無い。
旧国営放送で「なんとかx」とか言う放送がされているようだが、ジタバタやって日本経済は狂乱を極めた。でも、いまやほぼ二流国家になっちまった。でも、それでいいんじゃない。二流は経済であって、文化まで二流であるかどうかはまだ分からない。原状の日本映画は二流以下だろうけどね。
この映画に於けるこの経済戦争に対する具体的提案。
兎に角、人件費が問題。つまり、高卒程度が発想して成功するんだから、組織を上から削りゃ人件費が大いに浮く。そして、プレゼン、広告を出来るだけなくしゃ価格は大いに下げられる。
って事さ。
普通の「お仕事コメディ」でいいのに、強引な展開でテーマがブレブレ。
久しぶりのジェニファー・ロペス主演作。ベテランぶってシリアスドラマではなく、あくまでコメディなのが好感が持てる。しかも前半部分などほとんどロマコメの様相。「ウェディング・プランナー」や「メイド・イン・マンハッタン」などの甘口ロマコメの主演をしていたのなんて最早15年以上前になるのだけれど、案外違和感が少なかったのは驚き。結婚を意識した男女のロマコメと並行して、学歴至上主義の社会で成り上がりを目指すビジネスコメディが描かれて、少々前時代感は否めないもののこれはこれで悪くない。古くは「ワーキングガール」やらに始まって、10年ほど前にヒットした「プラダを着た悪魔」など、都会に生きる女性が恋愛と仕事を頑張る爽快なコメディと言う感じになっていくのかなぁ?と思っていた。
ただ、恋の物語はあっけなくボーイフレンドに振られて終わってしまうし、お仕事の方はなかなかマヤ(ロペス)が仕事に心血を注ぐ様子が見えてこずこちらも盛り上がってこない。新製品の開発の話が出ていよいよここからマヤの本領発揮か?!と思えば謎のボートレースのシーンに突入する不可思議さ。
さらに中盤で話は急展開。確かに社長の娘役にヴァネッサ・ハジェンズがいることに不自然さを感じていたけれど、まさかロペス演じる主人公の実娘(養子に出された)で、生き別れになった母と娘の物語へと強引に舵が切られて行くとは。40代の女性が恋と仕事だけの人生であるはずもないとはいえ、あまりに急な展開に唖然とするばかり。ようやくマヤが新製品の開発で手腕を発揮し始めても、もう養子に出した娘の存在が大きくなりすぎて完全にテーマがブレてしまった。そしてそんなデリケートなテーマを扱いながら、結局はロマコメ的な解決の仕方で終わっているのも無神経な気がするし、養子に出された娘の葛藤もその母の葛藤も実に短絡的な考察で軽く捉えられているのも、いくらライトコメディとは言え不満が残った。
いや別に、ジェニファー・ロペス主演作にそこまでの作品は期待してなどない。普通に恋とビジネスを頑張る40歳女性のコメディで良かった。下手に養子だの生き別れだのと言ったデリケートなテーマを加えてしまったことでタッチが変わってしまったし、かと言って登場人物の内面を洞察できるわけでもないという、実に不安定な作品になってしまったように感じた。
全2件を表示