劇場公開日 2019年3月15日

  • 予告編を見る

「女王ふたりの演技が光る!」ふたりの女王 メアリーとエリザベス うさぎさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5女王ふたりの演技が光る!

2020年5月1日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

邦題は「ふたりの女王」とあるが、スコットランド女王のメアリーの物語。メアリーの処刑シーンから始まり、処刑シーンで終わる。

凛として、処刑台に消えていくメアリー。一方で、イングランドに威厳をもって君臨するエリザベス。この二人の境遇の違いや、気持ちの動きがとても良く描かれている。

バージンクイーンとして、国と一生添い遂げることを決めたエリザベスだったが、結婚して、子供を産んだ若く美しいメアリーに深く嫉妬をする。さらに、イングランドの正統な王位継承者だと主張を続けるメアリーにエリザベスは、頭を悩ますのだった。

このふたりの対立を、周りの権力者たちは黙っているはずもなく、裏切りと策略がうごめく。誰も味方がいなくなったメアリーは、エリザベスに助けを求める。この2の極秘対談の緊迫した演技は見ものだ!

うさぎ