「おっさんはやっぱり昔の血生臭いガンダムが好きよね~!」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 赤い炊飯のジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
おっさんはやっぱり昔の血生臭いガンダムが好きよね~!
私は小6の時に逆襲のシャアを見てその頃が一番ガンダムが好きだった世代ですが、閃光のハサウェイを見た感想はあまり良くなかったです。
そもそも、逆襲のシャアの続編を作ってほしくないと思っていたので、原作が書かれた30年前から閃光のハサウェイは否定派でした、でも当時のガンヲタの友達の中では閃光のハサウェイを絶賛している人もいました。原作は読んでないんですけど、30年前にその友達から話しを聞いているので、大まかなストーリーは知ってます。
私はガンダムユニコーンが始まった時も、否定派でした。しかし、ユニコーンは1話を見て感動してそれからはまってしまい、今では大好きな作品です。それから再びガンダムを見るようになりました。
オリジンも見る前はどうかな?と思ってたのに、これも見たら感動してはまりました。
しかし閃光のハサウェイは特に何も感じない、キャラクターに魅力を感じなかった。モビルスーツ戦はどうせCGなので、はなからどうでもいいですけど。
アニメの制作とかに関してはまったくの素人なので何が違うのか分からないんですが、例えばオリジンで、クラウレ・ハモンさんがバーで歌うシーンとか、本当に色っぽい女性が歌ってるような、ちょっとドキッとするような感覚になり、アニメの世界に引き込まれました。
でも閃光のハサウェイのギギにはそういう感覚にはなれなかった。ただ絵が動いているとしか見えない、オリジンの方がディフォルメされた絵で、閃光のハサウェイの方が写実的に描かれているのに、不思議です。あくまでも私個人の感覚的なものなんですけど。
市街地戦闘も人が死ぬ所が無く、戦争映画というより、ハリウッドのエンターテインメント映画のようでした。
私のような昔のガンダム作品に思い入れが強すぎる人にはむしろ向かない作品だと思います。
ガンダムを知らない若い人達がスタイリッシュでかっこいい映像と、アレキサンドロスの爽快な音楽を楽しむ、ミュージックビデオのような映画だと思います。
おじさんはやっぱり昔の血生臭いガンダムが好きです。逆襲のシャア以外では、ポケットの中の戦争が好き。ガンダムより、AKIRAや攻殻機動隊、パトレイバー2が好き。
すみません。
>市街地戦闘も人が死ぬ所が無く、戦争映画というより、ハリウッドのエンターテインメント映画のようでした。
ほんと同感です。市街地戦闘は、どこに逃げても一緒の状況でメインキャラはかすり傷一つ負わない現実味の無さでしたね。
コックピットから放り出された自由落下してる人質を怪我も追わせずに受け止められるし。
銃を持ったテロリストが傍で人殺ししてても平気で動画見てる図太い神経してるヒロインなのに、市街地戦だと怖かったとかキャラ設定もよく分かりませんよね。
ただ絵が動いていると感じられたのは、設定やストーリーありきで、そういう細部に現実感が無く、ご都合主義的にトントン拍子で進んでいくからだと思います。
ギュネイに簡単に握りつぶされた人を見習って欲しいです。
ポケットの中の戦争良いですよね!