劇場公開日 2019年3月15日

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「私の気持ちを知るのは、もう一人の女王だけ」ふたりの女王 メアリーとエリザベス 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5私の気持ちを知るのは、もう一人の女王だけ

2019年3月16日
PCから投稿

裏切り、陰謀、野心、、、政略における人間の浅ましい欲望が渦巻く16世紀のスコットランドとイングランド。王位という孤独が痛ましいほどの二人の女王を、シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーが好演。シアーシャの気高さもさることながら、マーゴットの見事なほどの成りきりっぷりの見映え良さだった。
また、怖い絵展で観た「レディ・ジェーン・グレイの処刑」を思い起こす処刑シーンは、残酷さよりも気品が漂っていた。

他国の歴史(ましてやイギリスの)はなかなか知識がないために、皮膚感覚に近い理解ができずに消化不良にはなるが、風景、美術などほかの楽しみはある。

栗太郎