影裏のレビュー・感想・評価
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見事に原作の行間を掬った作品
原作に加えられたエピソードは幾つか有るけれど、基本的には原作の行間を見事に汲み取り、登場人物の言動に心に投影させ、まさに文学の映像化に成功した作品です。
ただ、原作者、監督、俳優のメッセージや想いはそれぞれ有るでしょうが、観る人が自分の背景を負いつつ観て感じ、素直に思ったこと-どれもが正解だと思います。
叙述トリックどこいった?
とにかく白くて長くてキレイな綾野剛の生足がたくさん出てくる作品www.
なんなん?この監督は足フェチなの?!
本編とは全然関係ないのに多発してくるので、だんだん不快になってくる。
そして純文学を映像化するとお約束の、原作ぶっ潰し感www.
叙述トリックどこいった?
あのラストで観客の半数以上が、
??????????
まあ、映像作品ですからね、 なかなか文字では伝わっても、映像では理解しにくいというのは解ります。
しかもこういったスルメ感満載の作品はね。
ちょっと一緒に見に行く人を選びそうな作品ではあります。
綾野剛さんのエロ度がハンパ無かった。
彼のファンは必見。
前半は起伏も無く淡々と進むストーリー。
少し暗めな男の友情物語と言った感じ。
それに加え綺麗な景色の映像が印象的。
この先の展開が気になって、このまま終わってしまうのかと不安になりました。
そんな不安も國村隼さんが登場してから迫力が出てきてやっと作品に引き込まれてしまった印象。
作品の雰囲気が一気に崩されてしまった展開は前半の淡々としたストーリーが良かったのかもしれません。
本作。3.11に被してきた意味があるのかは疑問は残ります。
今日は都合もあり朝8時40分からの上映での観賞だったので、前半は睡魔との戦いはハンパ無かったです( ´∀`)
弱みの扱い方
最初はなんで今野は日浅みたいな奴と付き合っているんだろう、とモヤモヤしていたが終盤に近づいてくるに従って日浅の精神的な弱さに共鳴していたんだなって思った。今野の隠してきた秘密が露見したあとも普通に付き合い続ける日浅は、優しくもあり、弱みを握って利用しようとしている感じが見ていて腹立たしくもあった。
何となく付き合っている相手でも、弱みを見せてくれたらそこにはしっかりと対応することが大切なんだなと感じた。
役者の演技はいいが…
エンタメを狙ってないと言いながら、原作よりもBLを強めて、観客にすり寄っている。ストーリーの起伏より、二人の関係性を描いたつもりかもしれないが、消化不良のシーンの連続、都合よく原作に登場しない人物の出現。あまりにも観客を馬鹿にしている。役者の演技に救われた作品。
じっくり見る必要がある
俳優の演技はすばらしいのですが、ストーリーに幅がないため、少し退屈。
省ける部分と必要な部分をもう少し考えてほしいかな。
綾野剛さんの下着シーンとかはいるのかな?
その分を他のシーンに入れ換えたら、納得できるストーリーになった気がします。
じんわりと心に染みる
家族、恋人、友達との突然の別れ。誰しもが経験した事がある又はこれからするであろう言葉では言い表せない辛い出来事が震災により何万という人々に訪れた。皆、今野のように焦燥、苛立ち、諦め、絶望、僅かな望みを胸に大切な人を探し歩いたのでしょう。もう会うことの叶わない人の面影を胸に秘め、空虚な心を抱え、それでも生きていかねばならない。
想いを少しづつ昇華させ歩んで行く新たな道。最後のさんさ踊りの音色が力強く、それでも前を向いて歩んでいくんだという人々の決意を表し応援しているかのようでした。素晴らしい作品でした!
松田龍平の眼が
予告の時点で盛岡映画だと知り観賞
やたら綾野剛のパンツ姿(下着の方)がガッツリ
序盤のカット女の子?からの綾野剛かいっ!
あの盛岡弁のおばちゃん永島暎子だったんだ またもやエンドロールで知る(中村倫也も)
テレビ岩手開局記念映画らしいが、これ地元のひと観て面白いか!?
キラキラ映画作られるよりはいいけど…
綾野剛号泣してたけど、なんでか今だにわからない
当たり前だけど松田龍平はどんどん松田優作に似てきてる
特にあの空っぽの眼とか横顔
万人受けしない映画だけど地元愛で(大友監督も高校の先輩だし)
綾野剛と松田龍平ですよ
文学だ芥川賞作品の映画化だ難しそうと思わず単純に綾野剛と松田龍平の姿を愛でることで見始めてもらって、こういう温度の作品の楽しみ方を知っていただきたい。だから言う。BLっぽい。綾野剛がエロい。松田龍平がほんとに得体が知れない!!あと中村倫也が想像より斜め上のかわいさ!
難しいながら感覚的に共有
日本の映画らしい、映像と余韻が尾を引く。原作未読ですが、芥川賞を取ったとのことで、相応に深そう。
大友監督の表現が、洗練された和の様式美のイメージをたたえていて、作品を印象付ける。静かな日常のひとコマと、ボソっという会話。現代の話なのだけど、時代を超えた共通項みたいなものを、描いていると感じた。綾野剛主演のせいもあるのか、昨年公開の「楽園」と印象がダブった。
淡々とした展開で、冗長な感じはあるのだけど、自然の使い方が秀逸で、そのおかげで飽きは来なかった。風の音、雨の音、雷鳴、川のせせらぎ。それらが役者の演技の間を埋めて、茫漠とした物語に色を与えていた。
ストーリーは、よくよく考えると、かなりとんでもない人物(松田龍平演じる日浅)を描いているし、前半と後半の逆転劇はダイナミックではあるのだけど、ドラマチックな展開を徹底的に抑えていた。綾野剛演じる今野の、溢れても起伏に乏しい感情を軸に、自然の音だけを伴奏とした弾き語りのような作品に仕上げている。主旋律はあくまで静かで情緒深く、ところどころの人々のセリフは、あくまで添え物のような、ともすると雑音のようなパーカッションとなっている。その中でも、うろ覚えですが、タイトルになっている日浅の台詞「お前の見ているのは光のあたったほんの一部。人を見るときは裏っかわ、影の1番濃いところを見るんだよ」というところ。ここで、バチンと大きな音がした気がした。実際には音などしていないのだけど、そこがスイッチになり、その後日浅の実態が浮かび上がってくる。
とてもドラマチックな展開なのだけど、映像は盛り上げないし抑えを利かせ、ひたすら今野の混沌とした心情を追う。なかなか難しい演出ですよね。綾野節でそれに応えていて、この辺りは見所だろう。
といったところで、さて、序盤の綾野剛のサービスショットは、意味あったのだろうか。耽美的にはじめたかったのかな。
いろんな部分で、よくわからないところはあるけど、感じるところのある作品です。
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